2015年09月03日
広島県グリーンアリーナ武道場にて!『第68回 DKC in 広島』イベントレポート!
【日時】2015年7月12日(日)
《小学校1年生~2年生のクラス》9:30~12:30
《小学校3年生~6年生のクラス》14:00~17:00
【場所】広島・広島県立総合体育館グリーンアリーナ武道場
【参加人数】
《小学校1年生~2年生のクラス》102人
《小学校3年生~6年生のクラス》104人
68回目を数えるダイヤモンドキッズカレッジは中国地方最大の都市・広島で1年ぶり3回目の開催となりました。小学1~2年生が参加した午前の部、小学3~6年生が参加した午後の部ともに各100名を超える子どもたちが、梅雨明け前にもかかわらず真夏のような暑さとなった広島の地で汗を流しました。
今回のDKCはには地元から広島国際学院高等学校レスリング部、広島県立広島国泰寺高等学校レスリング部、広島県立三次高等学校レスリング部、広島県レスリング協会の皆さんがボランティアで参加してくださいました。前日からマットの設営、当日はキッズたちのレスリング指導と広島の子どもたちのために一肌脱いでくださいました。皆様なくしてDKCは実現しませんでした。DKCの理念に賛同して下さり、熱心にサポートしてくださるスポンサー企業の各社の皆様にも、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
高田道場からは高田延彦先生、向井亜紀先生をはじめ岩見谷智義先生や千恵先生が参加しました。いつもはスキンヘッドの岩見谷先生も、今日は子どもたちに威圧感を与えてはいけないと髪を5ミリ伸ばし「彼の中ではこれ以上ないほどのロン毛なんです」とMCで向井先生から突っ込まれ、はにかんだ笑顔を浮かべていました。
レスリングを通じて、子どもたちがおもいっきり体を動かすことができる環境を作り出すのがDKCの理念です。広島では3回目の開催ですが、初参加の子どもたちも非常に多くいました。当然、レスリング自体が未経験という子も多いわけですが、それでも楽しく参加できるのがDKCのいいところ。向井先生は「今日、子どもたちの小さな肩にはいろんな“初めてのこと”がのしかかります。ストレスになるかもしれませんが、それは悪いストレスではありません。頑張ったらどこまでできるのか? 今日はそれを試してみる日です」と、DKCの開催意義を子どもたちとともに集まった保護者たちに語りかけました。
イベントは、向井先生考案のおそうじ体操からスタート! 軽快な音楽に合わせて踊りながら体をほぐした後にはダッシュ、クマ歩き、カニ歩きなど普段はめったにやらない動作で全身をくまなく使っていきます。大きな声で挨拶と返事ができるようになるため、さらには恥ずかしさから自分の能力や可能性にブレーキをかけてしまわないよう、動作の後には「やった~! イェ~イ!」と全力でお互いの健闘を讃えてアピールするように徹底した指導も行われます。
通常のメニューに加えて、今回は紅白札合戦と呼ばれるゲーム形式の競技も採用されました。膝立ちで移動しながら、紅白の札を裏返すスピードを競うというもので、全体を3チームに分けて対抗戦が行われました。各チームの指導者は作戦を練り、子どもたちに伝えることで勝ったり負けたりという中で、子どもたちも指導者も本気で何かにチャレンジする楽しさに目を輝かせていました。
そして、このあとからDKCの本番です。「この1時間で子どもたちはビックリするぐらい変わります」と向井先生も胸を張るDKCの真髄・レスリングの指導が始まりました。高田先生から子どもたちに課せられた今日のテーマは「先生たちと真剣勝負の試合をしてもらいます」というもの。この真剣勝負に挑むための武器であるレスリングの技術が、全日本学生選手権3位の渥美先生や国体2位の富岡直希先生のデモンストレーションとともに説明され、構え~タックル~抑えこみと段階的にレクチャーされました。瞬く間にレスリングの基本を吸収した子どもたちは、高田先生から「先生と真剣勝負して勝てると思う?」と聞かれると、ほぼ全員が「はい!」と挙手するほど自信をつけていました。「この分なら、いい勝負ができそうだね」と高田先生もニヤリ。
