2018年12月12日
『第94回DKCin宮古』
【日時】2018年10月21日(日)
≪午前の部≫9:00~11:30
≪午後の部≫13:30~16:00
【場所】宮古市民総合体育館メインアリーナ
≪小学校3年生~6年生のクラス≫80人
≪満5歳児~小学校2年生のクラス≫105人
高田道場が主催する第94回ダイヤモンドキッズカレッジ (DKC)、今回は宮古市で開催されました。高田道場では、東日本大震災があった翌年から宮古市で毎年DKCを開催しており、今回で7年連続7回目の開催となります。
DKC開催前日には、向井亜紀先生をはじめとするDKCスタッフが、10月1日に開館したばかりのイーストピアみやこを視察しました。この施設は震災の津波で大きな被害を受けた市役所の新しい庁舎に、市民交流センター、保健センターを含めた総合福祉施設です。広く明るい施設に、スタッフ一同、宮古市のたしかな復興を感じる視察となりました。続いて、今年6月から宮古市と北海道室蘭市を結ぶ岩手県初の定期カーフェリー「宮蘭フェリー」が就航したことで建てられた、宮古港フェリーターミナルも視察しました。1階のエントランスには、宮古市と室蘭市の子供たちによる手描きの壁画パネルが飾られた、ぬくもりある建物。そしてターミナルから眺める日本海の美しさに、スタッフ一同目を奪われました。
そして迎えたDKC当日の21日(日)は天候にも恵まれ、会場となった宮古市民総合体育館メインアリーナには、今年も宮古市の小学校に通う元気なキッズがたくさん集まりました。
まず、DKC開催に先立って行われたのが、「宮古市復興推進スポーツチャレンジ事業 高田道場ダイヤモンドキッズカレッジ寄付金贈呈セレモニー」です。このセレモニーには、宮古市の山本正徳市長、宮古市教育委員会教育長・伊藤晃二様、一般財団法人宮古市体育協会副会長・澤田三夫様にも参加していただきました。そして高田道場のスタッフやキッズたちが、この1年間、東京で街頭募金活動を行い集まったお金を、東日本大震災教育支援基金として髙田延彦先生から山本市長に手渡され、全額寄付させていただきました。
その後、山本市長から「子供達がすくすくと育ち、この宮古を支えていってほしいと思います。宮古に生まれてよかったなと思ってもらえるように頑張りますので、みんなも一生懸命頑張ってください」と、キッズたちへに向けてお話しいただきました。
このセレモニーのあとは、いよいよDKCのスタートです! キッズたちの指導にあたるのは、DKC主宰者である高田道場代表の髙田延彦先生、メインMCを務める向井亜紀先生、いつもキッズたちにレスリングを指導している佐藤亮太先生をはじめとする、高田道場キッズレスリングのコーチ。さらに向井先生から「お笑いの先生」として紹介された、浅井企画所属のお笑い芸人・森一弥先生も参加です。そして今年も盛岡工業高校、宮古商業高校のレスリング部の皆さんに、指導者としてだけでなく、会場設営と撤収も含めご協力いただきました。この場を借りて御礼申し上げます。
DKCはトレーニングだけでなく、お話を聞くことも大事。まずは、向井先生から「上手にやらなくていいです。学校の授業ではないので、真面目にやらなくてもいい。ただ、本気でやってください。本気でやることで、自分の中にある可能性を引っ張り出します。みんなが本気でやった時、どれくらいの力が出るのか、とても楽しみです」とメッセージが送られ、キッズたちのやる気に火をつけます。
続いて高田先生からは、キッズたちに二つの“約束”が語られました。それは「大きな声で『お願いします!』『ありがとうございました!』の挨拶をすること。もう一つは、ヘタッピでもいいから、本気で全力でやること」です。そして、高田先生の「わかりましたか?」の声に「はい!」と大きな声で答えたキッズたち。全力を出したあとの3時間後の姿が楽しみです。
そして、いよいよトレーニング開始。まずは準備運動代わりに向井先生が考案した『お掃除体操』から。これは、お掃除の動きとダンスの動きをミックスさせた、DKCではもうおなじみの向井先生考案オリジナル体操。「カーテン開けて、窓開けてー!」向井先生の明るい掛け声と音楽に合わせて、床を拭いたり、窓を拭いたりコミカルな動作で、身体とともに、キッズたちの緊張もほぐれていきました。
心と身体があたたまったところで、トレーニングは一気にハードになっていきます。佐藤先生の「大きな声で、次の人!」という掛け声にキッズは「はい!」と大きな声で答えて、全力ダッシュ運動。さらには身体を大きく伸縮させながらのカエル跳び。そして、ぞうきんがけと続きます。キッズたちはみんな、楽しそうに元気に駆け抜けていきますが、これを大人がやったら、間違いなく息が切れていることでしょう。
