2015年12月08日
記念すべき70回目は、山形初上陸!『第70回DKC in 山形』イベントレポート
日時】2015年10月18日(日)《小学校3年生~6年生のクラス9:30~12:30/満5歳児~小学校2年生のクラス13:30~16:00》
【場所】山形・山形市総合スポーツセンター・第一体育館
【参加キッズ数】小学校3年生~6年生のクラス 130人/小学校1年生~2年生のクラス 142人
2006年9月からスタートした高田道場のダイヤモンドキッズカレッジ(以下、DKC)が、初開催から9年、ついに70回目を迎えました! 記念すべき70回目は、紅葉シーズン真っ盛りの山形市にDKC初上陸です!
『第70回DKC in 山形』には、午前、午後あわせて272人のキッズたちが集まってくれました。会場となった山形市総合スポーツセンター・第一体育館は、6000人も収容できるとっても大きな体育館。そのため今回は、なんとレスリングマット5面を使っての開催となりました。今回の開催にあたって、指導者として参加してくれたのは、山形商業高校、山形南高校、米沢工業高校、上山明新館高校、盛岡工業高校(岩手)、巻総合高校(新潟)レスリング部の皆さんです。地元・山形からだけではなく、岩手・新潟の高校生たちもこの日のために駆けつけてくれました! また、山形市民の皆様、イベントスポンサー様、山形県レスリング協会様、ボランティアスタッフなど、多くの方々のご協力によって山形でのDKC開催が実現しております。ご協力していただいた皆さん、どうもありがとうございます!
さらにさらに、今回は特別ゲストとして、なんとオリンピックのメダリストが山形のキッズたちの応援、指導に駆けつけてくれました! 北京五輪のレスリング男子フリースタイル60キロ級で銅メダリストの湯元健一選手、ロンドン五輪のレスリング男子グレコローマン60キロ級で銅メダリストの松本隆太郎選手です! 湯元、松本の両選手はなんとメダルを首にぶらさげての登場。間近で見るオリンピックのメダルにキッズたちも大興奮です!
この日は、初開催ということもあって、レスリングをはじめて体験するということはもちろん、はじめてDKCに参加するというキッズたちばかりです。とっても大きい体育館ではじめてのレスリング、はじめてのDKC、キッズたちもちょっと緊張ぎみ? そんな緊張を吹き飛ばすくらい元気いっぱいに運動してもらうため、トレーニング開始前に高田先生、向井先生からキッズたちに以下のお約束があります。
「最初から最後まで、大きな声で返事や挨拶をすること」
「下手くそでもいいから、全力で、おもいっきり身体を動かすこと」
DKCでは毎回、キッズたちとこの2つの約束をしています。そして、キッズたちはこの約束をしっかり守ることによって最高の輝きを見せてくれます。この約束をしっかりと守ることができれば、トレーニングの終わりで行われる先生たちとのレスリング対決に勝利することができるのです。はたして、山形のキッズたちは自分たちよりも身体が何倍も大きい先生に勝つことができるかな?
まずは、キッズたちが心と身体をほぐし、おもいっきり運動をするための準備体操から。DKCではすっかりおなじみの体操となった『お掃除体操』です。お掃除の動きとダンスの動きをミックスさせた向井先生考案のオリジナル体操。音楽にあわせてリズミカルに身体を動かし、これからの運動にそなえます。緊張で表情がややかたくなっているキッズも、『お掃除体操』をすればニコニコの笑顔に早変わりです!
続いては、ダッシュの練習。ただ全力で走るだけではなく、クマ歩き、カエルジャンプ、ケンケンダッシュなど様々な動きを取り入れたダッシュを行います。そして今回ははじめて、『ぞうきんがけダッシュ』を行いました。学校の掃除の時間など、誰もが一度は経験したことがあるであろう「ぞうきんがけ」。実は、全身を使ったトレーニングとしての効果もあるのです。「ぞうきんがけ」は学校でも行っているので、この動きに関しては現役バリバリのキッズたち、とっても速い、速い!
