2013年07月29日
元気いっぱいの薩摩キッズ! 『第47回 DKC in 鹿児島』イベントレポート
【日時】2013年6月23日(日)《小学1年生~小学2年生の部10:00~12:00/小学3年生~6年生の部14:00~16:00》
【場所】鹿児島県・樟南高等学校 体育館
【参加キッズ数】小学1年生~小学2年生の部148人/小学3年生~6年生の部115人
昨年7月以来、鹿児島での開催は4回目となる高田道場のダイヤモンド・キッズ・カレッジ(以下DKC)。今回も鹿児島市にある樟南高校で『DKC in 鹿児島』を行いました!
DKC開催前日の6月22日(土)には、高田道場代表の高田延彦先生、向井亜紀先生、そして中山小学校バドミントン部のみなさんとDKCスタッフらが、東日本大震災復興支援としてイオンモール鹿児島にて、募金活動を行いました。皆様のご協力により、今回は151,841円もの支援金が集まりました。「子どもたちの手から手へ」。そのダイヤモンドのように輝く元気が伝わっていくよう、未来を担う子どもたちが温かく手をつなぎあってくれるよう、高田道場はこれからもお手伝いを続けてまいります。
さあ、そして迎えた翌23日(日)。雨模様も予想されるなか天気もなんとか持ち、会場となる樟南高校 体育館には、たくさんの薩摩キッズたちが集まってくれました。
キッズたちを指導する担当の先生は、DKC主宰者であり高田道場代表の高田延彦先生、メインMCを務める向井亜紀先生、佐藤亮太先生をはじめとする高田道場キッズレスリングのコーチに、「救護班」のノリ先生&ミホ先生というレギュラー陣。
そして、数々のオリンピック選手を世に排出したレスリングの強豪校・樟南高校レスリング部の皆さん。さらに、バルセロナオリンピック出場、現在は大分県にある日本文理大学でレスリング部監督を務めている安達巧先生も、地元・鹿児島での開催ということで昨年に続いての参加です。今回の先生は40名以上。しかも、先生たちは皆、レスリングに精通しています。指導員の充実はDKCの自慢でもあります。
さあ、いよいよDKCがスタート! まずは、イベントの開始前に高田先生からキッズたちに2つの約束があります。
「みんなはこれから、ここにいる強い先生たちと最後に試合をします。そのために必要な楽しい運動を今からやります。ですから、そのなかで2つだけ、簡単な約束をしてください。ひとつ目、挨拶は最初から最後まで“元気よく”。2つ目は、これからたくさん運動をするんだけど、へたくそでもいい。だけど、ひとつひとつの運動を力いっぱい、おもいっきりやってください。もし、「ジャンプ」と言ったら、高くジャンプする。頭が天井にぶつかるぐらいジャンプする。わかった?」
「ハ~~イ!」
まずは、おもいっきり身体を動かすための準備運動から。全国各地のキッズたちからも大好評、EXILEの『Choo Choo TRAIN』にあわせてストレッチ運動です。さらに、身体があたたまってきたところでボクシング、水泳、重量挙げ、卓球、サッカー、ハンマー投げの動きをして、最後は曲の終わりに合わせて決めポーズ。今回も楽しく、しっかり体をほぐしました。
続いてはウォーミングアップ。大きなマットの端から端までを全速力でダッシュです。
「次の人!」と先生に言われたら、「ハ~イ!」と元気よく返事をして、マットの反対側で待っている先生たちのところに向かってダッシュ。途中で腰の高さまである紐を飛び越えたり、くぐったり、さらにはカエル跳びジャンプ、クマ歩き、ワニ歩きなどのバリエーションも加えてチャレンジします。どれも運動神経やバランス感覚を養うために効果的なトレーニングです。
続いては、スピード、チームワークが必要となるゲーム形式のトレーニング。その名も「紅白札合戦」です。レスリングマットのサークル内にばら撒かれた表が紅、裏が白の札を、みんなと協力して早く裏返しにしながら他のグループとスピードを競います。さらに、マット内の移動はすべてヒザ立ちの体勢で行います。一見するとレスリングとは関係のないトレーニングに見えますが、実はこのヒザ立ちでの運動がレスリングの動きと大きく関わることになります。
学年ごと、4つにグループを分けての対抗戦。最初は上級生グループが連勝も、ゲームを繰り返すことでコツを掴んだ下級生グループが猛チャージ。そして、ついに上級生グループに勝利をあげると、みんなは「やったー! イエーイ!!」と大喜びです。