これだけではありません。2人でペアになって足ジャンケンをして、負けたほうが罰ゲームとして片足跳びや、スクワット、その場カエル跳びを行うという、見た目以上にハードな運動へと続きます。これらもキッズたちは、笑顔でこなしていくのだからさすがです。
この2人でペアになった運動をするとき、DKC名物として忘れてはいけないのが、運動後にお互いをたたえ合うように「ヤッター!(と拳を突き上げて)イェーイ!(とハイタッチ)」と喜びを分かち合う動作です。これは頑張った自分を褒めて、その気持ちを友達と共有する、とても大事なこととして、DKCでは必ず行っています。この日も、キッズたちの「ヤッター!」「イェーイ!」という大きな声が、体育館のあちこちで聞かれました。
ここからDKCも後半戦。全力で身体を動かす準備が整ったところで、今度は力の出し方を学んでいきます。ここで最適なのがタオル綱引きです。タオル引きはDKCの中でもとくにキッズたちに人気があるトレーニングで、大人と子供がタオルで綱引きをやります。まずは高田先生が大人役、向井先生が子供役で見本を見せます。体重100キロの格闘家である高田先生が相手だと、女性の向井先生がいくら力一杯タオルを引っ張ってもビクともしません。でも、これにはコツがあり、しっかりとグリップを握り、腰を低く落として体全体で引っ張ると、タオルに力がしっかりと伝わり、細身の女性である向井先生が、大きな高田先生を引っ張ることができたのです。
これを実際にキッズが先生たちを相手にやってみます。最初はキッズたちが、がむしゃらに引っ張っても、なかなか先生は動いてくれません。でも、やり方を少しアドバイスすると、キッズたちはどんどん大人の先生たちを引っ張って動かし始めました。これには向井先生も「みんなの力がどんどん強くなっていくね。コツをつかむのが早い」と感心しきりでした。
力の出し方がわかったところで、いよいよレスリングの練習に取り組みます。まずは試合で必要な基礎として「構え」を教わります。どんなスポーツもそうですが、この構えがしっかりとできていないと、本当の力はでません。続いて、レスリングで相手を倒すためのタックルを教わります。高田先生が解説するタックルのポイントは、まずしっかり相手の腰に頬を当てるようにして入り、お尻の下をしっかりとハグでクラッチして、力いっぱい前方に体当たりすること。高田先生の強調する「ほっぺた」「ハグ」「体当たり」この3つをしっかり守ることで、レスリング未経験の小さな子供たちが、相手役の大きな先生を倒せるようになっていくのです。
そして、タックルのコツをつかんだところで、いよいよメインイベントとなる、キッズと先生たちとのレスリング対決です。ルールは、キッズたちが先ほど教わったタックルで先生を倒したあと、さらに押さえ込んで両肩をマットに1秒間つける。これでレスリングはフォール勝ちとなります。キッズたちは、高田先生から繰り返し教わった「ほっぺた」「ハグ」「体当たり」を守り、果敢に先生に向かっていき、大きな先生を倒すまでになりました。これにはキッズたちはもちろん、周囲で見ていたお父さん、お母さんたちも大いに盛り上がりました。こうして全力を出し切って、レスリングの試合は終了。
そしてすべての運動が終わり、最後は体育座りで整列して、先生たちのお話を聞きます。DKCのイベントが始まるときは、おしゃべりをしていた子供たちもいましたが、最後はみんな真剣な表情でお話を聞きます。
向井先生からは「レスリングをやったことがある子も初めての子も、今日はみんなすごい試合をしました。これは誰かより強くなる必要はなくて、昨日の自分より少しでも強くなっていたら大成功です。みんなには、これからまだまだパワーが出てくる。自信を持って力を伸ばしていってください」と、キッズたちへの期待の言葉が送られました。
そして高田先生からも子供たちへのメッセージです。
「主役は君たち。大人がいくら頑張っても、君たちが本気になってないと素敵な3時間はつくれませんでした。今日のDKCを体験して、みんながどういう感想を持ったか、『来てよかった』『もっとやりたかった』『もうおわっちゃうの?』という感想を持ったのかどうかは、ここでは聞きません。でも、3時間身体を動かしたあと、しっかりと大人の話を聞く。その集中力が素晴らしいです。そして『あいさつをしっかりする』『上手にやらなくてもいいから、一生懸命やる』、今日はその二つの約束を守ってくれたので、来てよかったなと思います。
