イベントレポート

DIAMOND KIDS COLLEGE - ダイヤモンド・キッズ・カレッジ

2012年04月18日

向井先生の母校・栄小学校で開催!『第36回DKC in 大宮』イベントレポート

【日時】2011年12月18日(日)《4歳〜小学1年生の部10:30〜12:30/小学2年生〜6年生の部14:00〜16:00》
【場所】埼玉県・さいたま市立栄小学校 体育館
【参加キッズ数】4歳〜小学1年生の部82人/小学2年生〜6年生の部82人


「ここ、栄小学校は私の母校なんです! DKCではいつも気合いが入っていますが、今日もより気合いを入れてがんばります。年の暮れですが、Tシャツでも全然寒くありません!(笑)。今日は私の後輩たちのダイヤモンド磨きをゴシゴシやりたいと思います!」

冒頭のあいさつで向井亜紀先生からこんな言葉が飛び出しました。
そうなんです、『第36回DKC in 大宮』の会場となったさいたま市立栄小学校は、向井先生の母校なんです。

そして……じつはここ栄小学校は、3・11東日本大震災による地盤沈下などで一部の校舎が損壊して使用ができない状態となっていました。そのため、敷地内に仮設校舎を設置して、授業が行なわれていました。1学期などは、学年ごとに近隣の別の小学校に分かれて学校生活を送ることを余儀なくされ、2学期に入り、ようやく1年生から6年生までの児童みんなで一緒に勉強ができるようになったのです。
その仮設校舎はプレハブ作りの2階建て4棟。蓮見校長の「殺風景な学校が少しでもいい場所になるように」との発案で、栄小の先生たちが手描きのイラストを廊下に張るなどの工夫をされていました。

「こんなとき、小さなことでも私たちにできること」を考えた結果、今回の『第34回DKC in 大宮』開催が決定しました。
ちなみにDKC開催から数週間後、さいたま市の姉妹都市であるニュージーランド・ハミルトン市の小学生たちから栄小の児童の皆さんにお見舞いの絵や手紙が届いたそうです。素敵な話ですね。
みんなが助け合って、自分たちにできることはやる。そうして未来を担う多くの子どもたちをサポートしていくこと、それこそがDKCという活動の意義です。
楽しいクリスマスの前に、もうひとつだけ楽しい思い出を作って帰ってもらいましょう!

さて、今回の『第36回DKC in 大宮』を担当する先生たちは、DKC主宰者であり高田道場代表の高田延彦先生、メインMCを務める向井亜紀先生、岩見谷智義先生をはじめとする高田道場キッズレスリングのコーチ、「救護班」のノリ先生&ミホ先生というレギュラー陣。そして、普段から高田道場で練習をしていて、最近は『炎の体育会TV』で世界トップレベルの女子レスラーたちとの対決で人気を博しているお笑いコンビ、エネルギーの森先生も参加です! 
そしてさらにさらに、東京都内、近郊でのDKC開催時にはかならず駆けつけてくれる、地元・埼玉栄中学校・高等学校の野口篤史監督率いるレスリング部員の皆さん、OBやご父兄の方々という強力な援軍にも集結をしていただきました!

「今日は楽しい運動をたくさんやりますので、心も身体も温めて帰ってください! よろしくお願いします!」(野口監督)

「は〜〜い!」(キッズたち)

「みなさん、こんにちは〜! お父さんお母さん、こんにちは〜! 今日は皆さんが主役です! ボクたちお兄さんお姉さんに思いっきりぶつかってきてください。よろしくお願いしま〜〜〜す!」(エネルギー森先生)

「は〜〜い!」(キッズたち)


「今日は天気がよくて良かったね! 先生ね、きのうの夜ちょっとノドが痛くて、“あれ? かぜをひいたかな? あしたDKCで大声をたくさん出すつもりなのにマズいな…。そう思って、絶対に明日までに治すぞ!”って気合いを入れながら布団に入ったんです。そうして今朝起きたら体調はいいし、天気はいいしで、元気いっぱいでここ栄小学校にやってきました! 先生とみんなで、しっかり楽しい時間を作りましょう! 」(高田先生)

「は〜〜い!」(キッズたち)

そして栄小の蓮見哲校長先生から、
「本日は子どもたちに素晴らしい体験をよろしくお願いします」とのお言葉をいただきまして、イベントはスタートです!

