2013年04月06日
DKC最多、6回目の開催! 『第45回 DKC in 福岡』イベントレポート
【日時】2013年3月31日(日)午前の部(10:00~12:00)小学1年生~2年生、午後の部(14:00~16:00)小学3年生~6年生
【場所】福岡県・アクシオン福岡・多目的ホール
【参加キッズ数】小学校1年生~2年生のクラス126名/小学校3年生~6年生のクラス124名
毎年恒例の博多でのダイヤモンド・キッズ・カレッジ(DKC)は、ますます内容充実! 今年で何と6回目を迎えました。
「子どもたちの手から手へ」福岡での東日本大震災募金活動
『DKC in 福岡』の開催に先立ち、前日となる30日(土)には、高田道場代表の高田延彦先生、向井亜紀先生、そして福岡高田道場のキッズ約30名とDKCスタッフらが、東日本大震災復興支援としてイオンモール福岡ルクルのイーストコートにて、募金活動を行いました。
募金活動を始める前に、まず高田先生がマイクを持ち「2年前の東日本震災で心にキズを負った全てのこどもたちに対して、微力ですけれど、われわれが背伸びをせずに、身の丈にあった支援活動をしていこうという試みが今日の募金活動です。子どもたちが元気に呼びかけますので、この箱の中に募金の協力していただければと思います」と、活動の趣旨を説明。
続いて、向井先生も「今日は高田道場の子どもたちが、自分たちの手作りの募金箱を持ってきました。自分たちも東北の困っている子どもたちに、何かできないかなって一生懸命考えながら、この募金箱を作るところから募金活動を始ました」と語り、支援活動に向けて準備してきた子どもたちの心構え、そして東日本復興支援活動に対して「子どもたちの手から手へ」を掲げる高田道場の姿勢を伝えました。
今年に入って、すでに東京の二子玉駅や品川駅の街頭で高田道場のキッズが中心となって募金活動を行ってきましたが、福岡でも30日の福岡ルクル、31日りDKCイベント終了後の出口でも募金活動を実施しました。多くの方のご協力をいただいて、今回の福岡では256,434円もの支援金が集まりました。
今回の支援活動で集まったお金を含め、今まで各地の募金活動でお預かりした大切なお金は、今年の5月12日(日)に開催される岩手県宮古市でのDKCの際に、東日本大震災の遺児や孤児のための「岩手県宮古市教育支援基金寄付金」に寄附させて頂きます。
地元メディアも大注目! 大盛況のDKC博多
さあ、そして迎えたDKC当日の3月31日!
雨模様が予想された天候もなんとか持ちこたえ、会場周辺に満開の桜が見られる中、福岡県アクシオン福岡多目的ホールには、午前、午後と合わせて約250人ものキッズたちが集まりました。
高田道場が日本全国で開催してきた45回のDKCの中で、ここ福岡大会は今回で6回目を迎え、開催数は全国最多となります。それだけに、DKCの認知度も高まりを見せ、今回は午前と午後の定員が100名ずつだったところに、なんと588名もの応募が殺到。せっかくご応募いただいたのにもかかわらず、残念ながら抽選に漏れた方には参加をお断りしなければならないほどででした。
このようなDKCの勢いに、現地のメディアも大注目。今回のイベントには地元のテレビ局が5局、新聞社5社、ラジオ局1局、フリーペーパー1社が取材に訪れるなど、過去最高の注目を集めました。
イベント開始前から三面のレスリングマットを笑顔で駆け回る元気なキッズの前に、笑顔で現れた高田先生は、まず「福岡にはうちの高田道場があり、非常にホームな感じがして、帰ってきたなという気持ちが強いです。ああもう6回目か、という感慨深い気持ちが湧いてきました。今日は馴れ合わず、ケガせず、激しく楽しい時間を作っていきたいと思います」と、福岡でのDKC開催にあらためて喜びを伝えました。
続いてはスタッフの紹介。今回の会場設営や当日のインストラクターを務めてくださった福岡大学のレスリング部の皆さん、そして“ジャイアン”の愛称で親しまれる藤山先生がコーチを務める九州共立大学のレスリング部の皆さん、高田道場のスタッフ、そして医療スタッフとして参加してくださった濱田ご夫妻たちが紹介されました。
中でも、このイベントのためにかけつけてくださったアテネと北京オリンピック2大会連続でレスリング66キロ級の代表として出場した池松和彦さんは、ここ福岡の出身。集まった同郷のキッズに「皆さんの頑張りで、レスリングがオリンピックに復帰できるように応援してください」と、苦境に立たされているレスリングに思いを込めたエールを送りました。
笑顔いっぱい! 達成感に満ちた充実のプログラム
ここから、いよいよDKC本編のスタートです!