白熱した「紅白札合戦」を終え、いよいよキッズたちは本格的なレスリングのトレーニングに突入。まずは、基本となる「構え」から。見本を披露する先生たちを見るキッズたちの目は真剣そのもの。きちんと構えができていれば、力がとても強い高田先生が押しても先生たちはビクともしません。
では、ダメな構えではどうでしょう? ここで登場したのは、お笑い芸人・エネルギーの森一弥先生です。自信満々の森先生は、さっそく「エイヤッ!」と構えを披露。だけど……あれ? 森先生の構えはちょっとかっこ悪いぞ。これにはキッズたちからも笑いの声が漏れます。もちろん、かっこ悪い構えでは力も出せません。高田先生が軽く押してみると、森さんはすってんころり、後ろにひっくり返ってしまいました。これではいけません。
キッズたちのためにダメな見本を見せてくれた森先生ですが、実は高校生のときに東京都チャンピオン、ハワイ大会3位に輝いた実力者なのです。いつもおもしろい森先生は、この日もキッズたちに大人気でした。
さあ、構えを教わったら、続いてはタックルです。ここからは先生を相手にタックルの練習を行います。先生たちとの試合に向けて、トレーニングも大詰めです。そして、試合を前にトリプルバランスで先生たちと一戦を交えたキッズたちは、ついに先生たちとレスリング対決。
かっこいい構えを教えてもらったキッズたちは、果敢にも自分より大きな先生に立ち向かいます。すると、先生から見事なタックルを決め、すかさず押さえ込んでフォールを奪うキッズたち。構えを教わってからわずかの時間で、なんと、大きな先生たちをタックルで倒すことまでできちゃいました。キッズたちはもちろん、我が子のすごさに驚いたお父さん、お母さんたちもきっと多いことでしょう。
先生たちとのレスリング対決を終えて、仕上げは一分間の「サーキットトレーニング」。高田先生が指示する4つの運動、「ジャンプ」「腕立て」「バタ足」「足でグー、パー」を休みなくランダムに行います。筋力量を増やしたり、俊敏性をアップさせるのに効果があるトレーニングですが、これが思っている以上にハードなのです。ところが、この日のキッズたちは、そのキツいトレーニングもなんなくこなしてしまいました。これには、さらに驚きです。
ちなみに、「番外編」ということでギャラリーのお父さん、お母さんたちもサーキットトレーニングにチャレンジ。日頃の運動不足からか、わずか数十秒で悲鳴をあげるお父さんもいたりと、実際にキッズたちと同じメニューのトレーニングをやってみることで、キッズたちのすごさを実感したに違いないでしょう。
そして、いよいよ最後のメニューは、DKCでは恒例となっている、みんなで手をつないでひとつの輪になっての「全員スクワット」です。今回は、午前の部で50回、午後の部で100回の目標が設定され、ここまで優秀な動きを見せてきた薩摩キッズたちは、もちろんひとりも脱落することなく目標達成。最後はみんなで一緒に、「ヤッター! イエーイ!!」と全身で喜びを表しました。
すべてのメニューを完璧にこなし、最後は整理体操。これでイベントは終了となります。
終了後の挨拶では、
向井先生「本当に感動しました。今日ここに来たときの自分よりも、これから帰る、いまの自分の姿のほうが素敵になっている。ちゃんと自分が伸びたな、最高新記録を出したなって自分で思ったら、頑張れた自分を認めて、ほめてあげてください。今日のように“ヤッター!”と声を出して、みんなにアピールする、分かち合う、そういう空間をこれからの人生でいっぱい体験してください。みんなの将来が本当に楽しみです。来年もまた、みんなの成長した顔を見せてください」
高田先生「最初に2つ約束したでしょ? あれを最後までみんなきちんとやってくれました。共同作業です。みんなと一緒に素敵な、内容の濃い時間を作れたと思います。君たちのパワーのおかげで、今日は最高の時間になりました。ありがとうございました」
と、キッズたちに感謝の言葉を述べると、
キッズたちからも、「スポーツはいいなと思いました」「先生たちを倒すことができてうれしかった」「レスリングって面白そう」と、喜びあふれる言葉が次から次へと飛び出しました。
こうして、鹿児島では4回目の開催となったDKCも大盛況のうちに幕を閉じました。鹿児島のキッズたち、また2014年に再会しましょう!