僕たちが、なぜDKCを続けてるか。小学生時代、一番大事なのは、毎日外に出て仲間と体全体を使って遊び、たくさんご飯を食べて、宿題してお風呂にはいる。疲れてるからいい睡眠をとる。それを毎日繰り返すのが重要なんです。素敵なお兄さん、お姉さんになる土台、基礎になるんです。これから世の中、苦しいことも楽しいこともたくさんあります。苦しいことでめそめそ、へこむのはもったいない。その基礎があれば、何回つらいことがあっても立ち上がって前に進んでいく力になるんです。そういうことを知ってもらいたくて、DKCを続けてるんです。また来年もみんなと会いたいな。最高の時間をすごせました。ありがとう!」
こうして7年連続7回目となる宮古市でのDKCは、今年も元気と笑顔いっぱいで、大盛況のうちに終了。先生たちとキッズが、また来年の再会を約束しました。
イベント終了後、地元のテレビ局の取材を受けた高田先生は、次のような感想を残しています。
「最初は、おしゃべりをしている子もいて、最後までみんなで力を合わせてできるのか、少し心配だったんですよ。でも、それが時間が経つにつれて、みんなの目がどんどん変わってきて、声の大きさもどんどん変わってきた。気づいたら、大人たちがみんなに引っ張られてた。すごいパワーだね。最高の時間でした。そして最後、つかれきった子供達が、キラキラした目で私たちの話を聞いてくれるのを見て、ああ来てよかったなと思いましたね。いい時間をすごせたなと思います」
では、次もまたみんなで素晴らしい時間をすごしましょう。次回のDKCは11月4日に神戸で行われます。
≪午前の部≫9:00~11:30
≪午後の部≫13:30~16:00
【場所】宮古市民総合体育館メインアリーナ
≪小学校3年生~6年生のクラス≫80人
≪満5歳児~小学校2年生のクラス≫105人
高田道場が主催する第94回ダイヤモンドキッズカレッジ (DKC)、今回は宮古市で開催されました。高田道場では、東日本大震災があった翌年から宮古市で毎年DKCを開催しており、今回で7年連続7回目の開催となります。
DKC開催前日には、向井亜紀先生をはじめとするDKCスタッフが、10月1日に開館したばかりのイーストピアみやこを視察しました。この施設は震災の津波で大きな被害を受けた市役所の新しい庁舎に、市民交流センター、保健センターを含めた総合福祉施設です。広く明るい施設に、スタッフ一同、宮古市のたしかな復興を感じる視察となりました。続いて、今年6月から宮古市と北海道室蘭市を結ぶ岩手県初の定期カーフェリー「宮蘭フェリー」が就航したことで建てられた、宮古港フェリーターミナルも視察しました。1階のエントランスには、宮古市と室蘭市の子供たちによる手描きの壁画パネルが飾られた、ぬくもりある建物。そしてターミナルから眺める日本海の美しさに、スタッフ一同目を奪われました。
そして迎えたDKC当日の21日(日)は天候にも恵まれ、会場となった宮古市民総合体育館メインアリーナには、今年も宮古市の小学校に通う元気なキッズがたくさん集まりました。
まず、DKC開催に先立って行われたのが、「宮古市復興推進スポーツチャレンジ事業 高田道場ダイヤモンドキッズカレッジ寄付金贈呈セレモニー」です。このセレモニーには、宮古市の山本正徳市長、宮古市教育委員会教育長・伊藤晃二様、一般財団法人宮古市体育協会副会長・澤田三夫様にも参加していただきました。そして高田道場のスタッフやキッズたちが、この1年間、東京で街頭募金活動を行い集まったお金を、東日本大震災教育支援基金として髙田延彦先生から山本市長に手渡され、全額寄付させていただきました。
その後、山本市長から「子供達がすくすくと育ち、この宮古を支えていってほしいと思います。宮古に生まれてよかったなと思ってもらえるように頑張りますので、みんなも一生懸命頑張ってください」と、キッズたちへに向けてお話しいただきました。
このセレモニーのあとは、いよいよDKCのスタートです! キッズたちの指導にあたるのは、DKC主宰者である高田道場代表の髙田延彦先生、メインMCを務める向井亜紀先生、いつもキッズたちにレスリングを指導している佐藤亮太先生をはじめとする、高田道場キッズレスリングのコーチ。さらに向井先生から「お笑いの先生」として紹介された、浅井企画所属のお笑い芸人・森一弥先生も参加です。そして今年も盛岡工業高校、宮古商業高校のレスリング部の皆さんに、指導者としてだけでなく、会場設営と撤収も含めご協力いただきました。この場を借りて御礼申し上げます。