福岡高田道場・やずやキッズクラブのキッズが、みんなの前でボクシングのミット打ちのデモンストレーションを見せたのに続き、柔軟運動も兼ね、参加者全員でEXILEの『Choo Choo TRAIN』の音楽に合わせて体をほぐしていきます。
続いては基礎運動! インストラクターの先生と一緒に何組にも分かれた子どもたちが、レスリングマットの上を縦横無尽にダッシュし、ビニールロープの下をくぐり抜けたり、ジャンプで超えたりして体を温めていきます。これらの運動の中には、両手両足を地面につけたまま歩く「木馬歩き」や「ラクダ歩き」といった一風変わった運動もありましたが、難しい動作も見よう見まねでチャレンジし、ゴールで待ち受けるインストラクターの先生とハイタッチをかわして喜びを分かち合いました。
今度は三つの班に分かれてチームワークを競う、ゲーム形式の運動です。地面にばら撒かれた○と×のカードをみんなで裏返しながらスピードを競います。しっかり汗をかいたら、ブレイクタイムをとって水分を補給し、いよいよプログラムも後半戦へ突入です。
ここからは、レスリングの基礎を学んでいきます。まずはインストラクターの先生の見本を見て、大事なレスリングの構えを習います。このとき、ジャイアン先生が見せてくれたユーモラスな“悪い姿勢”のお手本には、キッズも親御さんたちも、スタッフも大笑い。参加者全員の距離の近さが感じられる博多DKCらしい一面でした。
笑顔の絶えない明るい雰囲気の中、本格的なレスリングの練習もスタート。ここからはケガをしないように、子ども同士で練習せず、インストラクターの先生との練習です。レスリングに必要なタックルの練習や、マジックテープを使って相手のバックをとるトリプルバランスなどで、しっかり体を動かします。そして最後はインストラクターの先生を相手に、グラウンド無しのスタンドスパーリング! 相手を倒してフォールを奪う動きに、みんな夢中になりました。
すでに予定の2時間はオーバーしていますが、ここからが体力勝負のレスリングの真骨頂。大人の選手でも悲鳴を上げるというサーキットトレーニングでは、1分間に四つの動作(カエル跳び、バタ足パンチ、大の字、かかとタッチ)を休まずに動き続けます。たった1分ですが、その運動量は大変なもの。終わったあとには、その場にへたり込むキッズの姿も。
何でもみんなで作り上げるDKCは、親御さんからもこのサーキットトレーニングの希望者を募り、一緒に体験する時間も持ちました。親子で一緒に厳しい運動を終えて、気持ちのよい汗をかいた後は、総仕上げのスクワット運動。
参加者全員がマットを囲んで手をつなぎ、午前50回、午後の部では100回ものスクワットを全員で行ないました。もうすでにみんなヘトヘトでしたが、一人の力では続けられない運動も、みんなで手をつないでチャレンジすれば、最後までできるのです。
こうして全てプログラムを終え、会場内に心地よい達成感が満ちる中、高田先生が最後の挨拶をしました。
「最初にみんなと守ろうと約束した二つのこと。まず、挨拶、返事をしっかりするということ、みんな本当に元気があってよかったね。それからもうひとつ、ヘタクソでもいいから力いっぱい思い切りやろうということ。みんながそれを守って一生懸命やってくれたから、もっともっと一緒の時間を過ごしたいなって思っちゃった。今日はみんなと一緒に素敵な時間を共有できました。だから、逆に私たちが感謝の気持ちでいっぱいです。みんなでいい時間を作ったんだからね。来年も、またみんなに会えることを楽しみにしています」
大切なひと時を過ごせた皆さんとの名残を惜しみつつも、来年の再開を約束したのでした。
イベント終了後にもレスリングマットの撤去、搬出をお手伝いしてくださったご父兄のみなさん、本当にありがとうございました。イベント開催にさまざまな形でご協力いただいた全ての方に、この場を借りて感謝申し上げます。
新たな出会い、そして再会を期して…
イベント終了後には、地元メディアの囲み取材に応じた高田先生。まだ、DKCに参加したことのない子どもたちへのメッセージを求められると、「このイベントは少々体力に自信がなくても、スポーツを全然やっていない子でも、何のハードルもないんですよ。どんな子でも楽しめる時間・空間です。今までやってきた中で子ども同士が取っ組み合うようなシーンも一切ありませんし、自信を持ってお勧めできるイベントです。一度、体験していただければ、必ず帰る道々で『体を動かすのって本当にいいね』って、親子の会話が尽きないような、そんなイベントだと自負しています」と力強くコメントし、新しいキッズとの出会いにも意欲を見せていました。
第6回目のDKC in 福岡も大盛況のうちに幕を閉じました。皆さん、また来年もお会いできることを心から願っています! 博多には、高田道場の拠点である、やずやキッズクラブがありますので、そちらも覗いてみてくださいね!