まず、念入りな「準備体操」、「スキップ」、「ダッシュ」、「クマ歩き」、「カエル跳びジャンプ」でメニューはスタート。徐々に身体を動かしていきます。
カエル跳びのときは高田先生が「ゲロゲロ、ゲロゲロ!」と可愛くカエルのモノマネをしながら、キッズたちを盛り上げます。
つぎに補強運動。キッズが二人一組になり、「股の中をくぐって手と手をタッチ」、「サイドステップしてほっぺたつけてクルクル」、「手と足をタッチしてほっぺたつけてクルクル」というメニューを行ないます。これらはカンタンで、いっけんレスリングとは関係のない動きのように見えますが、すべてちゃんとレスリングに応用することができるメニューです。
それぞれが終わったあとには「ヤッター!」「イエーイ!」と大きな声でパートナーとハイタッチをします。これは、がんばった自分を認め、自分自身を褒めてあげる行為ですので、とても大事なことです。 


そして、レスリングの基本練習に入ります。
かまえ/タックル/トリプルバランス(マジックテープ取りゲーム)。
未知なる体験となるため、先生たちはキッズひとりひとりにわかりやすく、ゆっくりと丁寧に指導を行なっていきます。

レスリングの基本をしっかりやったら、今度は強い先生たちを相手にグラウンドなしのスパーリング。
とってもやさしい先生たちも、この時だけはカンタンに倒れたりしないから思いっきりぶつかっていこう。
もちろん、高田先生もキッズと対決します! 
練習の成果が感じられる、いいタックルが入ったときは、どんなに強い先生もひとたまりもありません。
いいタックルを決めるコツは、「押す」のではなく、「ぶつかる」こと。
思いっきりぶつかって、高田先生や他の強い先生たちを倒してみよう。

そして仕上げは一分間の「サーキットトレーニング」。
これは一分間のあいだに「ももあげ」、「ジャンプ」といった数種類の種目を休みなくランダムに行なうもので、筋力量を増やしたり、スピードをアップさせる効果があります。より高く、より速く、がんばればがんばっただけの成果が得られます。
また、「番外編」としてギャラリーのパパ・ママたちの中からも、このサーキットトレーニングにトライしてみます。
ふだん運動不足のパパ・ママたちはわずか1分間の運動で、ヘトヘトになります。

さらに総仕上げのDKC恒例、「スクワット」です!
キッズ全員が手をつなぎ、マット全体にひとつの大きな輪を作ります。
今回の目標回数は、午前の部は55回。午後の部は100回に設定されました。
「元気よくね! ゆっくりやるからね! 無理はしないでね!」
と、高田先生。
その言葉通り、みんな元気よく、ゆっくりと、無理することなく目標を達成しました!

すべてのメニューを完璧にこなし、最後は整理体操。
これでイベントのすべてのメニューが終了しました。

「地震のときはびっくりしたね。今日、みんなは一生懸命練習をしたから、心も身体も前よりもずっと強くなっています。だけど、その力を弱いものイジメにために使わないでくださいね! すごく素敵なお兄さん、お姉さんになって、これからもがんばってくださいね!」(向井先生)

「は〜〜い!」(キッズたち)

「最後まで元気よく、一生懸命、全力でがんばりましたね! 今日は初めてやることばかりでドキドキしたでしょ? このドキドキがみんなを成長させてくれます。このドキドキをこれからもたくさん体験してくださいね!」(高田先生)

「は〜〜い!」(キッズたち)

さいたま市教育委員会によると、栄小は2012年3月には新校舎の設計を終え、12月には新校舎を完成予定だそうです。
キッズたち、またピカピカの新校舎を見にくるからね! また会おうね!