2014年06月15日
石巻のキッズたちは元気いっぱい!『第55回DKC in 石巻』イベントレポート
【日時】2014年5月18日(日)《小学校1年生~2年生のクラス10:00~12:30/小学校3年生~6年生のクラス14:00~16:30》
【場所】宮城・石巻市河北総合センター
【参加キッズ数】小学校1年生~2年生のクラス 161人/小学校3年生~6年生のクラス 155人
55回目を迎える高田道場のダイヤモンド・キッズ・カレッジ(以下DKC)、今回は宮城県石巻市で開催されました! 石巻市ではDKC初開催となります。
前日には、高田延彦先生、向井亜紀先生をはじめとするDKCスタッフが、2010年3月11日の東日本大震災で甚大な被害を受けた石巻市の被災地を視察。そして、地震発生後の大津波により、児童と教職員計84人が犠牲となった石巻市立大川小学校をスタッフが訪れ、追悼の意を捧げました。
震災から3年が経ち、被災地でも震災に向けた活動が行われているなか、高田道場においても震災直後から「ずっと一緒に東北~Let's get together now~」という言葉を掲げ、街頭募金、チャリティTシャツ販売等の支援活動を微力ながらも行っております。そして今回、石巻市でのDKC開催にあたり、約1年かけて皆様からお預かりしていた復興支援募を宮城県の子どもたちのために使っていただくべく、震災孤児を支援する『JETみやぎ』に寄付させていただきました。
DKC午後の部開催を前に行われた贈呈式には、高田先生、向井先生、『JETみやぎ』の菅原裕典理事長が出席。募金1,550,132円と、全国各地の子どもたちが被災者にエールを送った応援メッセージカードを贈呈しました。募金にご協力いただいた皆様には、あらためて感謝を申し上げます。子どもたちの手から手へ……そのダイヤモンドのように輝く元気が繋がって、未来を明るく照らしてくれますように。
さあ、いよいよ『第55回DKC in 石巻』の開始です! この日の会場となった石巻市河北総合センターでは、子どもたちや保護者が体育、料理等の教室を体験するイベント『石巻復興わくわく元気KIDS』が催され、今回のDKCはそのイベントの一環として行われております。この日は、午前の部161人、午後の部155人、元気いっぱいのキッズたちが参加してくれました。
また、開催にあたり岩手県立盛岡工業高校、山形市立商業高校のレスリング部の部員たちが、指導者としてイベントに参加し、キッズたちの指導にあたりました。前日のレスリングマット設置も含め、隣県から協力に駆けつけてくれた皆さん、どうもありがとうございます!
このように、イベントスポンサー様をはじめ、ボランティアスタッフなど多くの皆様からのご協力のもとで開催が実現した石巻でのDKC。もちろんイベントの主役となるのは、会場に集まってくれた石巻のキッズたちです。
はじめての体験となるレスリングに、キッズたちも最初は不安とドキドキでいっぱいだったことでしょう。でも、大丈夫。はじまる前に高田先生、向井先生と約束した次のことをしっかり守れば、楽しく運動ができます。その「お約束」というのは、
・勇気を持ってチャレンジして、自分に自信を持つこと
・最初から最後まで、大きな声で返事や挨拶をすること
・下手くそでもいいから、全力で、思いっきり体を動かすこと
この3つです。レスリングやスポーツをするときに限らず、普段の生活においてもとっても大切なこと。自分が持っている勇気をさらにもう少し出してみる、勇気を出す記録を日々更新し続けてチャレンジしていくことで、自分に対して自信を持つことへと繋がっていくのです。
石巻のキッズたちは、このお約束に対して、100点満点の元気でこたえてくれました。前回から新しく取り入れた『お掃除体操』にはじまり、ダッシュ、ロープ跳びダッシュ、クマ歩きなどのウォーミングアップで心と身体を解きほぐしたキッズたち。続いて行われた、チーム対抗によるゲーム形式のトレーニング『紅白札合戦』では、低学年の生徒たちが高学年の生徒らに負けじと、みんなで力をあわせて大奮闘。最後まで諦めず、自分たちの力を信じ、みんなで協力すれば高いハードルを乗り越えることもできる、ということを学び、自信と勇気を得たキッズたちは、イベントのメインとなる先生とのレスリング対決にチャレンジしました。
レスリングの基礎となる「かっこいい構え」「タックル」などを事前に教わっていたキッズたちは、自分の何倍も大きい身体をした先生たちに真正面から全力でぶつかり、タックルで倒してフォールを奪取。約2時間のトレーニングで、自分の子どもが大きな大人に立ち向かって倒す、その光景には観覧に訪れていた親御さんたちも驚いたに違いありません。