さあ、ダッシュで身体があたたまったところで、今度は5面のレスリングマットにわかれての運動です。ふたり一組のペアを作り、様々なジャンプ、ステップを取り入れた運動を行います。そして、ここからはペアを組んでの運動となるため、はじめる前には「お願いします!」と元気な声で挨拶し、終わったら「やったー! イエーイ!!」とハイタッチをしてパートナーとよろこびを分かち合います。自分、そしてお友達が達成した素直に喜ぶことは、自分に自信をつける意味でもとっても大切なことなのです。
トレーニングも中盤。続いては、同じグループの仲間たちと協力して行うチーム対抗戦『紅白札合戦』です。レスリングマットのサークル内にばら撒かれた表が紅、裏が白の札を、みんなと協力して早く裏返しにしながら他のグループとスピードを競います。さらに、マット内はすべてヒザ立ちの体勢で移動しなければいけません。どうやったら早く終わることができるか、みんなで一緒に考え、意見を出し合いながら行っていくトレーニングなので、競争に勝ったときの喜びも格別です。
大白熱の『紅白札合戦』を終え、いよいよキッズたちは本格的なレスリングのトレーニングに突入します。まずは、基本となる『構え』から。どんなスポーツでももちろん、テレビで見るアニメのヒーローもそう、『構え』がきちんとできていなければ力を発揮することができません。先生のお手本をしっかり見て、かっこいい構えをおぼえます。
かっこいい構えを教わったら、続いては『タックル』です。ここからは先生を相手に練習を行います。まずは、おぼえたばかりの構えから、先生の腰のあたりに自分のほっぺたを付けます。次に、先生の足を抱きかかるようにして「ハグ」。しっかりと掴みます。そして最後は、自分の胸を先生にくっつけながら「体当たり」。この3つの手順で『タックル』の完成です。
ここで気をつけないといけないポイントが2つあります。ひとつめは、先生の足をしっかりと抱きかかえて「ハグ」をすること。ただ、手で押しているだけでは相手に逃げられてしまいます。ですので、逃がさないようにしっかりと「ハグ」してください。そして、「ハグ」をするとき、自分の手は相手のヒザの裏をおさえること。右手は相手の左ヒザ裏、左手は相手の右ヒザ裏をおさえることになります。こうすることでテコの要領を使うことができるため、子どもの力でも大きな先生を倒すことができるのです。
『タックル』のときに気をつけないといけない、ふたつめのポイントは、相手を倒したときにしっかりとおさえこむこと。レスリングでは相手をおさえこむことを「フォール」と言います。レスリングの試合では、相手の両肩をマットに1秒以上つけたら勝ちとなります。ですので、タックルで倒したら相手に逃げられないようにおさえこんでおかなければいけません。せっかく倒しても、おさえこまないと相手に立ち上がられてしまいます。2つのポイント、わかったかな?
さあ、先生たちとのレスリング対決に向けてトレーニングも大詰め。続いては、キッズたちにも大人気のゲーム形式のトレーニング『トリプルバランス』です。野球、サッカーなどでソックスを止めるために使うマジックテープを、先生たちが両足首、腰の3ヶ所にセット。キッズたちが時間内にテープを取ることができれば、キッズの勝利となります。ご家庭で行うときは、マジックテープのかわりにティッシュペーパーをはさんでもオッケーです。
『トリプルバランス』では、先生たちがキッズたちに取られまいと身体を動かして逃げるので、キッズたちはこの前におぼえたタックルで先生を捕まえ、動きを止めている間にマジックテープを奪わなければいけません。積極的に先生を捕まえにいくのがこのゲームの必勝法となります。
レスリングの基本も学び、いよいよ先生たちとのレスリング対決です! 身体が大きな先生たちにおそれることなく、勇気を持っておもいっきりぶつかっていきましょう。山形のキッズたちは、高校生の先生だけではなく、高田先生、さらには湯元先生、松本先生の五輪メダリストにも果敢に挑戦しました。先生との試合に勝ったキッズたちは、ニッコリ笑顔で大喜びです!
先生たちとのレスリング対決を終えて、残すトレーニングはあと2つ。そのひとつ目の種目は、1分間の『サーキットトレーニング』です。高田先生が指示する4つの運動、「ジャンプ」「バタ足」「もも上げ」「腕立てふせ」を休みなくランダムに行います。筋力量を増やしたり、俊敏性をアップさせるのに効果があるトレーニングですが、これが思っている以上にハードなのです。大人でも1分間やったらヘトヘトになるトレーニングですが、キッズたちは元気いっぱいにこのメニューもクリア!
