2012年02月02日
『東日本大震災復興支援ダイヤモンドキッズカレッジ〜被災地のみんなに笑顔を! Let's get together now!〜』イベントレポート
【日時】2011年10月16日(日)《4歳〜小学1年生の部10:30〜12:30/小学2年生〜6年生の部14:00〜16:00》
【場所】福島県・相馬市立中村第二小学校体育館
【参加キッズ数】4歳〜小学1年生の部165人 小学2年生〜6年生の部155人
2011年3月11日。
東日本大震災におきまして、多くの尊い命が失われたことに慎んで哀悼の意を表しますとともに、被害に遭われた皆様に、改めて心よりお見舞い申し上げます。
この非常事態を受け、DKCを主宰する高田道場(代表・高田延彦)では、『Let's get together now』という言葉を掲げ、少しでも被災地の方々のお力になれればと、微力ながら被災地の復興に役立てていただくため、これまでに(そして、これからも)DKCを開催した各会場や街頭での募金活動、またチャリティーTシャツの制作、販売を行なってまいりました。
被災された方々は、いまだ辛いお気持ちで日々の生活をされていることと存じます。
DKCでは被災地の方々に少しでも笑顔を、とりわけこれからの未来を背負って立つお子さん達に元気と勇気を取り戻していただきたく、2011年10月16日、福島県・相馬市立中村第二小学校体育館にて、『東日本大震災復興支援ダイヤモンドキッズカレッジ〜被災地のみんなに笑顔を! Let's get together now!〜』を開催いたしました。こちらは通常のDKCにおけるプログラム内容と何ら変わりのないイベントでしたが、ご参加いただくお子さん達に関しましては一般での募集は行なわず、現地の市役所・教育委員会の方々のご協力を得て告知をし、相馬市内の幼稚園、保育園、小学校へ通われている方を限定とさせていただきました。
前日の10月15日早朝、東京をバスで出発したDKCのスタッフ一行は、中村第二小学校にて今回のイベントに快くご賛同していただき、子ども達へのご指導を担当していただく、福島県下の県立田島高等学校、県立喜多方桐桜高等学校レスリング部の監督、選手の方々と合流をし、会場とレスリングマット4面の設営を行ないました。なお、田島高等学校の皆さんは5時間、喜多方桐桜高等学校の皆さんも4時間という時間をかけてバスにて現地入りをしていただきました。
また、北海道・十勝から十勝トテッポ工房の林克彦支配人、道東部農作物移輸出協同組合の梶原一生さん、北海道ホテルの佐藤嘉弘さんら6名と、東京からインターネット関連会社・株式会社エムアップの美藤宏一郎社長をはじめとする社員、ご友人の方々も今回のイベントに有志としてご参加いただき、参加していただいたお子さんや保護者の方々に、肉じゃが、お汁粉、焼きそば、綿菓子などを無料配布させていただくため、体育館前に特設のテントを設置を行ないました。
翌日に控えたイベントのセッティングが終わると、相馬市役所の方が大きな被害のあった「磯部地区」をご案内してくださいました。
磯部地区は相馬市内で最も津波被害が大きかったところの1つでした。
海岸沿いに設けられていた海岸堤防が複数の場所で決壊し、津波が街中に流出。多くの家屋が押し流された磯部地区は、震災から7カ月が経過してなお、その震災被害の凄まじさを色濃く残していました。津波に根こそぎ流されてしまった建物、目の前には根本からなぎ倒された電柱が転がっている。目に入るのは、家屋の基礎となる土台のコンクリートのみでした。我々DKCスタッフはただただ立ち尽くし、この地区で亡くなられた250人以上の方々のご冥福を心よりお祈りし、自然と翌日に控えたイベントに向けて身を引き締めました。
そして、当日10月16日。
予報では雨模様が心配されましたが、天候にも恵まれ、体育館前の仕出しも大盛況。
イベントも写真を見ていただくとおりです。320人もの相馬のキッズ達と思いっきり走り、大きな声を出し、身体をぶつけ合い、汗をかきました。
その時間はいつも以上にあっという間に終わってしまったという印象です。
震災以降、外で遊べなかったり、学校によっては体育館の破損などで体育の授業もままならないという状況に置かれていた相馬のキッズ達。
