2012年06月21日
宮古の素敵なキッズに出会ったぁ!『第38回DKC in 宮古』イベントレポート
【日時】2012年5月27日(日)《4歳~小学1年生の部10:00~12:00/小学2年生~6年生の部13:00~15:00》
【場所】宮古市民総合体育館
【参加キッズ数】4歳~小学1年生の部204人/小学2年生~6年生の部198
人
38回目を迎えるダイヤモンド・キッズ・カレッジは、岩手県宮古市で行いました。宮古市は、昨年3月11日の東日本大震災で最大震度5強を観測。その後、37.9メートルの巨大津波に襲われ、死者515人、行方不明者97人、家屋倒壊数4,675戸(※平成24年4月25日現在)という甚大な被害を受けた都市です。
その宮古市の中でも被害の大きかった田老地区を、開催前日の26日(土)、高田道場代表の高田延彦先生、向井亜紀先生他、DKCスタッフは訪問しました。田老地区は古くから“津波太郎”と異名を付けられるほど津波被害の多い地域で、過去の教訓を生かし田老漁港には津波を避けるための巨大防潮堤が設置されていましたが、東日本大震災による津波で倒壊。かすかに残る防潮堤の残痕が被害の大きさを物語っていました。
その後、田老漁港から200メートルほど離れたところに立つ「たろう観光ホテル」さんを訪ねました。7階建ての同ホテルは、震災時に4階まで津波が押し寄せ、1・2階部分は壁を抜かれて壊滅。3階から上の階は、壁は残っているものの、床に穴が開いている部屋もあります。その「たろう観光ホテル」さんのご主人、松本勇毅さんが、震災当日に同ホテルの最上階からホームビデオで撮影した津波の映像を見させていただきました。巨大津波が押し寄せてくる映像を、固唾を飲んで見るスタッフたち。映像から片時も目を離さない高田先生、向井先生からも、迫りくる津波の映像に「ああ……」という落胆の声が漏れていました。ちなみに、この映像は現地にて一般の人も見られるようになっていて、昨年10月に公開されてから約3000人の人が見たそうです。同ホテルはそのままの状態でこれからも残していくとのことで、未曾有の大災害を風化させてはならないという、松本さんの復興への思いが伝わってきました。
そして翌日27日(日)は、宮古市民総合体育館にて『第38回DKC in 宮古』が開催。よく晴れた空の下、本当にたくさんのキッズが集まってくれました。まずはイベント開始前、山本正徳宮古市長に義援金をお渡ししました。この義援金は、高田道場のスタッフ、キッズレスリングの子供たちが、東京都品川区の武蔵小山商店街で募金活動を行ったもので、その募金総額は112万1417円。募金活動にご協力いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
さあ、いよいよ『第38回DKC in 宮古』の開始です。担当する先生たちは、DKC主宰者であり高田道場代表の高田延彦先生、メインMCを務める向井亜紀先生、岩見谷智義先生をはじめとする高田道場キッズレスリングのコーチ、「救護班」のノリ先生&ミホ先生というレギュラー陣に、地元・宮古商業高校、盛岡工業高校レスリング部のみなさん。そして、これまでも何度かDKCに参加してくださっている2000年シドニー五輪レスリング銀メダリストの永田克彦先生。総合格闘家として総合格闘技イベント、PRIDEなどで活躍した小路晃先生も初めてDKCに参加してくれました。先生を代表して永田先生が「皆さん、こんにちは! 私はこの会場で試合をして優勝したことがあります。思い出がいっぱいあるこの場所で、皆さんと一緒に体を動かしたいと思います。よろしくお願いします!」と挨拶。先生たちはみんな強いお兄さん、お姉さんばかり。思いっきりぶつかっても大丈夫です!
そのまえに、高田先生からのお話です。「始まる前に、2つだけ約束をしよう。この約束を守らない子供は、今日は運動できません。見学です。でも、すごく簡単な約束です。だから、守ってください。1つめ、今からこのマットの上でたくさん体を動かすけども、最初から最後まで元気よく。挨拶も体を動かすことも元気よく。いいですか? 2つめ、力一杯、全力でやってください。今日は最後に、ここにいる強い先生たちと、君たちは闘います。試合をします。この先生たちに勝つためには適当に力を抜いていては勝てません。全部の運動を全力でやる。ジャンプをするときは頭が天井につくぐらいにジャンプして、走るときも力一杯走ってください。できる?」。キッズたちから「ハ~イ!」という元気なお返事。さあ、元気いっぱい体を動かしましょう!
