イベントレポート

DIAMOND KIDS COLLEGE - ダイヤモンド・キッズ・カレッジ

2011年11月16日

みんなの笑顔と元気が大集合! 『第32回DKC in 東京』イベントレポート

【日時】2011年10月10日(月・祝)《4歳〜小学1年生の部10:30〜12:30/小学2年生〜6年生の部14:00〜16:00》
【場所】東京都・駒沢オリンピック公園体育館
【参加キッズ数】4歳〜小学1年生の部168人/小学2年生〜6年生の部145人

10月10日は「体育の日」。
東京・世田谷区の駒沢オリンピック公園総合運動場(通称・駒沢公園)では、東京都と(財)東京都スポーツ文化事業団の主催による『スポーツ博覧会・東京2011』と銘打ったスペシャルイベントが開催されました。

毎年恒例となりつつあるこのイベントは、広大な駒沢公園内にあるありとあらゆる施設、競技場のすべてを使った東京都内屈指の大々的なスポーツイベントです。
たとえば、往年の名ストライカー・釜本邦茂氏によるサッカー教室、少年フットサル大会。あるいは、「24時間マラソン」などの名トレーナーとして知られるランニング・プロデューサーの坂本雄次氏のよるランニング教室。そのほかにも、熱気球などのスカイスポーツ、ツリークライミング、弓道体験、ソフトテニスやストリートダンスなどなど……じつに多種多様なスポーツ種目の体験教室が一日中行なわれます。しかもこれらはすべて無料なのです!

さらに今年は“震災復興支援スペシャルイベント”としての意味合いも持ち、公園内の中央広場では「東北三県の物産&観光フェア」、そしてフラガールたちによる「震災復興のパフォーマンス」も行なわれ、イベントに彩りを添えていました。

そして我がDKCも昨年に引き続き、このイベントに参加しました!
『第32回DKC in 東京』です。
場所は公園内の体育館。いつものように、レスリングの要素を取り入れた「心と身体を磨く」高田道場オリジナルのこの体育教室に、この日、集まってくれた元気なキッズたちは313名です。その中には実際にレスリングを習っているキッズも数多く参加をしてくれて、今年の全国チャンピオンにも輝いた強豪キッズたちの姿も見られました。

ちなみに今回、ありがたいことに事前に応募をしていただいた数は、募集定員の約3倍という高い倍率! しかし、残念ながらご応募いただきながら参加していただくことができなかったご家庭のみなさん、この場を借りておわびを申し上げます。またの機会に、ぜひご応募をお待ちしています!



さて、今回の『第32回DKC in 東京』を担当する先生たちは、DKC主宰者であり高田道場代表の高田延彦先生、メインMCを務める向井亜紀先生、岩見谷智義先生をはじめとする高田道場キッズレスリングのコーチ、レスリング経験のあるお笑い芸人・エネルギーの森さん、「救護班」のノリ先生&ミホ先生というレギュラー陣。

そして、都内近郊での開催には欠かせない存在となっている埼玉県にあるレスリングの名門校、埼玉栄中学校・高等学校の野口篤史監督とレスリング部員の皆さん、OBやご父兄の方々という強力な援軍にも、くまがや大会に引き続き集結をしていただきました。
さらに、シドニーオリンピック銀メダリストで現在は総合格闘家として活躍をされている永田克彦選手!
さらにさらに、アテネ、北京オリンピック金メダリストであり、今年9月にトルコ・イスタンブールで開催されたレスリング世界選手権で見事7度目の世界一に輝いた伊調馨選手も参加をしてくださいました!