しかし、彼らキッズ達は、全国どこのキッズ達とも何ら変わることなく、笑顔と元気でいっぱいでした。
相馬のキッズ達のダイヤモンドよりすごいピッカピカの輝きに心から感謝します。
彼らと触れ合いながら、我々スタッフも本当にたくさんのパワーをいただきました。
キッズ達のがんばる姿、体育館内に響き渡る大きな声が、今も脳裏に焼き付いています。
今回のイベントを開催するにあたり、さまざまな紆余曲折がありました。
しかし、大変だったからこそ、その倍以上の気持ち良さ、達成感を味わいました。楽なことでは決して味わえない達成感。
大変ななかでも決してネガティブにならずに、ポジティブに目標に向かっていくこと。
今回、活動にご賛同していただいた高校生レスラーの皆さん、監督さん、そして本当に多種多様な職種からの有志の皆さん。
そしてイベント終了後、レスリングマットの搬出をお手伝いいただきましたご父兄の皆さん。
この方々全員のチームワークと総合力によってイベントが成功へと導かれました。本当にありがとうございました。
我々が共有した思い、
それは「相馬に来てよかった」「相馬でDKCを開催することができてよかった」。
そして、「私達が子ども達の心を磨くお手伝いをさせていただくことによって、逆に心を磨いていただいた」
というものです。
今回感じたことが次回以降のDKCの活動において、また実生活で何かに踏み出す時に、絶対に活かされるのではないかと思っています。
相馬のキッズ達、本当に、本当にありがとうございました!
またいつの日か、笑顔で再会できる日を心より楽しみにしています。
なお、午後の部開始前に中村第二小学校の6年生の生徒さん代表に義援金をお渡しさせていただきました。
この義援金は、くまがやドームでの募金活動から43,087円、駒沢体育館での募金活動から50,728円、難波駅前および橋本市立三石小学校体育館での募金活動から274,661円、高田道場での募金箱2,452円、武蔵小山『晶太の串』の募金箱145,224円、合計516,152円となります。
皆様からの心温まるご支援、本当にありがとうございました。
この義援金は相馬市震災孤児等支援金支給基金へ積み立て、相馬市内の震災孤児等の学業や生活費用への支援金として使っていただきます。
今後も高田道場、DKCでは、微力ながら根気よく長くこの募金活動を続けてまいりたいと思っています。
【場所】福島県・相馬市立中村第二小学校体育館
【参加キッズ数】4歳〜小学1年生の部165人 小学2年生〜6年生の部155人
2011年3月11日。
東日本大震災におきまして、多くの尊い命が失われたことに慎んで哀悼の意を表しますとともに、被害に遭われた皆様に、改めて心よりお見舞い申し上げます。
この非常事態を受け、DKCを主宰する高田道場(代表・高田延彦)では、『Let's get together now』という言葉を掲げ、少しでも被災地の方々のお力になれればと、微力ながら被災地の復興に役立てていただくため、これまでに(そして、これからも)DKCを開催した各会場や街頭での募金活動、またチャリティーTシャツの制作、販売を行なってまいりました。
被災された方々は、いまだ辛いお気持ちで日々の生活をされていることと存じます。
DKCでは被災地の方々に少しでも笑顔を、とりわけこれからの未来を背負って立つお子さん達に元気と勇気を取り戻していただきたく、2011年10月16日、福島県・相馬市立中村第二小学校体育館にて、『東日本大震災復興支援ダイヤモンドキッズカレッジ〜被災地のみんなに笑顔を! Let's get together now!〜』を開催いたしました。こちらは通常のDKCにおけるプログラム内容と何ら変わりのないイベントでしたが、ご参加いただくお子さん達に関しましては一般での募集は行なわず、現地の市役所・教育委員会の方々のご協力を得て告知をし、相馬市内の幼稚園、保育園、小学校へ通われている方を限定とさせていただきました。
前日の10月15日早朝、東京をバスで出発したDKCのスタッフ一行は、中村第二小学校にて今回のイベントに快くご賛同していただき、子ども達へのご指導を担当していただく、福島県下の県立田島高等学校、県立喜多方桐桜高等学校レスリング部の監督、選手の方々と合流をし、会場とレスリングマット4面の設営を行ないました。なお、田島高等学校の皆さんは5時間、喜多方桐桜高等学校の皆さんも4時間という時間をかけてバスにて現地入りをしていただきました。