いよいよ練習スタートです。はじめにしっかり準備体操をしたら、大きなマットの端から端までをダッシュします。「次の人!」と先生に言われたら、「ハ〜イ!」と元気よく返事してから全力で走りましょう。さらに、「走り幅跳び」「カエル跳び」「クマ歩き」「カニ歩き」。これらは運動神経やバランス感覚を養う運動です。みんな上手にできました。ここで水分を補給しましょう。のどが渇いていても渇いてなくても、運動をする際はしっかり水分をとることが大事です。
次は初めて会うお友達と二人ひと組になって、強い先生と闘うためのトレーニング。「手と足タッチ」「くぐってグルグル」「相手にハグして、さらに後ろに回ってハグ」というメニューを行ないます。これらはすべてレスリングに応用することができる運動です。そして、それぞれの種目が終わったあとには「ヤッター! イェーイ!」と大きな声でパートナーとハイタッチをしましょう。これは、頑張った自分を認めてあげて、そしてその気持ちをお友達とわかちあう行為です。とても大事なことなので、恥ずかしがらずに大きな声を出しましょう。
ここから本格的にレスリングの練習に入ります。まずは「かまえ」の練習です。ウルトラマンに仮面ライダー、かまえがかっこいいヒーローはみんな強い。レスリングも同じです。かっこいいかまえができていないと力が出ません。まずは先生たちがかっこいいかまえのお手本を見せます。凛々しくてかっこいいかまえです。前から押されても横から押されても、バランスがいいからビクともしません。ここで高田先生から「かまえがかっこ悪いと弱いからね」というアドバイス。でも、かっこ悪いかまえってどんなかまえでしょう? ここで登場したのは小路先生。あれれ? 足が広がっているし、顔も下を向いちゃって変なかまえです。高田先生が「みんな、このかまえが強そうに見える?」と質問すると、キッズたちは「弱~い!」と答えます。そして高田先生は小路先生のおでこを人差し指でつつくと、かっこ悪いかまえでバランスが悪いために小路先生は後ろにコテンと転倒。PRIDEで体の大きな外国人選手とも闘ってきた小路先生でも、かまえがかっこ悪いとすぐに倒されてしまうんです。かまえはとても大事だということをキッズたちも理解したようです。
それでは早速、かっこいいかまえの練習をしましょう。うん、みんなかっこいい! かっこいいかまえをおぼえたら、次は先生を倒すための大きな武器となるタックルの練習。まずは、ほっぺたを相手の腰の横にくっつけます。次に両手を相手の背中に回しハグ。そして、そのままの姿勢で思いっきり体当たり。さあ、先生を相手に練習です。思いっきりぶつかる前には、「お願いします!」としっかり挨拶もしましょう。みんな全力でタックルの練習に励んでいます。「みんな、タックルうまい! ちゃんと挨拶もできているし、一生懸命頑張っている。素晴らしい!」。高田先生の声を受け、キッズたちはますます頑張っちゃいます。
続いては、「これをやるとさらにタックルが上手になるゲーム」と高田先生が紹介してくれた「トリプルバランス(マジックテープ取りゲーム)」に挑戦。これは、楽しく遊んでいるうちにいつの間にかレスリングの動きが身に付くというゲームです。用意するのは、3本のマジックテープ。そのマジックテープを先生の両足首、おしりに付け、逃げる先生を追って、キッズたちがそのマジックテープを取っていきます。みんな一生懸命、先生を追いかけています。お友達たちは大きな声で「がんばれ〜!」と応援です。
さあ、いよいよ先生たちと試合です。これまでやってきたことを先生に全部ぶつけましょう。きれいにタックルが決まれば、どんなに強い先生でもひとたまりもありません。倒したら上に乗っかって、起き上がろうとする先生を押さえつけて、先生の両肩をマットに付けたら勝ちです。
「やったー!」
「勝ったー!」
先生を倒したキッズたちから、満面の笑みがこぼれます。
高田先生「先生に勝った人、手を挙げて!」
キッズ「は〜い!」