こうして、元気いっぱいの石巻キッズたちの頑張りによって、『第55回DKC in 石巻』は大盛況のうちに幕を閉じました。
トレーニングを終えて充実した表情を浮かべるキッズたちに、最後の挨拶で向井先生、高田先生が次のようなエールをキッズたちに送りました。
向井先生「みんなは強くなりました。大人を倒せるだけの力と勇気の出し方を学びました。その強さをどう使うか、その部分を今日は家に帰ってからしっかり考えてください。強くなった力を何に使うか、弱い子をいじめるために使う? それはすごくもったいない、ださいこと。弱い人のところに行って自分の力を試してもしょうがない、強い人たちのところに行って“お願いします!”とチャレンジしたほうがいいよね? また、これからの長い人生で、なかなか勇気を持てない、チャンレンジできない日もあると思います。そうしたら、今日の練習を思い出してください。どうやったら心がぺっちゃんこになったときに勇気を取り戻せるか。そのヒントが今日の練習にはいっぱいあります。みんなは一生懸命こたえてくれました。今日がんばった自分を宝物にして持ち帰ってください」
高田先生「今日は素敵な、充実した時間になったんじゃないかなと思います。それは、最初に約束したこと、しっかり声を出して挨拶する、へたっぴでもいいから全力で思いっきりやる、これをみんなが守ってくれた。われわれもそれをしっかり受け止めて、“よーし、俺たちも負けないぞ!”っていう気持ちにさせてくれたから、終わってみればひじょうに良い作品、みんなで力をあわせて作り上げた作品ができあがったと思います。本当にありがとうございました」
これに対し、キッズたちからは、
「みんなで楽しくできたことが良かったです」
「高校生たちと一緒に体育教室をやって楽しかったです」
「今日はできるか、できないか、ドキドキしたけど、できて良かったです」
と、たくさんの喜びの声があふれました。みんなが見せてくれた、たくさんの元気、勇気がきっと明るい未来へと繋がっていくはずです。最後まで大きな声で、素敵な笑顔を見せてくれた石巻キッズたち、また会いましょう!
【場所】宮城・石巻市河北総合センター
【参加キッズ数】小学校1年生~2年生のクラス 161人/小学校3年生~6年生のクラス 155人
55回目を迎える高田道場のダイヤモンド・キッズ・カレッジ(以下DKC)、今回は宮城県石巻市で開催されました! 石巻市ではDKC初開催となります。
前日には、高田延彦先生、向井亜紀先生をはじめとするDKCスタッフが、2010年3月11日の東日本大震災で甚大な被害を受けた石巻市の被災地を視察。そして、地震発生後の大津波により、児童と教職員計84人が犠牲となった石巻市立大川小学校をスタッフが訪れ、追悼の意を捧げました。
震災から3年が経ち、被災地でも震災に向けた活動が行われているなか、高田道場においても震災直後から「ずっと一緒に東北~Let's get together now~」という言葉を掲げ、街頭募金、チャリティTシャツ販売等の支援活動を微力ながらも行っております。そして今回、石巻市でのDKC開催にあたり、約1年かけて皆様からお預かりしていた復興支援募を宮城県の子どもたちのために使っていただくべく、震災孤児を支援する『JETみやぎ』に寄付させていただきました。
DKC午後の部開催を前に行われた贈呈式には、高田先生、向井先生、『JETみやぎ』の菅原裕典理事長が出席。募金1,550,132円と、全国各地の子どもたちが被災者にエールを送った応援メッセージカードを贈呈しました。募金にご協力いただいた皆様には、あらためて感謝を申し上げます。子どもたちの手から手へ……そのダイヤモンドのように輝く元気が繋がって、未来を明るく照らしてくれますように。
さあ、いよいよ『第55回DKC in 石巻』の開始です! この日の会場となった石巻市河北総合センターでは、子どもたちや保護者が体育、料理等の教室を体験するイベント『石巻復興わくわく元気KIDS』が催され、今回のDKCはそのイベントの一環として行われております。この日は、午前の部161人、午後の部155人、元気いっぱいのキッズたちが参加してくれました。
また、開催にあたり岩手県立盛岡工業高校、山形市立商業高校のレスリング部の部員たちが、指導者としてイベントに参加し、キッズたちの指導にあたりました。前日のレスリングマット設置も含め、隣県から協力に駆けつけてくれた皆さん、どうもありがとうございます!