 「今日は体育の日ということで、思いっきり身体を動かして、けがのないようがんばりましょう!」(永田選手)
「今日はレスリングを中心に楽しくやりたいと思います。よろしくお願いします!」(伊調選手)

イベント開始のまえに高田先生からキッズたちに約束のお願いがあります。
「このイベントを始めるにあたり、みんなに二つだけ守ってほしいことがあります。たった二つだけだよ。ひとつ目は“元気よく”。身体を動かすことも声を出すこともすべて元気よく。二つ目は、ジャンプ、走る、ぶつかる、すべての運動を思い切り、力一杯、全力でやってください。へたくそでもいいんだよ? 思いっきり力一杯やってください。ジャンプするときは天井に頭がぶつかるぐらいの勢いで跳んでください。よろしくお願いします」

次に永田選手によるデモンストレーション。
キッズたちに一流のレスリングの動きを間近で見てもらいます。
首投げやスープレックスで、相手をおもしろいように何度もブン投げて、世界トップレベルのテクニックを披露しました。
目を白黒させているキッズたちに向井先生が声をかけます。

「一流の選手はこんなすごいことができるけど、今日みんなにはこんなにすごいことをやってもらおうとはおもってないから安心してね! 基本中の基本を楽しくやっていくからね」

さあ、メニューのスタートです。

しっかり準備体操をして、ダッシュ/ハイハイ歩き/クマ歩き/片足ケンケン。
つぎに二人一組になり、股の中にクルクル/手と足タッチ/ほっぺたつけてグルグル。
それぞれが終わったあとにはお決まりの「ヤッター!」「イエーイ!」と大きな声でパートナーとハイタッチをします。これは、がんばった自分を認め、自分自身を褒めてあげる行為なのです。
こうして、いつものDKCのメニューを元気よくこなしていきます。



そして、ここからレスリングの基本練習です。
かまえ/タックル/トリプルバランス(マジックテープ取りゲーム)。
レスリングはほとんどのキッズが未経験なので、先生たちがわかりやすくゆっくりと丁寧に説明をします。

レスリングの基本をしっかりやったら、今度は強い先生たちを相手にグラウンドなしのスパーリング。
とってもやさしい先生たちも、この時だけはカンタンに倒れたりしないから思いっきりぶつかっていこう!
高田先生や永田先生、伊調先生の前には、ここぞとばかり長い行列ができあがります。
そう、自分の実力を試すせっかくのチャンスだから遠慮せずに闘いを挑んでいきましょう!

そして仕上げは一分間の「サーキットトレーニング」。
これは一分間のあいだに「ももあげ」、「ジャンプ」といった数種類の種目を休みなくランダムに行なうもので、筋力量を増やしたり、スピードをアップさせる効果があります。より高く、より速く、がんばればがんばっただけの成果が得られます。
また、「番外編」としてギャラリーのパパ・ママたちの中からも、このサーキットトレーニングにトライしてみます。
ふだん運動不足のパパ・ママたちはわずか1分間の運動で、ヘトヘトになります。

さらに総仕上げのこちらも恒例、「スクワット」です!
キッズ全員とトライ志願のパパ・ママが手をつなぎ、マット全体にひとつの大きな輪を作ります。
今回の目標回数は、午前の部は50回。午後の部は100回に設定されました。
「とちゅうで本当につかれちゃったり、足がガクガクになったりした子はすぐに休んでいいからね!」
と、高田先生。
しかし、ひとりの脱落者もなく全員が目標を達成しました!

すべてのメニューを完璧にこなし、最後は整理体操。
これでイベントは終了です。

向井先生
「みなさんは今日、パパとママに連れられてきた時とは比べものにならないぐらい変わっています。すごく強くなっています。その強くなった力をお友達をいじめるために使わないこと。わかりましたか? 強い力を手に入れたら、一緒に強い心を持ちましょうね!」

31回目のDKCも、みんなの笑顔と元気が大集合をした素敵なイベントとなり、大成功のうちに幕を閉じました。
東京キッズたち、またお会いしましょう!

今回のイベント終了後の高田先生の感想です。
「キッズたちがむちゃくちゃ元気で、パワーとエネルギーがすごかった!
みんなの目がキラキラと輝いていた。午後のクラスなんてあっという間に時間が経ち、
まだまだやり続けたいという思いが、キッズたちからビンビン伝わってきた。
いつものように心地よい疲れがあります。
世界選手権でのけががまだ癒えていないなか参加をしてくれた伊調馨さん、
いつも協力、参加をしてくれる永田克彦選手、
埼玉栄高校レスリング部の野口監督と選手たち。
そしてフォローをしてくれたすべてのスタッフの皆さんにも感謝です」