みんな大きく手を上げていました。仕上げに一分間の「サーキットトレーニング」をして、もっと強くなって帰りましょう。この「サーキットトレーニング」は、一分間に「バタ足」「ももあげ」「ジャンプ」「足タッチ」といった数種類の種目を休みなくランダムに行なうもので、筋力、スピードアップの効果があります。より高く、より速く、頑張れば頑張っただけの成果が得られる練習です。元気よく動き続けるキッズたち。さらに、パパ・ママたちもこのサーキットトレーニングにトライしてもらいました。頑張れ、パパ! ママ! しかし、パパ・ママたちはわずか1分間の運動でヘトヘト。同じメニューを行なったキッズたちの頑張りにパパ・ママたちもビックリです。
総仕上げは「スクワット」です。みんなで手をつないでマット全体にひとつの大きな輪を作り、「スクワット」運動をしましょう。今回の目標回数は、午前の部は50回、午後の部は101回に設定。「みんなで手をつないで元気よく回数を数えよう!」と高田先生。みんな大きな声で数を数え、ひとりの脱落者もなく全員が目標を達成しました! 最後はみんなで「ありがとうございました!」と挨拶して、すべてのメニューが終了。
向井先生
「みんなはすごく頑張りました。本当に頑張ったと思うので、自信を持って『今日は頑張った!』と思ってください。そして今日、みんなは強くなりました。ここに来たときよりも、帰るときのほうが強くなっています。強くなった自分の力をなにに使いますか? 重たいモノを持ってあげたり、困っている人を助けるために使ってください。強くなるということは、その力をどういうふうに使えばいいか、ちゃんと考えなくちゃいけないことでもあります。おうちに帰ったら、おうちの人と一緒に、強くなった力をなにに使うか話し合ってください」
最後に、高田先生がキッズたちにイベントの感想を聞きます。
「ジャンプしたことが楽しかったです!」
「先生を倒したことが楽しかったです!」
子供たちの充実した声に高田先生もにっこりです。
高田先生
「最初に約束した2つのこと、みんなできていたもんね。元気よく、思いっきり。これからもみんなはたくさん体を動かして、いっぱいご飯を食べて、心も体も強い子になってください。また会えることを楽しみにしています。今日はありがとうございました!」
38回目のDKCも大成功のうちに幕を閉じました。宮古のキッズたち、また会おうね!
【場所】宮古市民総合体育館
【参加キッズ数】4歳~小学1年生の部204人/小学2年生~6年生の部198
人
38回目を迎えるダイヤモンド・キッズ・カレッジは、岩手県宮古市で行いました。宮古市は、昨年3月11日の東日本大震災で最大震度5強を観測。その後、37.9メートルの巨大津波に襲われ、死者515人、行方不明者97人、家屋倒壊数4,675戸(※平成24年4月25日現在)という甚大な被害を受けた都市です。
その宮古市の中でも被害の大きかった田老地区を、開催前日の26日(土)、高田道場代表の高田延彦先生、向井亜紀先生他、DKCスタッフは訪問しました。田老地区は古くから“津波太郎”と異名を付けられるほど津波被害の多い地域で、過去の教訓を生かし田老漁港には津波を避けるための巨大防潮堤が設置されていましたが、東日本大震災による津波で倒壊。かすかに残る防潮堤の残痕が被害の大きさを物語っていました。
その後、田老漁港から200メートルほど離れたところに立つ「たろう観光ホテル」さんを訪ねました。7階建ての同ホテルは、震災時に4階まで津波が押し寄せ、1・2階部分は壁を抜かれて壊滅。3階から上の階は、壁は残っているものの、床に穴が開いている部屋もあります。その「たろう観光ホテル」さんのご主人、松本勇毅さんが、震災当日に同ホテルの最上階からホームビデオで撮影した津波の映像を見させていただきました。巨大津波が押し寄せてくる映像を、固唾を飲んで見るスタッフたち。映像から片時も目を離さない高田先生、向井先生からも、迫りくる津波の映像に「ああ……」という落胆の声が漏れていました。ちなみに、この映像は現地にて一般の人も見られるようになっていて、昨年10月に公開されてから約3000人の人が見たそうです。同ホテルはそのままの状態でこれからも残していくとのことで、未曾有の大災害を風化させてはならないという、松本さんの復興への思いが伝わってきました。