【場所】鹿児島県・樟南高等学校 体育館
【参加キッズ数】小学1年生~小学2年生の部148人/小学3年生~6年生の部115人
昨年7月以来、鹿児島での開催は4回目となる高田道場のダイヤモンド・キッズ・カレッジ(以下DKC)。今回も鹿児島市にある樟南高校で『DKC in 鹿児島』を行いました!
DKC開催前日の6月22日(土)には、高田道場代表の高田延彦先生、向井亜紀先生、そして中山小学校バドミントン部のみなさんとDKCスタッフらが、東日本大震災復興支援としてイオンモール鹿児島にて、募金活動を行いました。皆様のご協力により、今回は151,841円もの支援金が集まりました。「子どもたちの手から手へ」。そのダイヤモンドのように輝く元気が伝わっていくよう、未来を担う子どもたちが温かく手をつなぎあってくれるよう、高田道場はこれからもお手伝いを続けてまいります。
さあ、そして迎えた翌23日(日)。雨模様も予想されるなか天気もなんとか持ち、会場となる樟南高校 体育館には、たくさんの薩摩キッズたちが集まってくれました。
キッズたちを指導する担当の先生は、DKC主宰者であり高田道場代表の高田延彦先生、メインMCを務める向井亜紀先生、佐藤亮太先生をはじめとする高田道場キッズレスリングのコーチに、「救護班」のノリ先生&ミホ先生というレギュラー陣。
そして、数々のオリンピック選手を世に排出したレスリングの強豪校・樟南高校レスリング部の皆さん。さらに、バルセロナオリンピック出場、現在は大分県にある日本文理大学でレスリング部監督を務めている安達巧先生も、地元・鹿児島での開催ということで昨年に続いての参加です。今回の先生は40名以上。しかも、先生たちは皆、レスリングに精通しています。指導員の充実はDKCの自慢でもあります。
さあ、いよいよDKCがスタート! まずは、イベントの開始前に高田先生からキッズたちに2つの約束があります。
「みんなはこれから、ここにいる強い先生たちと最後に試合をします。そのために必要な楽しい運動を今からやります。ですから、そのなかで2つだけ、簡単な約束をしてください。ひとつ目、挨拶は最初から最後まで“元気よく”。2つ目は、これからたくさん運動をするんだけど、へたくそでもいい。だけど、ひとつひとつの運動を力いっぱい、おもいっきりやってください。もし、「ジャンプ」と言ったら、高くジャンプする。頭が天井にぶつかるぐらいジャンプする。わかった?」
「ハ~~イ!」
まずは、おもいっきり身体を動かすための準備運動から。全国各地のキッズたちからも大好評、EXILEの『Choo Choo TRAIN』にあわせてストレッチ運動です。さらに、身体があたたまってきたところでボクシング、水泳、重量挙げ、卓球、サッカー、ハンマー投げの動きをして、最後は曲の終わりに合わせて決めポーズ。今回も楽しく、しっかり体をほぐしました。
続いてはウォーミングアップ。大きなマットの端から端までを全速力でダッシュです。
「次の人!」と先生に言われたら、「ハ~イ!」と元気よく返事をして、マットの反対側で待っている先生たちのところに向かってダッシュ。途中で腰の高さまである紐を飛び越えたり、くぐったり、さらにはカエル跳びジャンプ、クマ歩き、ワニ歩きなどのバリエーションも加えてチャレンジします。どれも運動神経やバランス感覚を養うために効果的なトレーニングです。
続いては、スピード、チームワークが必要となるゲーム形式のトレーニング。その名も「紅白札合戦」です。レスリングマットのサークル内にばら撒かれた表が紅、裏が白の札を、みんなと協力して早く裏返しにしながら他のグループとスピードを競います。さらに、マット内の移動はすべてヒザ立ちの体勢で行います。一見するとレスリングとは関係のないトレーニングに見えますが、実はこのヒザ立ちでの運動がレスリングの動きと大きく関わることになります。
学年ごと、4つにグループを分けての対抗戦。最初は上級生グループが連勝も、ゲームを繰り返すことでコツを掴んだ下級生グループが猛チャージ。そして、ついに上級生グループに勝利をあげると、みんなは「やったー! イエーイ!!」と大喜びです。
