イベントレポート

DIAMOND KIDS COLLEGE - ダイヤモンド・キッズ・カレッジ

2011年10月11日

アッチッチ! 暑い! 熱い!  『第30回DKC in 熊谷』イベントレポート

【日時】2011年9月18日(日)《4歳〜小学1年生の部10:30〜12:30/小学2年生〜6年生の部14:00〜16:00》
【場所】埼玉県・熊谷スポーツ文化公園くまがやドーム多目的運動場
【参加キッズ数】4歳〜小学1年生の部107人/小学2年生〜6年生の部98人

“猛暑の本場”埼玉県熊谷市──。
2007年8月16日には日本国内の最高気温となる40.9℃を観測したこともある「日本一暑い街」です。
そんな熊谷市内にある「くまがやドーム」にて、記念すべき第30回目のDKCが開催されました!
はたして、日本一暑い街には、どんな熱いキッズたちが待ち受けていたのでしょうか?

今回の『第30回DKC in 熊谷』を担当する先生たちは、DKC主宰者であり高田道場代表の高田延彦先生、メインMCを務める向井亜紀先生、岩見谷智義先生をはじめとする高田道場キッズレスリングのコーチというレギュラー陣。
そして元総合格闘家の小路晃先生。さらにさらに、地元・埼玉県にあるレスリングの名門校、埼玉栄中学校・高等学校の野口篤史監督とレスリング部員の皆さん、OBやご父兄の方々という強力な援軍にも集結をしていただきました!

野口監督からキッズたちへのメッセージです。
「今日はレスリングをやっている中学生、高校生、社会人みんなで皆さんの思い出作りに協力するためにDKCにやってきました! レスリングの楽しさを知ってもらって、たくさんの思い出を作ってください」

「ハ〜〜イ!」

そうそう、強力な援軍といえばここでご紹介をしたいのが「救護班」という存在です。
DKCはレスリングというコンタクトスポーツをベースとしたカリキュラムであるため、もしかしたらひざやひじが擦りむけちゃったり、突き指をしちゃったりすることも起こるかもしれない。そんな緊急事態に備えるため、現場ですぐに応急処置が施せる「救護班」が常に会場内でイベントを見守ってくれているのです。

いつもDKCが開催されるとあれば、全国どこへでも駆けつけてきていただいている「ケガ担当のノリ先生」と「お熱担当のミホ先生」。ノリ先生の本業は接骨院の先生、ミホ先生は小児科の専門医です。こうしたとっても頼りになるスペシャリストの存在があってこそ、DKCの活動は成り立っています。
ノリ先生、ミホ先生、いつもありがとうございます!



「今日は最後に先生たちと闘うから、そのための準備をたくさんやるよ〜!」

高田先生の号令で、さあ、今回もいつもの準備体操からイベントはスタートです。
しっかり準備体操をしたら、次にウォームアップに移ります。
大きなレスリングマットの端から端までをダッシュ、「ハイハイ歩き」、「クマ歩き」、「カニ歩き」、「片足ケンケン」を元気よく行ないます。運動神経やバランス感覚をたくさん鍛えよう。

つづいて、知らないお友達と二人ひと組になっての「補強運動」をやりましょう。
相手の股の下を素早くハイハイ歩きしたり、相手の胴に頬をつけてグルグル回ったりして、ボディコンタクトをとりながら俊敏性を養います。
それぞれの種目が終わるたびに、「ヤッター! イエ〜イ!」と相手の子と元気いっぱいのハイタッチを行ないます。

キッズたちの身体もだいぶほぐれてきたところで、次にレスリングの「かまえ」の練習です。
志土地翔大先生と斉藤正臣先生によるお手本を見て、すぐにカッコイイかまえができるようになります。

「ウン! みんな簡単にできるようになるね。レスリングはかまえが大事だからしっかりやろうね!」

と高田先生が言うと、向井先生から、

「かまえがうまく出来ないと、やっぱり強くはなれないのかな…?」

といつものお約束の前フリが……!