そして、いよいよ最後のメニューは、DKC恒例、みんなで手をつないでひとつの輪になっての『全員スクワット』です。50回の目標が設定され、午前、午後ともにひとりも脱落することなく目標達成! 最後はみんなで一緒に、「ヤッター! イエーイ!!」と喜びを分かち合いました。
すべてのメニューを完璧にこなし、最後は整理体操。これでイベントは終了となります。
最後に向井先生、高田先生からキッズたちにメッセージが送られました。
向井先生「3時間前の自分を思い出して。はじめてのとこでうまくいくか不安だったよね。でも、そのときの自分が3時間以上がんばって、本気を出して、先生に挑戦して、先生に勝ちました。自分に自信を持てた人、手を挙げて(キッズたち全員が手を挙げる)。すごいことが起こったね。これは、みんなが自分で掴み取った奇跡だからね。今日、自信を持てた経験を忘れないで、これからの人生をがんばってください。もし元気がなくなったときは今日のことを思い出してください。元気、勇気の出し方を思い出してください。そして今日、みんなは強くなりました。その強くなった力でお友達をいじめるために使わないでください。自分よりも強い人にチャレンジして自分の力を確かめる、そういう人になってください」
高田先生「みんな集中力を切らさずに、しっかりと向き合って練習をしました。たいしたものです。今日はみんなに会いに山形まで来て、良かったな、いい時間ができたなと思います。ひとつだけ、君たちにとっていま、これから大事なこと。できているかな? 心が強いお兄ちゃん、お姉ちゃんになるために必要なことです。毎日毎日、外で友達とヘトヘトになるまで身体を動かして遊ぶこと。そして、おうちに帰ったらお腹が減るでしょ? たくさんご飯を食べる。たくさん身体を動かして遊んだら疲れるでしょ? お風呂に入ったらすぐに寝ましょう。身体を強くする睡眠ができます。そしてまた朝早く起きて、ご飯を食べて、同じようにたくさん外で身体を動かして、お腹をすかして、いい睡眠を取る。これを繰り返すことが君たちの年代にとって一番大事なことです。いまの時間を大事にしてください」
さらに向井先生、高田先生は、私語をせずに先生のお話を集中して聞いている山形のキッズたちにとても感心していました。そして、すべてのトレーニングをクリアしたキッズたちからは、
「トリプルバランスが難しかったけど、面白かったです」
「いろんなスポーツがいっぱいできて力になりました」
「試合で先生たちを倒して、楽しかったです」
「レスリングをはじめてやってみたら面白かったです」
という喜びあふれる言葉がたくさん出ました。
こうして、はじめての開催となった『DKC in 山形』は大成功のうちに幕を閉じました。山形のキッズたち、いまよりも元気良く、たくましい姿でまた会いましょう!
【場所】山形・山形市総合スポーツセンター・第一体育館
【参加キッズ数】小学校3年生~6年生のクラス 130人/小学校1年生~2年生のクラス 142人
2006年9月からスタートした高田道場のダイヤモンドキッズカレッジ(以下、DKC)が、初開催から9年、ついに70回目を迎えました! 記念すべき70回目は、紅葉シーズン真っ盛りの山形市にDKC初上陸です!
『第70回DKC in 山形』には、午前、午後あわせて272人のキッズたちが集まってくれました。会場となった山形市総合スポーツセンター・第一体育館は、6000人も収容できるとっても大きな体育館。そのため今回は、なんとレスリングマット5面を使っての開催となりました。今回の開催にあたって、指導者として参加してくれたのは、山形商業高校、山形南高校、米沢工業高校、上山明新館高校、盛岡工業高校(岩手)、巻総合高校(新潟)レスリング部の皆さんです。地元・山形からだけではなく、岩手・新潟の高校生たちもこの日のために駆けつけてくれました! また、山形市民の皆様、イベントスポンサー様、山形県レスリング協会様、ボランティアスタッフなど、多くの方々のご協力によって山形でのDKC開催が実現しております。ご協力していただいた皆さん、どうもありがとうございます!
さらにさらに、今回は特別ゲストとして、なんとオリンピックのメダリストが山形のキッズたちの応援、指導に駆けつけてくれました! 北京五輪のレスリング男子フリースタイル60キロ級で銅メダリストの湯元健一選手、ロンドン五輪のレスリング男子グレコローマン60キロ級で銅メダリストの松本隆太郎選手です! 湯元、松本の両選手はなんとメダルを首にぶらさげての登場。間近で見るオリンピックのメダルにキッズたちも大興奮です!