このように、イベントスポンサー様をはじめ、ボランティアスタッフなど多くの皆様からのご協力のもとで開催が実現した石巻でのDKC。もちろんイベントの主役となるのは、会場に集まってくれた石巻のキッズたちです。
はじめての体験となるレスリングに、キッズたちも最初は不安とドキドキでいっぱいだったことでしょう。でも、大丈夫。はじまる前に高田先生、向井先生と約束した次のことをしっかり守れば、楽しく運動ができます。その「お約束」というのは、
・勇気を持ってチャレンジして、自分に自信を持つこと
・最初から最後まで、大きな声で返事や挨拶をすること
・下手くそでもいいから、全力で、思いっきり体を動かすこと
この3つです。レスリングやスポーツをするときに限らず、普段の生活においてもとっても大切なこと。自分が持っている勇気をさらにもう少し出してみる、勇気を出す記録を日々更新し続けてチャレンジしていくことで、自分に対して自信を持つことへと繋がっていくのです。
石巻のキッズたちは、このお約束に対して、100点満点の元気でこたえてくれました。前回から新しく取り入れた『お掃除体操』にはじまり、ダッシュ、ロープ跳びダッシュ、クマ歩きなどのウォーミングアップで心と身体を解きほぐしたキッズたち。続いて行われた、チーム対抗によるゲーム形式のトレーニング『紅白札合戦』では、低学年の生徒たちが高学年の生徒らに負けじと、みんなで力をあわせて大奮闘。最後まで諦めず、自分たちの力を信じ、みんなで協力すれば高いハードルを乗り越えることもできる、ということを学び、自信と勇気を得たキッズたちは、イベントのメインとなる先生とのレスリング対決にチャレンジしました。
レスリングの基礎となる「かっこいい構え」「タックル」などを事前に教わっていたキッズたちは、自分の何倍も大きい身体をした先生たちに真正面から全力でぶつかり、タックルで倒してフォールを奪取。約2時間のトレーニングで、自分の子どもが大きな大人に立ち向かって倒す、その光景には観覧に訪れていた親御さんたちも驚いたに違いありません。
こうして、元気いっぱいの石巻キッズたちの頑張りによって、『第55回DKC in 石巻』は大盛況のうちに幕を閉じました。
トレーニングを終えて充実した表情を浮かべるキッズたちに、最後の挨拶で向井先生、高田先生が次のようなエールをキッズたちに送りました。
向井先生「みんなは強くなりました。大人を倒せるだけの力と勇気の出し方を学びました。その強さをどう使うか、その部分を今日は家に帰ってからしっかり考えてください。強くなった力を何に使うか、弱い子をいじめるために使う? それはすごくもったいない、ださいこと。弱い人のところに行って自分の力を試してもしょうがない、強い人たちのところに行って“お願いします!”とチャレンジしたほうがいいよね? また、これからの長い人生で、なかなか勇気を持てない、チャンレンジできない日もあると思います。そうしたら、今日の練習を思い出してください。どうやったら心がぺっちゃんこになったときに勇気を取り戻せるか。そのヒントが今日の練習にはいっぱいあります。みんなは一生懸命こたえてくれました。今日がんばった自分を宝物にして持ち帰ってください」
高田先生「今日は素敵な、充実した時間になったんじゃないかなと思います。それは、最初に約束したこと、しっかり声を出して挨拶する、へたっぴでもいいから全力で思いっきりやる、これをみんなが守ってくれた。われわれもそれをしっかり受け止めて、“よーし、俺たちも負けないぞ!”っていう気持ちにさせてくれたから、終わってみればひじょうに良い作品、みんなで力をあわせて作り上げた作品ができあがったと思います。本当にありがとうございました」
これに対し、キッズたちからは、
「みんなで楽しくできたことが良かったです」
「高校生たちと一緒に体育教室をやって楽しかったです」
「今日はできるか、できないか、ドキドキしたけど、できて良かったです」
と、たくさんの喜びの声があふれました。みんなが見せてくれた、たくさんの元気、勇気がきっと明るい未来へと繋がっていくはずです。最後まで大きな声で、素敵な笑顔を見せてくれた石巻キッズたち、また会いましょう!