そして翌日27日(日)は、宮古市民総合体育館にて『第38回DKC in 宮古』が開催。よく晴れた空の下、本当にたくさんのキッズが集まってくれました。まずはイベント開始前、山本正徳宮古市長に義援金をお渡ししました。この義援金は、高田道場のスタッフ、キッズレスリングの子供たちが、東京都品川区の武蔵小山商店街で募金活動を行ったもので、その募金総額は112万1417円。募金活動にご協力いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
さあ、いよいよ『第38回DKC in 宮古』の開始です。担当する先生たちは、DKC主宰者であり高田道場代表の高田延彦先生、メインMCを務める向井亜紀先生、岩見谷智義先生をはじめとする高田道場キッズレスリングのコーチ、「救護班」のノリ先生&ミホ先生というレギュラー陣に、地元・宮古商業高校、盛岡工業高校レスリング部のみなさん。そして、これまでも何度かDKCに参加してくださっている2000年シドニー五輪レスリング銀メダリストの永田克彦先生。総合格闘家として総合格闘技イベント、PRIDEなどで活躍した小路晃先生も初めてDKCに参加してくれました。先生を代表して永田先生が「皆さん、こんにちは! 私はこの会場で試合をして優勝したことがあります。思い出がいっぱいあるこの場所で、皆さんと一緒に体を動かしたいと思います。よろしくお願いします!」と挨拶。先生たちはみんな強いお兄さん、お姉さんばかり。思いっきりぶつかっても大丈夫です!
そのまえに、高田先生からのお話です。「始まる前に、2つだけ約束をしよう。この約束を守らない子供は、今日は運動できません。見学です。でも、すごく簡単な約束です。だから、守ってください。1つめ、今からこのマットの上でたくさん体を動かすけども、最初から最後まで元気よく。挨拶も体を動かすことも元気よく。いいですか? 2つめ、力一杯、全力でやってください。今日は最後に、ここにいる強い先生たちと、君たちは闘います。試合をします。この先生たちに勝つためには適当に力を抜いていては勝てません。全部の運動を全力でやる。ジャンプをするときは頭が天井につくぐらいにジャンプして、走るときも力一杯走ってください。できる?」。キッズたちから「ハ~イ!」という元気なお返事。さあ、元気いっぱい体を動かしましょう!
いよいよ練習スタートです。はじめにしっかり準備体操をしたら、大きなマットの端から端までをダッシュします。「次の人!」と先生に言われたら、「ハ〜イ!」と元気よく返事してから全力で走りましょう。さらに、「走り幅跳び」「カエル跳び」「クマ歩き」「カニ歩き」。これらは運動神経やバランス感覚を養う運動です。みんな上手にできました。ここで水分を補給しましょう。のどが渇いていても渇いてなくても、運動をする際はしっかり水分をとることが大事です。
次は初めて会うお友達と二人ひと組になって、強い先生と闘うためのトレーニング。「手と足タッチ」「くぐってグルグル」「相手にハグして、さらに後ろに回ってハグ」というメニューを行ないます。これらはすべてレスリングに応用することができる運動です。そして、それぞれの種目が終わったあとには「ヤッター! イェーイ!」と大きな声でパートナーとハイタッチをしましょう。これは、頑張った自分を認めてあげて、そしてその気持ちをお友達とわかちあう行為です。とても大事なことなので、恥ずかしがらずに大きな声を出しましょう。
ここから本格的にレスリングの練習に入ります。まずは「かまえ」の練習です。ウルトラマンに仮面ライダー、かまえがかっこいいヒーローはみんな強い。レスリングも同じです。かっこいいかまえができていないと力が出ません。まずは先生たちがかっこいいかまえのお手本を見せます。凛々しくてかっこいいかまえです。前から押されても横から押されても、バランスがいいからビクともしません。ここで高田先生から「かまえがかっこ悪いと弱いからね」というアドバイス。でも、かっこ悪いかまえってどんなかまえでしょう? ここで登場したのは小路先生。あれれ? 足が広がっているし、顔も下を向いちゃって変なかまえです。高田先生が「みんな、このかまえが強そうに見える?」と質問すると、キッズたちは「弱~い!」と答えます。そして高田先生は小路先生のおでこを人差し指でつつくと、かっこ悪いかまえでバランスが悪いために小路先生は後ろにコテンと転倒。PRIDEで体の大きな外国人選手とも闘ってきた小路先生でも、かまえがかっこ悪いとすぐに倒されてしまうんです。かまえはとても大事だということをキッズたちも理解したようです。