また、北海道・十勝から十勝トテッポ工房の林克彦支配人、道東部農作物移輸出協同組合の梶原一生さん、北海道ホテルの佐藤嘉弘さんら6名と、東京からインターネット関連会社・株式会社エムアップの美藤宏一郎社長をはじめとする社員、ご友人の方々も今回のイベントに有志としてご参加いただき、参加していただいたお子さんや保護者の方々に、肉じゃが、お汁粉、焼きそば、綿菓子などを無料配布させていただくため、体育館前に特設のテントを設置を行ないました。
翌日に控えたイベントのセッティングが終わると、相馬市役所の方が大きな被害のあった「磯部地区」をご案内してくださいました。
磯部地区は相馬市内で最も津波被害が大きかったところの1つでした。
海岸沿いに設けられていた海岸堤防が複数の場所で決壊し、津波が街中に流出。多くの家屋が押し流された磯部地区は、震災から7カ月が経過してなお、その震災被害の凄まじさを色濃く残していました。津波に根こそぎ流されてしまった建物、目の前には根本からなぎ倒された電柱が転がっている。目に入るのは、家屋の基礎となる土台のコンクリートのみでした。我々DKCスタッフはただただ立ち尽くし、この地区で亡くなられた250人以上の方々のご冥福を心よりお祈りし、自然と翌日に控えたイベントに向けて身を引き締めました。
そして、当日10月16日。
予報では雨模様が心配されましたが、天候にも恵まれ、体育館前の仕出しも大盛況。
イベントも写真を見ていただくとおりです。320人もの相馬のキッズ達と思いっきり走り、大きな声を出し、身体をぶつけ合い、汗をかきました。
その時間はいつも以上にあっという間に終わってしまったという印象です。
震災以降、外で遊べなかったり、学校によっては体育館の破損などで体育の授業もままならないという状況に置かれていた相馬のキッズ達。
しかし、彼らキッズ達は、全国どこのキッズ達とも何ら変わることなく、笑顔と元気でいっぱいでした。
相馬のキッズ達のダイヤモンドよりすごいピッカピカの輝きに心から感謝します。
彼らと触れ合いながら、我々スタッフも本当にたくさんのパワーをいただきました。
キッズ達のがんばる姿、体育館内に響き渡る大きな声が、今も脳裏に焼き付いています。
今回のイベントを開催するにあたり、さまざまな紆余曲折がありました。
しかし、大変だったからこそ、その倍以上の気持ち良さ、達成感を味わいました。楽なことでは決して味わえない達成感。
大変ななかでも決してネガティブにならずに、ポジティブに目標に向かっていくこと。
今回、活動にご賛同していただいた高校生レスラーの皆さん、監督さん、そして本当に多種多様な職種からの有志の皆さん。
そしてイベント終了後、レスリングマットの搬出をお手伝いいただきましたご父兄の皆さん。
この方々全員のチームワークと総合力によってイベントが成功へと導かれました。本当にありがとうございました。
我々が共有した思い、
それは「相馬に来てよかった」「相馬でDKCを開催することができてよかった」。
そして、「私達が子ども達の心を磨くお手伝いをさせていただくことによって、逆に心を磨いていただいた」
というものです。
今回感じたことが次回以降のDKCの活動において、また実生活で何かに踏み出す時に、絶対に活かされるのではないかと思っています。
相馬のキッズ達、本当に、本当にありがとうございました!
またいつの日か、笑顔で再会できる日を心より楽しみにしています。
なお、午後の部開始前に中村第二小学校の6年生の生徒さん代表に義援金をお渡しさせていただきました。
この義援金は、くまがやドームでの募金活動から43,087円、駒沢体育館での募金活動から50,728円、難波駅前および橋本市立三石小学校体育館での募金活動から274,661円、高田道場での募金箱2,452円、武蔵小山『晶太の串』の募金箱145,224円、合計516,152円となります。
皆様からの心温まるご支援、本当にありがとうございました。
この義援金は相馬市震災孤児等支援金支給基金へ積み立て、相馬市内の震災孤児等の学業や生活費用への支援金として使っていただきます。
今後も高田道場、DKCでは、微力ながら根気よく長くこの募金活動を続けてまいりたいと思っています。