【場所】福岡県・アクシオン福岡・多目的ホール
【参加キッズ数】小学校1年生~2年生のクラス126名/小学校3年生~6年生のクラス124名
毎年恒例の博多でのダイヤモンド・キッズ・カレッジ(DKC)は、ますます内容充実! 今年で何と6回目を迎えました。
「子どもたちの手から手へ」福岡での東日本大震災募金活動
『DKC in 福岡』の開催に先立ち、前日となる30日(土)には、高田道場代表の高田延彦先生、向井亜紀先生、そして福岡高田道場のキッズ約30名とDKCスタッフらが、東日本大震災復興支援としてイオンモール福岡ルクルのイーストコートにて、募金活動を行いました。
募金活動を始める前に、まず高田先生がマイクを持ち「2年前の東日本震災で心にキズを負った全てのこどもたちに対して、微力ですけれど、われわれが背伸びをせずに、身の丈にあった支援活動をしていこうという試みが今日の募金活動です。子どもたちが元気に呼びかけますので、この箱の中に募金の協力していただければと思います」と、活動の趣旨を説明。
続いて、向井先生も「今日は高田道場の子どもたちが、自分たちの手作りの募金箱を持ってきました。自分たちも東北の困っている子どもたちに、何かできないかなって一生懸命考えながら、この募金箱を作るところから募金活動を始ました」と語り、支援活動に向けて準備してきた子どもたちの心構え、そして東日本復興支援活動に対して「子どもたちの手から手へ」を掲げる高田道場の姿勢を伝えました。
今年に入って、すでに東京の二子玉駅や品川駅の街頭で高田道場のキッズが中心となって募金活動を行ってきましたが、福岡でも30日の福岡ルクル、31日りDKCイベント終了後の出口でも募金活動を実施しました。多くの方のご協力をいただいて、今回の福岡では256,434円もの支援金が集まりました。
今回の支援活動で集まったお金を含め、今まで各地の募金活動でお預かりした大切なお金は、今年の5月12日(日)に開催される岩手県宮古市でのDKCの際に、東日本大震災の遺児や孤児のための「岩手県宮古市教育支援基金寄付金」に寄附させて頂きます。
地元メディアも大注目! 大盛況のDKC博多
さあ、そして迎えたDKC当日の3月31日!
雨模様が予想された天候もなんとか持ちこたえ、会場周辺に満開の桜が見られる中、福岡県アクシオン福岡多目的ホールには、午前、午後と合わせて約250人ものキッズたちが集まりました。
高田道場が日本全国で開催してきた45回のDKCの中で、ここ福岡大会は今回で6回目を迎え、開催数は全国最多となります。それだけに、DKCの認知度も高まりを見せ、今回は午前と午後の定員が100名ずつだったところに、なんと588名もの応募が殺到。せっかくご応募いただいたのにもかかわらず、残念ながら抽選に漏れた方には参加をお断りしなければならないほどででした。
このようなDKCの勢いに、現地のメディアも大注目。今回のイベントには地元のテレビ局が5局、新聞社5社、ラジオ局1局、フリーペーパー1社が取材に訪れるなど、過去最高の注目を集めました。
イベント開始前から三面のレスリングマットを笑顔で駆け回る元気なキッズの前に、笑顔で現れた高田先生は、まず「福岡にはうちの高田道場があり、非常にホームな感じがして、帰ってきたなという気持ちが強いです。ああもう6回目か、という感慨深い気持ちが湧いてきました。今日は馴れ合わず、ケガせず、激しく楽しい時間を作っていきたいと思います」と、福岡でのDKC開催にあらためて喜びを伝えました。
続いてはスタッフの紹介。今回の会場設営や当日のインストラクターを務めてくださった福岡大学のレスリング部の皆さん、そして“ジャイアン”の愛称で親しまれる藤山先生がコーチを務める九州共立大学のレスリング部の皆さん、高田道場のスタッフ、そして医療スタッフとして参加してくださった濱田ご夫妻たちが紹介されました。
中でも、このイベントのためにかけつけてくださったアテネと北京オリンピック2大会連続でレスリング66キロ級の代表として出場した池松和彦さんは、ここ福岡の出身。集まった同郷のキッズに「皆さんの頑張りで、レスリングがオリンピックに復帰できるように応援してください」と、苦境に立たされているレスリングに思いを込めたエールを送りました。
笑顔いっぱい! 達成感に満ちた充実のプログラム
ここから、いよいよDKC本編のスタートです!