この日は、初開催ということもあって、レスリングをはじめて体験するということはもちろん、はじめてDKCに参加するというキッズたちばかりです。とっても大きい体育館ではじめてのレスリング、はじめてのDKC、キッズたちもちょっと緊張ぎみ? そんな緊張を吹き飛ばすくらい元気いっぱいに運動してもらうため、トレーニング開始前に高田先生、向井先生からキッズたちに以下のお約束があります。
「最初から最後まで、大きな声で返事や挨拶をすること」
「下手くそでもいいから、全力で、おもいっきり身体を動かすこと」
DKCでは毎回、キッズたちとこの2つの約束をしています。そして、キッズたちはこの約束をしっかり守ることによって最高の輝きを見せてくれます。この約束をしっかりと守ることができれば、トレーニングの終わりで行われる先生たちとのレスリング対決に勝利することができるのです。はたして、山形のキッズたちは自分たちよりも身体が何倍も大きい先生に勝つことができるかな?
まずは、キッズたちが心と身体をほぐし、おもいっきり運動をするための準備体操から。DKCではすっかりおなじみの体操となった『お掃除体操』です。お掃除の動きとダンスの動きをミックスさせた向井先生考案のオリジナル体操。音楽にあわせてリズミカルに身体を動かし、これからの運動にそなえます。緊張で表情がややかたくなっているキッズも、『お掃除体操』をすればニコニコの笑顔に早変わりです!
続いては、ダッシュの練習。ただ全力で走るだけではなく、クマ歩き、カエルジャンプ、ケンケンダッシュなど様々な動きを取り入れたダッシュを行います。そして今回ははじめて、『ぞうきんがけダッシュ』を行いました。学校の掃除の時間など、誰もが一度は経験したことがあるであろう「ぞうきんがけ」。実は、全身を使ったトレーニングとしての効果もあるのです。「ぞうきんがけ」は学校でも行っているので、この動きに関しては現役バリバリのキッズたち、とっても速い、速い!
さあ、ダッシュで身体があたたまったところで、今度は5面のレスリングマットにわかれての運動です。ふたり一組のペアを作り、様々なジャンプ、ステップを取り入れた運動を行います。そして、ここからはペアを組んでの運動となるため、はじめる前には「お願いします!」と元気な声で挨拶し、終わったら「やったー! イエーイ!!」とハイタッチをしてパートナーとよろこびを分かち合います。自分、そしてお友達が達成した素直に喜ぶことは、自分に自信をつける意味でもとっても大切なことなのです。
トレーニングも中盤。続いては、同じグループの仲間たちと協力して行うチーム対抗戦『紅白札合戦』です。レスリングマットのサークル内にばら撒かれた表が紅、裏が白の札を、みんなと協力して早く裏返しにしながら他のグループとスピードを競います。さらに、マット内はすべてヒザ立ちの体勢で移動しなければいけません。どうやったら早く終わることができるか、みんなで一緒に考え、意見を出し合いながら行っていくトレーニングなので、競争に勝ったときの喜びも格別です。
大白熱の『紅白札合戦』を終え、いよいよキッズたちは本格的なレスリングのトレーニングに突入します。まずは、基本となる『構え』から。どんなスポーツでももちろん、テレビで見るアニメのヒーローもそう、『構え』がきちんとできていなければ力を発揮することができません。先生のお手本をしっかり見て、かっこいい構えをおぼえます。
かっこいい構えを教わったら、続いては『タックル』です。ここからは先生を相手に練習を行います。まずは、おぼえたばかりの構えから、先生の腰のあたりに自分のほっぺたを付けます。次に、先生の足を抱きかかるようにして「ハグ」。しっかりと掴みます。そして最後は、自分の胸を先生にくっつけながら「体当たり」。この3つの手順で『タックル』の完成です。
ここで気をつけないといけないポイントが2つあります。ひとつめは、先生の足をしっかりと抱きかかえて「ハグ」をすること。ただ、手で押しているだけでは相手に逃げられてしまいます。ですので、逃がさないようにしっかりと「ハグ」してください。そして、「ハグ」をするとき、自分の手は相手のヒザの裏をおさえること。右手は相手の左ヒザ裏、左手は相手の右ヒザ裏をおさえることになります。こうすることでテコの要領を使うことができるため、子どもの力でも大きな先生を倒すことができるのです。
『タックル』のときに気をつけないといけない、ふたつめのポイントは、相手を倒したときにしっかりとおさえこむこと。レスリングでは相手をおさえこむことを「フォール」と言います。レスリングの試合では、相手の両肩をマットに1秒以上つけたら勝ちとなります。ですので、タックルで倒したら相手に逃げられないようにおさえこんでおかなければいけません。せっかく倒しても、おさえこまないと相手に立ち上がられてしまいます。2つのポイント、わかったかな?
