2015年12月08日
6年連続6回目!『第71回DKC in 神戸』イベントレポート
【日時】2015年11月1日(日)
《小学校3年生~6年生のクラス》9:30~12:30
《小学校1年生~2年生のクラス》14:00~17:00
【場所】兵庫・デュオこうべ(ハーバーランド/JR神戸駅前地下街内デュオドーム)
【参加人数】
《小学校3年生~6年生のクラス》98人
《小学校1年生~2年生のクラス》100人
高田道場が主催する第71回目のダイヤモンドキッズカレッジ(DKC)は、神戸で6年連続6回目の開催となりました。会場のデュオこうべはJR神戸駅と直結するショッピングエリアで、会場の真横を買い物客が通行するオープンスペースでの開催は全国でもここだけとなります。非常に珍しい形態での開催ですが、これは何よりもDKCの理念に賛同してくださったデュオこうべをはじめとするスポンサー各社のご協力の賜物です。篤く御礼申し上げます。
前日からの会場設営と撤収、当日のキッズ指導には六甲アイランド高校、神戸高塚高校、育英高校、須磨翔風高校、市立伊丹高校、猪名川高校のレスリング部の部員と先生方がボランティアで参加してくださり、きめ細かい指導で多くの子供たちにレスリングの楽しさを教えて下さいました。何よりも心強いサポートをいただき、誠にありがとうございました。
今回のDKCは午前中が小学校高学年、午後が低学年というシフトで組まれていました。どちらの回でも初参加の子が多数参加してくださいました。2度目、3度目というリピーターの方もいらっしゃいました。5年間という時間をかけて神戸の街に少しずつイベントが定着してきたことも実感することができました。
高田延彦先生は子供たちと「大きな声で挨拶をしよう」「下手っぴでもいいから全力でやろう」という2つの約束をかわします。DKCの掲げる大きな目標は、身体を動かして遊ぶことが少なくなってきた現代社会の子供たちに、身体を動かす喜びや成長を実感して自己肯定感を子供たちに知ってもらうこと。自分で決めてしまった限界や小さく閉じこもる殻を打ち破るためには、「挨拶」と「全力」はとても重要な要素となります。
さらに高田先生からは「あとで大人の先生とレスリングで試合をしてもらうからね!」と通告された子供たち。「不安な人は手を挙げて」と語りかけるといくつも手が上がります。その不安はどんなふうに克服されたのでしょうか?
向井亜紀先生の「おそうじ体操」からスタートすると、次はDKC山形大会から導入された「ぞうきんがけ」で汗を流します。ぞうきんがけをしたことがないという子供も何人かいる(そういう時代なんですね!)という状況でしたが、上半身と下半身の強化には最適ということでマットの上を元気よくぞうきんがけで走り回りました。
ケンケン、熊歩きでウォーミングアップを終えて、水分補給の休憩を挟んだ後、ここからは運動の強度が上がっていくとともに、自己肯定とお互いをたたえ合うという練習も含まれるようになります。具体的に何をやるのかというと「ヤッター!(と拳を突き上げて)イェーイ!(とハイタッチ)」をするだけなんですが、これを照れずにやるのはなかなかハードルが高いんです。
お手本を見せてと向井先生から指名された高田先生は「俺?」とびっくりしながらも恥ずかしい気持ちをかなぐり捨てて、高校生のこうへい先生と全力で「ヤッター! イェーイ!」を披露。勢い余ってハグまでしてしまうほど熱のこもった実演でした。「ヤッター! イェーイ! までが運動だからね」という高田先生の言葉にも俄然、説得力が生まれます。
カエルジャンプ、タオルを使った綱引きで自分の体の使い方を覚えた子供たちは、いよいよレスリングの練習に。吉田沙保里選手と同門の中京女子大レスリング部出身の岩見谷千恵先生、全日本学生選手権第3位の渥見祥先生、高校時代に東京都大会で優勝したお笑い芸人・エネルギーの森一弥先生といった豪華なコーチ陣が直接レスリングを指導します。正しい構えを覚えてから、正しいタックルの方法、フォールの方法と順序立てて楽しみながら教えることができるのがDKCの強みです。レスリング未経験の子供たちがどんどん成長していく姿はDKCの真骨頂、最も真価が発揮される瞬間でもあります。