福岡高田道場・やずやキッズクラブのキッズが、みんなの前でボクシングのミット打ちのデモンストレーションを見せたのに続き、柔軟運動も兼ね、参加者全員でEXILEの『Choo Choo TRAIN』の音楽に合わせて体をほぐしていきます。
続いては基礎運動! インストラクターの先生と一緒に何組にも分かれた子どもたちが、レスリングマットの上を縦横無尽にダッシュし、ビニールロープの下をくぐり抜けたり、ジャンプで超えたりして体を温めていきます。これらの運動の中には、両手両足を地面につけたまま歩く「木馬歩き」や「ラクダ歩き」といった一風変わった運動もありましたが、難しい動作も見よう見まねでチャレンジし、ゴールで待ち受けるインストラクターの先生とハイタッチをかわして喜びを分かち合いました。
今度は三つの班に分かれてチームワークを競う、ゲーム形式の運動です。地面にばら撒かれた○と×のカードをみんなで裏返しながらスピードを競います。しっかり汗をかいたら、ブレイクタイムをとって水分を補給し、いよいよプログラムも後半戦へ突入です。
ここからは、レスリングの基礎を学んでいきます。まずはインストラクターの先生の見本を見て、大事なレスリングの構えを習います。このとき、ジャイアン先生が見せてくれたユーモラスな“悪い姿勢”のお手本には、キッズも親御さんたちも、スタッフも大笑い。参加者全員の距離の近さが感じられる博多DKCらしい一面でした。
笑顔の絶えない明るい雰囲気の中、本格的なレスリングの練習もスタート。ここからはケガをしないように、子ども同士で練習せず、インストラクターの先生との練習です。レスリングに必要なタックルの練習や、マジックテープを使って相手のバックをとるトリプルバランスなどで、しっかり体を動かします。そして最後はインストラクターの先生を相手に、グラウンド無しのスタンドスパーリング! 相手を倒してフォールを奪う動きに、みんな夢中になりました。
すでに予定の2時間はオーバーしていますが、ここからが体力勝負のレスリングの真骨頂。大人の選手でも悲鳴を上げるというサーキットトレーニングでは、1分間に四つの動作(カエル跳び、バタ足パンチ、大の字、かかとタッチ)を休まずに動き続けます。たった1分ですが、その運動量は大変なもの。終わったあとには、その場にへたり込むキッズの姿も。
何でもみんなで作り上げるDKCは、親御さんからもこのサーキットトレーニングの希望者を募り、一緒に体験する時間も持ちました。親子で一緒に厳しい運動を終えて、気持ちのよい汗をかいた後は、総仕上げのスクワット運動。
参加者全員がマットを囲んで手をつなぎ、午前50回、午後の部では100回ものスクワットを全員で行ないました。もうすでにみんなヘトヘトでしたが、一人の力では続けられない運動も、みんなで手をつないでチャレンジすれば、最後までできるのです。
こうして全てプログラムを終え、会場内に心地よい達成感が満ちる中、高田先生が最後の挨拶をしました。
「最初にみんなと守ろうと約束した二つのこと。まず、挨拶、返事をしっかりするということ、みんな本当に元気があってよかったね。それからもうひとつ、ヘタクソでもいいから力いっぱい思い切りやろうということ。みんながそれを守って一生懸命やってくれたから、もっともっと一緒の時間を過ごしたいなって思っちゃった。今日はみんなと一緒に素敵な時間を共有できました。だから、逆に私たちが感謝の気持ちでいっぱいです。みんなでいい時間を作ったんだからね。来年も、またみんなに会えることを楽しみにしています」
大切なひと時を過ごせた皆さんとの名残を惜しみつつも、来年の再開を約束したのでした。
イベント終了後にもレスリングマットの撤去、搬出をお手伝いしてくださったご父兄のみなさん、本当にありがとうございました。イベント開催にさまざまな形でご協力いただいた全ての方に、この場を借りて感謝申し上げます。
新たな出会い、そして再会を期して…
イベント終了後には、地元メディアの囲み取材に応じた高田先生。まだ、DKCに参加したことのない子どもたちへのメッセージを求められると、「このイベントは少々体力に自信がなくても、スポーツを全然やっていない子でも、何のハードルもないんですよ。どんな子でも楽しめる時間・空間です。今までやってきた中で子ども同士が取っ組み合うようなシーンも一切ありませんし、自信を持ってお勧めできるイベントです。一度、体験していただければ、必ず帰る道々で『体を動かすのって本当にいいね』って、親子の会話が尽きないような、そんなイベントだと自負しています」と力強くコメントし、新しいキッズとの出会いにも意欲を見せていました。
第6回目のDKC in 福岡も大盛況のうちに幕を閉じました。皆さん、また来年もお会いできることを心から願っています! 博多には、高田道場の拠点である、やずやキッズクラブがありますので、そちらも覗いてみてくださいね!