それでは早速、かっこいいかまえの練習をしましょう。うん、みんなかっこいい! かっこいいかまえをおぼえたら、次は先生を倒すための大きな武器となるタックルの練習。まずは、ほっぺたを相手の腰の横にくっつけます。次に両手を相手の背中に回しハグ。そして、そのままの姿勢で思いっきり体当たり。さあ、先生を相手に練習です。思いっきりぶつかる前には、「お願いします!」としっかり挨拶もしましょう。みんな全力でタックルの練習に励んでいます。「みんな、タックルうまい! ちゃんと挨拶もできているし、一生懸命頑張っている。素晴らしい!」。高田先生の声を受け、キッズたちはますます頑張っちゃいます。
続いては、「これをやるとさらにタックルが上手になるゲーム」と高田先生が紹介してくれた「トリプルバランス(マジックテープ取りゲーム)」に挑戦。これは、楽しく遊んでいるうちにいつの間にかレスリングの動きが身に付くというゲームです。用意するのは、3本のマジックテープ。そのマジックテープを先生の両足首、おしりに付け、逃げる先生を追って、キッズたちがそのマジックテープを取っていきます。みんな一生懸命、先生を追いかけています。お友達たちは大きな声で「がんばれ〜!」と応援です。
さあ、いよいよ先生たちと試合です。これまでやってきたことを先生に全部ぶつけましょう。きれいにタックルが決まれば、どんなに強い先生でもひとたまりもありません。倒したら上に乗っかって、起き上がろうとする先生を押さえつけて、先生の両肩をマットに付けたら勝ちです。
「やったー!」
「勝ったー!」
先生を倒したキッズたちから、満面の笑みがこぼれます。
高田先生「先生に勝った人、手を挙げて!」
キッズ「は〜い!」
みんな大きく手を上げていました。仕上げに一分間の「サーキットトレーニング」をして、もっと強くなって帰りましょう。この「サーキットトレーニング」は、一分間に「バタ足」「ももあげ」「ジャンプ」「足タッチ」といった数種類の種目を休みなくランダムに行なうもので、筋力、スピードアップの効果があります。より高く、より速く、頑張れば頑張っただけの成果が得られる練習です。元気よく動き続けるキッズたち。さらに、パパ・ママたちもこのサーキットトレーニングにトライしてもらいました。頑張れ、パパ! ママ! しかし、パパ・ママたちはわずか1分間の運動でヘトヘト。同じメニューを行なったキッズたちの頑張りにパパ・ママたちもビックリです。
総仕上げは「スクワット」です。みんなで手をつないでマット全体にひとつの大きな輪を作り、「スクワット」運動をしましょう。今回の目標回数は、午前の部は50回、午後の部は101回に設定。「みんなで手をつないで元気よく回数を数えよう!」と高田先生。みんな大きな声で数を数え、ひとりの脱落者もなく全員が目標を達成しました! 最後はみんなで「ありがとうございました!」と挨拶して、すべてのメニューが終了。
向井先生
「みんなはすごく頑張りました。本当に頑張ったと思うので、自信を持って『今日は頑張った!』と思ってください。そして今日、みんなは強くなりました。ここに来たときよりも、帰るときのほうが強くなっています。強くなった自分の力をなにに使いますか? 重たいモノを持ってあげたり、困っている人を助けるために使ってください。強くなるということは、その力をどういうふうに使えばいいか、ちゃんと考えなくちゃいけないことでもあります。おうちに帰ったら、おうちの人と一緒に、強くなった力をなにに使うか話し合ってください」
最後に、高田先生がキッズたちにイベントの感想を聞きます。
「ジャンプしたことが楽しかったです!」
「先生を倒したことが楽しかったです!」
子供たちの充実した声に高田先生もにっこりです。
高田先生
「最初に約束した2つのこと、みんなできていたもんね。元気よく、思いっきり。これからもみんなはたくさん体を動かして、いっぱいご飯を食べて、心も体も強い子になってください。また会えることを楽しみにしています。今日はありがとうございました!」
38回目のDKCも大成功のうちに幕を閉じました。宮古のキッズたち、また会おうね!