さあ、先生たちとのレスリング対決に向けてトレーニングも大詰め。続いては、キッズたちにも大人気のゲーム形式のトレーニング『トリプルバランス』です。野球、サッカーなどでソックスを止めるために使うマジックテープを、先生たちが両足首、腰の3ヶ所にセット。キッズたちが時間内にテープを取ることができれば、キッズの勝利となります。ご家庭で行うときは、マジックテープのかわりにティッシュペーパーをはさんでもオッケーです。
『トリプルバランス』では、先生たちがキッズたちに取られまいと身体を動かして逃げるので、キッズたちはこの前におぼえたタックルで先生を捕まえ、動きを止めている間にマジックテープを奪わなければいけません。積極的に先生を捕まえにいくのがこのゲームの必勝法となります。
レスリングの基本も学び、いよいよ先生たちとのレスリング対決です! 身体が大きな先生たちにおそれることなく、勇気を持っておもいっきりぶつかっていきましょう。山形のキッズたちは、高校生の先生だけではなく、高田先生、さらには湯元先生、松本先生の五輪メダリストにも果敢に挑戦しました。先生との試合に勝ったキッズたちは、ニッコリ笑顔で大喜びです!
先生たちとのレスリング対決を終えて、残すトレーニングはあと2つ。そのひとつ目の種目は、1分間の『サーキットトレーニング』です。高田先生が指示する4つの運動、「ジャンプ」「バタ足」「もも上げ」「腕立てふせ」を休みなくランダムに行います。筋力量を増やしたり、俊敏性をアップさせるのに効果があるトレーニングですが、これが思っている以上にハードなのです。大人でも1分間やったらヘトヘトになるトレーニングですが、キッズたちは元気いっぱいにこのメニューもクリア!
そして、いよいよ最後のメニューは、DKC恒例、みんなで手をつないでひとつの輪になっての『全員スクワット』です。50回の目標が設定され、午前、午後ともにひとりも脱落することなく目標達成! 最後はみんなで一緒に、「ヤッター! イエーイ!!」と喜びを分かち合いました。
すべてのメニューを完璧にこなし、最後は整理体操。これでイベントは終了となります。
最後に向井先生、高田先生からキッズたちにメッセージが送られました。
向井先生「3時間前の自分を思い出して。はじめてのとこでうまくいくか不安だったよね。でも、そのときの自分が3時間以上がんばって、本気を出して、先生に挑戦して、先生に勝ちました。自分に自信を持てた人、手を挙げて(キッズたち全員が手を挙げる)。すごいことが起こったね。これは、みんなが自分で掴み取った奇跡だからね。今日、自信を持てた経験を忘れないで、これからの人生をがんばってください。もし元気がなくなったときは今日のことを思い出してください。元気、勇気の出し方を思い出してください。そして今日、みんなは強くなりました。その強くなった力でお友達をいじめるために使わないでください。自分よりも強い人にチャレンジして自分の力を確かめる、そういう人になってください」
高田先生「みんな集中力を切らさずに、しっかりと向き合って練習をしました。たいしたものです。今日はみんなに会いに山形まで来て、良かったな、いい時間ができたなと思います。ひとつだけ、君たちにとっていま、これから大事なこと。できているかな? 心が強いお兄ちゃん、お姉ちゃんになるために必要なことです。毎日毎日、外で友達とヘトヘトになるまで身体を動かして遊ぶこと。そして、おうちに帰ったらお腹が減るでしょ? たくさんご飯を食べる。たくさん身体を動かして遊んだら疲れるでしょ? お風呂に入ったらすぐに寝ましょう。身体を強くする睡眠ができます。そしてまた朝早く起きて、ご飯を食べて、同じようにたくさん外で身体を動かして、お腹をすかして、いい睡眠を取る。これを繰り返すことが君たちの年代にとって一番大事なことです。いまの時間を大事にしてください」
さらに向井先生、高田先生は、私語をせずに先生のお話を集中して聞いている山形のキッズたちにとても感心していました。そして、すべてのトレーニングをクリアしたキッズたちからは、
「トリプルバランスが難しかったけど、面白かったです」
「いろんなスポーツがいっぱいできて力になりました」
「試合で先生たちを倒して、楽しかったです」
「レスリングをはじめてやってみたら面白かったです」
という喜びあふれる言葉がたくさん出ました。
こうして、はじめての開催となった『DKC in 山形』は大成功のうちに幕を閉じました。山形のキッズたち、いまよりも元気良く、たくましい姿でまた会いましょう!