イベントレポート

DIAMOND KIDS COLLEGE - ダイヤモンド・キッズ・カレッジ

2022年10月20日

第112回 ダイヤモンドキッズカレッジ~ファミリーで強くなる~ in 福岡

【日時】2022年9月18日(日)9:30~12:00 13:00~15:30
【場所】福岡・アイランドアイコート MIRAIBA
【参加人数】 82組 164名


高田道場が主催する第112回目のダイヤモンドキッズカレッジ(DKC)は、福岡県では3年ぶり12回目の開催となりました。

じつはこの日の大会は、もともと福岡市総合体育館(照葉積水ハウスアリーナ)で開催される予定でした。しかし、開催日に大型で勢力の強い台風14号が九州南部を直撃したことで、公共交通機関が早々に運休を決め、それにともない会場の福岡市総合体育館も使用できなくなる緊急事態となってしまいました。

しかし、今大会のスポンサーであるやずや様のご厚意により、やずや様が所有するバスケットボール専用体育館「RIZING ZEPHER」を無料で使用させていただくことができました。開催前日の変更に柔軟に対応いただきましたやずや様、大会の実現に向けてご尽力いただきました地元企業のスポンサー各位、そして悪天候にもかかららず足を運んでいただきました近隣にお住まいの参加者の皆様にこの場を借りて厚く御礼を申し上げます。

今回のDKCも新型コロナウィルス感染症対策をしっかりと講じた上で、「親子で強くなる」というコンセプトのもと、親子で運動に取り組むスタイルでの開催となりました。手指やマットの消毒、マスクの着用などできる限りの対策を行っています。

親子での運動ですが、まずMCの向井亜紀先生がDKCの大事なルールを説明します。それは「親が子供をしかるのは禁止」というもの。親子で運動をしていると、ついつい子供に口を挟みたくなってしまうのが親の性(さが)。しかし、DKCは違います。向井先生は「子供に教えるのではなく、子供に教えられるんです。親子がチームの一員なんです。いいところを見つけてほめて伸ばしてあげましょう」と会場に集った親子に語りかけます。このスタイルに高田延彦先生も「コロナが生んだ新しいDKCのスタイルだけど、これも評判がいいんです」と胸を張ります。

向井先生考案の「おそうじ体操」で体を温めた後は、スポーツテストや運動会で必要な動きを習得するコーナーです。

まず最初は「立位体前屈」で固い体をストレッチします。子供の柔軟さに比べると、しんどそうなのはむしろ大人の方。続く親の手を握っての「反復横跳び」です。体ごと動かすのではなく、頭の位置はなるべく動かさずに、足だけを動かしていくようにアドバイスを受けて、記録は伸びます。

ここで、「やったー! イェイ!」とお互いの頑張りをハイタッチで称えるパフォーマンスも取り入れます。恥ずかしがっていては意味がないので、大きな声で元気よく! ということで、高田先生と向井先生が実演します。最初に下手くそバージョンを恥ずかしそうにやってみせる高田先生に参加者も向井先生も爆笑。その後、元気よくお手本を披露しました。

みんなが元気よく声を出すようになるとパフォーマンスも向上します。続いて「立ち幅跳び」「カエルジャンプ」と普段は使わない筋肉でジャンプ力を鍛えます。さすがにしんどいようで、みんな倒れ込んでいましたが、これを続けることで記録は伸びていきます。

体育館を広く使った「ダッシュ」では全力で走る子供を大人が追いかけます。どちらかといえば、しんどそうなのは大人の方でしたね。「オラウータン」は両手をついて、横走りする運動で、ポーズのユニークさを再現しようと、子供たちも真剣に取り組みます。うまくできない小さな子には、会場全体から「頑張ってー」と声援が飛びます。

そして、今回のDKCで最も人気(?)だった種目が次の「ゾウさん」です。「パオ~ン!」と大きな声とともに手を振る大人がゾウ役で、子供はその背中を体育館を端まで押して進みます。DKCスタッフの芸人・森一弥が舞台で鍛えた声で「パオ~~~ン!」と巨ゾウになりきる見事なお手本を披露したため、会場はみんなで大爆笑。その後、大人がはりきって「パオ~~~ン!」する声が体育館に響き渡りました。

そしてDKCのもう一つの人気種目「綱引き」です。運動会で綱引きで勝ちたいキッズに大人気! 強く握って低く構えて腰を落として引っ張る動きを向井先生が実演して、大柄な高田先生をグラッとさせるほど。力の入れ方のテクニックに子供たちは目を輝かせていました。

休憩を挟んでからはレスリングの動きが始まります。まずは正しい構え方を教わって、その姿勢から相手を押していく運動です。まずは「よろしくお願いします」と握手してしっかり挨拶をします。対人格闘技の場合、まずは一緒に練習してくれる相手へのリスペクトが欠かせません。親子が組み合って押し合いますが、まださすがに大人の方が優勢です。

そんな様子を見ていた向井先生は「今日の子供たちの力強さをよく覚えておいてくださいね。すぐに勝てなくなりますからね」とにっこり。イベントが始まってからのわずかな時間で凄まじい成長を遂げているキッズたち。あっという間に勝てなくなりそうですね。

最後は「今日の運動で一番きつい」と高田先生も太鼓判を押す「サーキットトレーニング」です。バタ足、ジャンプ、腕立て、バービー(タックル切り)を1分間ぶっ続けで行なう運動で、大学のレスリング部などでも行われるきつい練習です。親子で必死にやり切って、飛び切りの笑顔が飛び出したところでイベントは終了となりました。

忘れられない体験となったであろう子供たちの「もっと運動を楽しみたい」という希望をかなえるべく、高田道場は10月から福岡市総合体育館 武道場にて毎週火曜日に運動クラスをスタートさせることになりました。

・3歳~小学1年生
・小学2~6年生
・中学生

コースはこの3コースで、無料体験の申込みも受付中です。近隣にお住まいの方はぜひ一度、体験してみてください。

髙田道場 香椎照葉校のご案内