今回、悪い「かまえ」のお手本にトライするのは、小路晃先生です!
案のじょう、「かまえ」が悪いため踏ん張りがきかず、高田先生に軽く押されただけですぐに転がされてしまいます。
何回やってみても同じ結果なので、「かまえ」がいかに大事か、キッズたちも理解をしてくれたようです。
さらに、うつ伏せ、仰向け、正座、足を前に出しての長座の姿勢から、いかに素早くかまえることができるかをどんどん試していきます。

カッコイイかまえをマスターしたら、次は正面タックルを習います。
タックルで大事なことは? そう、相手を手で押すのではなく、胸から思いっきり当たっていくことです。ほとんどのキッズが未経験ですが、先生たちに向かって一生懸命タックルをします。

「へたくそでもいいんだよ。思いっきりぶつかっていこう!先生がビックリするぐらいぶつかっていこう!」
と高田先生。

「先生に大きな声で“おねがいします”“ありがとうございました”というあいさつを忘れないようにね! これはケンカじゃないんだからね」
とは向井先生の言葉。



さあ、先生たちとの対決も目前に迫ってきたぞ。
その前に、DKC恒例の人気コーナー「マジック取りゲーム」に移ります。
「マジック取りゲーム」とは、高田先生が考案した遊びで、先生を相手に1対1で行ないます。
先生の“両足首”と“おしり”の3カ所にマジックテープを着けて、そのテープを30秒以内に全部取ることができるか挑戦するゲームです。
これはレスリングの基本である「相手を倒す」、「相手の後ろにまわる(バックを取る)」という動きを楽しく養うことができるのです。
テープを取られまいとする先生の動きをいかに読んで、捕まえることができるか? 会場は熱気に溢れます。

そして、いよいよ先生を相手に試合(スパーリング)の時間だぞ!
高田先生から、「先生たちが相手だから本気で倒しにいってみてね! 先生も君たちを倒しにくるぞ。上手に倒して先生の肩をマットにつけたら勝ちだぞ!」と言われ、キッズたちもちょっとドキドキ…。

だけど試合といってもグラウンドはなしの取っ組み合いだから、ちっとも怖くなんかない。
試合時間は20秒。全力でどんどん立ち向かっていこう!

「よし、いけ! そこだ!」
「タックル! タックル!」
「すごいぞ! いいスピードだ!」
「どうした、先生たちもがんばって!」

会場はますますヒートアップします!
生まれて初めて取っ組み合いをしたというキッズも多かったんじゃないかな?
みんな、とってもいい表情をしていたぞ。

さあ、仕上げは「サーキットトレーニング」。
これは1分間のあいだに「ももあげ」、「ジャンプ」といった数種類の種目を休みなくランダムに行なうもので、筋力量を増やしたり、スピードをアップさせる効果があります。より高く、より速く、がんばればがんばっただけの成果が得られます。

いつものごとく、元気いっぱいのキッズたちは楽しくこなしていきますが、「番外編」で行なわれたパパ・ママたちが参加の「サーキットトレーニング」では、わずか1分間の運動でヘトヘトになってしまうパパ・ママが続出です!
これはご自宅でもできるトレーニング法ですので、さあ、さっそく今日から取り入れて運動不足を解消しましょう。

さらに総仕上げは……そう、「スクワット」をやります。
先生たちとキッズたち全員が手を繋いでマットの周りを囲みます。

さて、今回の目標回数は?
午前の部は60回、 午後の部は101回に設定されました。
(イベント回数をかさねるごとに、スクワットの回数も増えているような気が…)
大人たちでも相当キツい回数ですが、キッズたちは目を輝かせながら元気にクリアしていきました! 

すべてのメニューをこなし最後は整理体操。
キッズたちの顔からは、達成感と充実感で最高の笑顔が溢れ出ています。
おつかれさまでした。高田先生と向井先生がキッズたちに問いかけます。

「一生懸命、思いっきりがんばりましたと自分で思う人、手を上げてー?」

「ハ〜〜イ!」

「今日、DKCに参加してみて楽しかった人〜?」

「ハ〜〜イ!」

「ウン! 満点だね! みんなこの暑い中、初めてのことを2時間もやったんだよ。本当によくがんばった! また熊谷にもどってくると思うので、その時にまた会おうね!」

「ありがとうございました〜〜!」

30回目のDKCも、熊谷の地で大成功のうちに幕を閉じました。
“日本一暑い街”には“日本一熱いキッズたち”がたくさんいました。
大きな声の、素敵な笑顔の、元気いっぱいの熊谷キッズたち、また会いましょう!

最後になりますが、熊谷大会開催にあたり、ご協賛を頂きました株式会社 朝日ネットコーポレーション様、ご協力を頂きました大宮アルディージャ様、三国コカ・コーラ様には、この場をお借りしまして御礼申し上げます。