実際に試合が始まると子どもたちは臆することなく大人の先生に全力でぶつかっていきます。タックルで倒してフォールを奪うという光景があちこちで繰り広げられました。子どもたちの熱気に大人たちも当然、汗だくです。所定の時間が終わっても、子どもたちのモチベーションは一向に落ちる気配がありません。自らも胸を貸した高田先生から「あと5分でも3分でも、試合をもっとやりたいという人は?」と聞かれると全員が挙手! 延長が決まると子どもたちは大喜びで先生たちにぶつかっていきました。「子どもたちのパワーは凄いね。先生たちはプールに入ったみたいに汗でびっしょり。ヘロヘロになってるよ」と高田先生も舌を巻くほど、子どもたちのモチベーションが最大限に引き出されたかたちとなりました。
最後には大人でもキツい1分間のサーキットトレーニング、全員で手をつないでのスクワット50回というメニューを終えた子どもたちは疲れてはいるものの、汗をキラキラと輝かせながら笑顔を見せていました。
「君たちの年代はゴールデンエイジと呼ばれています。学校の勉強、国語算数理科社会も大事だけど、それと同じくらい、あるいはそれ以上にもっと大事なのが友達と全力で体を動かすことなんです。体を動かせばお腹が減って、ご飯がたくさん食べられるようになり、疲れてるからいい睡眠も取れます。これを繰り返すことで、大きくなった時に苦しい時、辛い時があってもそれを乗り越える土台を作っていくんです。そうやって体を動かす時間を家の人と相談しながら作ってみてください」
なぜ運動が必要なのか。子どもたちだからといって頭ごなしに言うことなく、わかりやすくロジカルな説明で語りかけた高田先生は「今日は広島に来られて本当に良かった。ボランティアで参加してくれた先生方も、我々DKCスタッフもいい時間を作れたなと思っています。最高の時間ができました。本当にありがとう! また来年も広島に来たいと思います」と総括しました。
この日の会場では次回9月13日に開催されるDKCで、開催地である岩手・宮古の子どもたちに寄付される募金活動も行われ、13,270円が集まりました。集まった寄付は岩手県宮古市へ被災した子どもたちの為に宮古市教育振興基金に寄付される予定になっています。
《小学校1年生~2年生のクラス》9:30~12:30
《小学校3年生~6年生のクラス》14:00~17:00
【場所】広島・広島県立総合体育館グリーンアリーナ武道場
【参加人数】
《小学校1年生~2年生のクラス》102人
《小学校3年生~6年生のクラス》104人
68回目を数えるダイヤモンドキッズカレッジは中国地方最大の都市・広島で1年ぶり3回目の開催となりました。小学1~2年生が参加した午前の部、小学3~6年生が参加した午後の部ともに各100名を超える子どもたちが、梅雨明け前にもかかわらず真夏のような暑さとなった広島の地で汗を流しました。
今回のDKCはには地元から広島国際学院高等学校レスリング部、広島県立広島国泰寺高等学校レスリング部、広島県立三次高等学校レスリング部、広島県レスリング協会の皆さんがボランティアで参加してくださいました。前日からマットの設営、当日はキッズたちのレスリング指導と広島の子どもたちのために一肌脱いでくださいました。皆様なくしてDKCは実現しませんでした。DKCの理念に賛同して下さり、熱心にサポートしてくださるスポンサー企業の各社の皆様にも、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
高田道場からは高田延彦先生、向井亜紀先生をはじめ岩見谷智義先生や千恵先生が参加しました。いつもはスキンヘッドの岩見谷先生も、今日は子どもたちに威圧感を与えてはいけないと髪を5ミリ伸ばし「彼の中ではこれ以上ないほどのロン毛なんです」とMCで向井先生から突っ込まれ、はにかんだ笑顔を浮かべていました。
レスリングを通じて、子どもたちがおもいっきり体を動かすことができる環境を作り出すのがDKCの理念です。広島では3回目の開催ですが、初参加の子どもたちも非常に多くいました。当然、レスリング自体が未経験という子も多いわけですが、それでも楽しく参加できるのがDKCのいいところ。向井先生は「今日、子どもたちの小さな肩にはいろんな“初めてのこと”がのしかかります。ストレスになるかもしれませんが、それは悪いストレスではありません。頑張ったらどこまでできるのか? 今日はそれを試してみる日です」と、DKCの開催意義を子どもたちとともに集まった保護者たちに語りかけました。