「さあ、これまででどれだけのことを吸収したか、本気で先生にぶつけてみよう」高田先生の号令で子供たちは全力でタックルを仕掛けていきます。全力を出して相手にぶつかるという経験は日常生活の中ではなかな経験できないことなので子供たちも真剣です。集中力も高く、飲み込みが早いのでコーチ陣からも「神戸の子たちはうまい! モチベーションが高いね」と賞賛の声が上がっていました。
レスリングの試合の時間があっという間に終わり、子供たちはみんな先生からフォールを奪うことができました。「今日で自信がついた人は手を挙げて!」という声に、全員が挙手! 向井先生は「今日、みんなが身体で掴みとった自信をどうか大事にしてください。自信がなくなった時は今日のことを思い出してね。そして身につけた技術は友達と喧嘩したりイジメに使ってはいけません。優しい心で使ってね」と呼びかけました。
充実した表情の子供たちはマイクを向けられると「これからも腕に磨きをかけたい!」「楽しかった!」「初めての参加で不安だったけど、いっぱい力を出したら試合に勝てたので嬉しかったです」としっかりとした口調で、自分たちの言葉で話し始めました。この日培われた自信の賜物でしょう。
最後には2日後の11月3日に向井先生が誕生日を迎えることを高田先生がみんなにアナウンス。「一緒にハッピーバースデーを歌ってくれる?」と呼びかけてみんなで大合唱。サプライズで観覧していた保護者の皆様やコーチ陣からクラッカーが鳴らされて、ハッピーな空間を作ることができました。ご協力いただいた皆様には、この場を借りてお礼申し上げます。
次回のDKCは12月6日に鹿児島県で開催されます。
《小学校3年生~6年生のクラス》9:30~12:30
《小学校1年生~2年生のクラス》14:00~17:00
【場所】兵庫・デュオこうべ(ハーバーランド/JR神戸駅前地下街内デュオドーム)
【参加人数】
《小学校3年生~6年生のクラス》98人
《小学校1年生~2年生のクラス》100人
高田道場が主催する第71回目のダイヤモンドキッズカレッジ(DKC)は、神戸で6年連続6回目の開催となりました。会場のデュオこうべはJR神戸駅と直結するショッピングエリアで、会場の真横を買い物客が通行するオープンスペースでの開催は全国でもここだけとなります。非常に珍しい形態での開催ですが、これは何よりもDKCの理念に賛同してくださったデュオこうべをはじめとするスポンサー各社のご協力の賜物です。篤く御礼申し上げます。
前日からの会場設営と撤収、当日のキッズ指導には六甲アイランド高校、神戸高塚高校、育英高校、須磨翔風高校、市立伊丹高校、猪名川高校のレスリング部の部員と先生方がボランティアで参加してくださり、きめ細かい指導で多くの子供たちにレスリングの楽しさを教えて下さいました。何よりも心強いサポートをいただき、誠にありがとうございました。
今回のDKCは午前中が小学校高学年、午後が低学年というシフトで組まれていました。どちらの回でも初参加の子が多数参加してくださいました。2度目、3度目というリピーターの方もいらっしゃいました。5年間という時間をかけて神戸の街に少しずつイベントが定着してきたことも実感することができました。
高田延彦先生は子供たちと「大きな声で挨拶をしよう」「下手っぴでもいいから全力でやろう」という2つの約束をかわします。DKCの掲げる大きな目標は、身体を動かして遊ぶことが少なくなってきた現代社会の子供たちに、身体を動かす喜びや成長を実感して自己肯定感を子供たちに知ってもらうこと。自分で決めてしまった限界や小さく閉じこもる殻を打ち破るためには、「挨拶」と「全力」はとても重要な要素となります。
さらに高田先生からは「あとで大人の先生とレスリングで試合をしてもらうからね!」と通告された子供たち。「不安な人は手を挙げて」と語りかけるといくつも手が上がります。その不安はどんなふうに克服されたのでしょうか?