白熱した「紅白札合戦」を終え、いよいよキッズたちは本格的なレスリングのトレーニングに突入。まずは、基本となる「構え」から。見本を披露する先生たちを見るキッズたちの目は真剣そのもの。きちんと構えができていれば、力がとても強い高田先生が押しても先生たちはビクともしません。
では、ダメな構えではどうでしょう? ここで登場したのは、お笑い芸人・エネルギーの森一弥先生です。自信満々の森先生は、さっそく「エイヤッ!」と構えを披露。だけど……あれ? 森先生の構えはちょっとかっこ悪いぞ。これにはキッズたちからも笑いの声が漏れます。もちろん、かっこ悪い構えでは力も出せません。高田先生が軽く押してみると、森さんはすってんころり、後ろにひっくり返ってしまいました。これではいけません。
キッズたちのためにダメな見本を見せてくれた森先生ですが、実は高校生のときに東京都チャンピオン、ハワイ大会3位に輝いた実力者なのです。いつもおもしろい森先生は、この日もキッズたちに大人気でした。
さあ、構えを教わったら、続いてはタックルです。ここからは先生を相手にタックルの練習を行います。先生たちとの試合に向けて、トレーニングも大詰めです。そして、試合を前にトリプルバランスで先生たちと一戦を交えたキッズたちは、ついに先生たちとレスリング対決。
かっこいい構えを教えてもらったキッズたちは、果敢にも自分より大きな先生に立ち向かいます。すると、先生から見事なタックルを決め、すかさず押さえ込んでフォールを奪うキッズたち。構えを教わってからわずかの時間で、なんと、大きな先生たちをタックルで倒すことまでできちゃいました。キッズたちはもちろん、我が子のすごさに驚いたお父さん、お母さんたちもきっと多いことでしょう。
先生たちとのレスリング対決を終えて、仕上げは一分間の「サーキットトレーニング」。高田先生が指示する4つの運動、「ジャンプ」「腕立て」「バタ足」「足でグー、パー」を休みなくランダムに行います。筋力量を増やしたり、俊敏性をアップさせるのに効果があるトレーニングですが、これが思っている以上にハードなのです。ところが、この日のキッズたちは、そのキツいトレーニングもなんなくこなしてしまいました。これには、さらに驚きです。
ちなみに、「番外編」ということでギャラリーのお父さん、お母さんたちもサーキットトレーニングにチャレンジ。日頃の運動不足からか、わずか数十秒で悲鳴をあげるお父さんもいたりと、実際にキッズたちと同じメニューのトレーニングをやってみることで、キッズたちのすごさを実感したに違いないでしょう。
そして、いよいよ最後のメニューは、DKCでは恒例となっている、みんなで手をつないでひとつの輪になっての「全員スクワット」です。今回は、午前の部で50回、午後の部で100回の目標が設定され、ここまで優秀な動きを見せてきた薩摩キッズたちは、もちろんひとりも脱落することなく目標達成。最後はみんなで一緒に、「ヤッター! イエーイ!!」と全身で喜びを表しました。
すべてのメニューを完璧にこなし、最後は整理体操。これでイベントは終了となります。
終了後の挨拶では、
向井先生「本当に感動しました。今日ここに来たときの自分よりも、これから帰る、いまの自分の姿のほうが素敵になっている。ちゃんと自分が伸びたな、最高新記録を出したなって自分で思ったら、頑張れた自分を認めて、ほめてあげてください。今日のように“ヤッター!”と声を出して、みんなにアピールする、分かち合う、そういう空間をこれからの人生でいっぱい体験してください。みんなの将来が本当に楽しみです。来年もまた、みんなの成長した顔を見せてください」
高田先生「最初に2つ約束したでしょ? あれを最後までみんなきちんとやってくれました。共同作業です。みんなと一緒に素敵な、内容の濃い時間を作れたと思います。君たちのパワーのおかげで、今日は最高の時間になりました。ありがとうございました」
と、キッズたちに感謝の言葉を述べると、
キッズたちからも、「スポーツはいいなと思いました」「先生たちを倒すことができてうれしかった」「レスリングって面白そう」と、喜びあふれる言葉が次から次へと飛び出しました。
こうして、鹿児島では4回目の開催となったDKCも大盛況のうちに幕を閉じました。鹿児島のキッズたち、また2014年に再会しましょう!