イベントは、向井先生考案のおそうじ体操からスタート! 軽快な音楽に合わせて踊りながら体をほぐした後にはダッシュ、クマ歩き、カニ歩きなど普段はめったにやらない動作で全身をくまなく使っていきます。大きな声で挨拶と返事ができるようになるため、さらには恥ずかしさから自分の能力や可能性にブレーキをかけてしまわないよう、動作の後には「やった~! イェ~イ!」と全力でお互いの健闘を讃えてアピールするように徹底した指導も行われます。
通常のメニューに加えて、今回は紅白札合戦と呼ばれるゲーム形式の競技も採用されました。膝立ちで移動しながら、紅白の札を裏返すスピードを競うというもので、全体を3チームに分けて対抗戦が行われました。各チームの指導者は作戦を練り、子どもたちに伝えることで勝ったり負けたりという中で、子どもたちも指導者も本気で何かにチャレンジする楽しさに目を輝かせていました。
そして、このあとからDKCの本番です。「この1時間で子どもたちはビックリするぐらい変わります」と向井先生も胸を張るDKCの真髄・レスリングの指導が始まりました。高田先生から子どもたちに課せられた今日のテーマは「先生たちと真剣勝負の試合をしてもらいます」というもの。この真剣勝負に挑むための武器であるレスリングの技術が、全日本学生選手権3位の渥美先生や国体2位の富岡直希先生のデモンストレーションとともに説明され、構え~タックル~抑えこみと段階的にレクチャーされました。瞬く間にレスリングの基本を吸収した子どもたちは、高田先生から「先生と真剣勝負して勝てると思う?」と聞かれると、ほぼ全員が「はい!」と挙手するほど自信をつけていました。「この分なら、いい勝負ができそうだね」と高田先生もニヤリ。
実際に試合が始まると子どもたちは臆することなく大人の先生に全力でぶつかっていきます。タックルで倒してフォールを奪うという光景があちこちで繰り広げられました。子どもたちの熱気に大人たちも当然、汗だくです。所定の時間が終わっても、子どもたちのモチベーションは一向に落ちる気配がありません。自らも胸を貸した高田先生から「あと5分でも3分でも、試合をもっとやりたいという人は?」と聞かれると全員が挙手! 延長が決まると子どもたちは大喜びで先生たちにぶつかっていきました。「子どもたちのパワーは凄いね。先生たちはプールに入ったみたいに汗でびっしょり。ヘロヘロになってるよ」と高田先生も舌を巻くほど、子どもたちのモチベーションが最大限に引き出されたかたちとなりました。
最後には大人でもキツい1分間のサーキットトレーニング、全員で手をつないでのスクワット50回というメニューを終えた子どもたちは疲れてはいるものの、汗をキラキラと輝かせながら笑顔を見せていました。
「君たちの年代はゴールデンエイジと呼ばれています。学校の勉強、国語算数理科社会も大事だけど、それと同じくらい、あるいはそれ以上にもっと大事なのが友達と全力で体を動かすことなんです。体を動かせばお腹が減って、ご飯がたくさん食べられるようになり、疲れてるからいい睡眠も取れます。これを繰り返すことで、大きくなった時に苦しい時、辛い時があってもそれを乗り越える土台を作っていくんです。そうやって体を動かす時間を家の人と相談しながら作ってみてください」
なぜ運動が必要なのか。子どもたちだからといって頭ごなしに言うことなく、わかりやすくロジカルな説明で語りかけた高田先生は「今日は広島に来られて本当に良かった。ボランティアで参加してくれた先生方も、我々DKCスタッフもいい時間を作れたなと思っています。最高の時間ができました。本当にありがとう! また来年も広島に来たいと思います」と総括しました。
この日の会場では次回9月13日に開催されるDKCで、開催地である岩手・宮古の子どもたちに寄付される募金活動も行われ、13,270円が集まりました。集まった寄付は岩手県宮古市へ被災した子どもたちの為に宮古市教育振興基金に寄付される予定になっています。