向井亜紀先生の「おそうじ体操」からスタートすると、次はDKC山形大会から導入された「ぞうきんがけ」で汗を流します。ぞうきんがけをしたことがないという子供も何人かいる(そういう時代なんですね!)という状況でしたが、上半身と下半身の強化には最適ということでマットの上を元気よくぞうきんがけで走り回りました。
ケンケン、熊歩きでウォーミングアップを終えて、水分補給の休憩を挟んだ後、ここからは運動の強度が上がっていくとともに、自己肯定とお互いをたたえ合うという練習も含まれるようになります。具体的に何をやるのかというと「ヤッター!(と拳を突き上げて)イェーイ!(とハイタッチ)」をするだけなんですが、これを照れずにやるのはなかなかハードルが高いんです。
お手本を見せてと向井先生から指名された高田先生は「俺?」とびっくりしながらも恥ずかしい気持ちをかなぐり捨てて、高校生のこうへい先生と全力で「ヤッター! イェーイ!」を披露。勢い余ってハグまでしてしまうほど熱のこもった実演でした。「ヤッター! イェーイ! までが運動だからね」という高田先生の言葉にも俄然、説得力が生まれます。
カエルジャンプ、タオルを使った綱引きで自分の体の使い方を覚えた子供たちは、いよいよレスリングの練習に。吉田沙保里選手と同門の中京女子大レスリング部出身の岩見谷千恵先生、全日本学生選手権第3位の渥見祥先生、高校時代に東京都大会で優勝したお笑い芸人・エネルギーの森一弥先生といった豪華なコーチ陣が直接レスリングを指導します。正しい構えを覚えてから、正しいタックルの方法、フォールの方法と順序立てて楽しみながら教えることができるのがDKCの強みです。レスリング未経験の子供たちがどんどん成長していく姿はDKCの真骨頂、最も真価が発揮される瞬間でもあります。
「さあ、これまででどれだけのことを吸収したか、本気で先生にぶつけてみよう」高田先生の号令で子供たちは全力でタックルを仕掛けていきます。全力を出して相手にぶつかるという経験は日常生活の中ではなかな経験できないことなので子供たちも真剣です。集中力も高く、飲み込みが早いのでコーチ陣からも「神戸の子たちはうまい! モチベーションが高いね」と賞賛の声が上がっていました。
レスリングの試合の時間があっという間に終わり、子供たちはみんな先生からフォールを奪うことができました。「今日で自信がついた人は手を挙げて!」という声に、全員が挙手! 向井先生は「今日、みんなが身体で掴みとった自信をどうか大事にしてください。自信がなくなった時は今日のことを思い出してね。そして身につけた技術は友達と喧嘩したりイジメに使ってはいけません。優しい心で使ってね」と呼びかけました。
充実した表情の子供たちはマイクを向けられると「これからも腕に磨きをかけたい!」「楽しかった!」「初めての参加で不安だったけど、いっぱい力を出したら試合に勝てたので嬉しかったです」としっかりとした口調で、自分たちの言葉で話し始めました。この日培われた自信の賜物でしょう。
最後には2日後の11月3日に向井先生が誕生日を迎えることを高田先生がみんなにアナウンス。「一緒にハッピーバースデーを歌ってくれる?」と呼びかけてみんなで大合唱。サプライズで観覧していた保護者の皆様やコーチ陣からクラッカーが鳴らされて、ハッピーな空間を作ることができました。ご協力いただいた皆様には、この場を借りてお礼申し上げます。
次回のDKCは12月6日に鹿児島県で開催されます。