DKCはトレーニングだけでなく、お話を聞くことも大事。まずは、向井先生から「上手にやらなくていいです。学校の授業ではないので、真面目にやらなくてもいい。ただ、本気でやってください。本気でやることで、自分の中にある可能性を引っ張り出します。みんなが本気でやった時、どれくらいの力が出るのか、とても楽しみです」とメッセージが送られ、キッズたちのやる気に火をつけます。
続いて高田先生からは、キッズたちに二つの“約束”が語られました。それは「大きな声で『お願いします!』『ありがとうございました!』の挨拶をすること。もう一つは、ヘタッピでもいいから、本気で全力でやること」です。そして、高田先生の「わかりましたか?」の声に「はい!」と大きな声で答えたキッズたち。全力を出したあとの3時間後の姿が楽しみです。
そして、いよいよトレーニング開始。まずは準備運動代わりに向井先生が考案した『お掃除体操』から。これは、お掃除の動きとダンスの動きをミックスさせた、DKCではもうおなじみの向井先生考案オリジナル体操。「カーテン開けて、窓開けてー!」向井先生の明るい掛け声と音楽に合わせて、床を拭いたり、窓を拭いたりコミカルな動作で、身体とともに、キッズたちの緊張もほぐれていきました。
心と身体があたたまったところで、トレーニングは一気にハードになっていきます。佐藤先生の「大きな声で、次の人!」という掛け声にキッズは「はい!」と大きな声で答えて、全力ダッシュ運動。さらには身体を大きく伸縮させながらのカエル跳び。そして、ぞうきんがけと続きます。キッズたちはみんな、楽しそうに元気に駆け抜けていきますが、これを大人がやったら、間違いなく息が切れていることでしょう。
これだけではありません。2人でペアになって足ジャンケンをして、負けたほうが罰ゲームとして片足跳びや、スクワット、その場カエル跳びを行うという、見た目以上にハードな運動へと続きます。これらもキッズたちは、笑顔でこなしていくのだからさすがです。
この2人でペアになった運動をするとき、DKC名物として忘れてはいけないのが、運動後にお互いをたたえ合うように「ヤッター!(と拳を突き上げて)イェーイ!(とハイタッチ)」と喜びを分かち合う動作です。これは頑張った自分を褒めて、その気持ちを友達と共有する、とても大事なこととして、DKCでは必ず行っています。この日も、キッズたちの「ヤッター!」「イェーイ!」という大きな声が、体育館のあちこちで聞かれました。
ここからDKCも後半戦。全力で身体を動かす準備が整ったところで、今度は力の出し方を学んでいきます。ここで最適なのがタオル綱引きです。タオル引きはDKCの中でもとくにキッズたちに人気があるトレーニングで、大人と子供がタオルで綱引きをやります。まずは高田先生が大人役、向井先生が子供役で見本を見せます。体重100キロの格闘家である高田先生が相手だと、女性の向井先生がいくら力一杯タオルを引っ張ってもビクともしません。でも、これにはコツがあり、しっかりとグリップを握り、腰を低く落として体全体で引っ張ると、タオルに力がしっかりと伝わり、細身の女性である向井先生が、大きな高田先生を引っ張ることができたのです。
これを実際にキッズが先生たちを相手にやってみます。最初はキッズたちが、がむしゃらに引っ張っても、なかなか先生は動いてくれません。でも、やり方を少しアドバイスすると、キッズたちはどんどん大人の先生たちを引っ張って動かし始めました。これには向井先生も「みんなの力がどんどん強くなっていくね。コツをつかむのが早い」と感心しきりでした。
力の出し方がわかったところで、いよいよレスリングの練習に取り組みます。まずは試合で必要な基礎として「構え」を教わります。どんなスポーツもそうですが、この構えがしっかりとできていないと、本当の力はでません。続いて、レスリングで相手を倒すためのタックルを教わります。高田先生が解説するタックルのポイントは、まずしっかり相手の腰に頬を当てるようにして入り、お尻の下をしっかりとハグでクラッチして、力いっぱい前方に体当たりすること。高田先生の強調する「ほっぺた」「ハグ」「体当たり」この3つをしっかり守ることで、レスリング未経験の小さな子供たちが、相手役の大きな先生を倒せるようになっていくのです。
そして、タックルのコツをつかんだところで、いよいよメインイベントとなる、キッズと先生たちとのレスリング対決です。ルールは、キッズたちが先ほど教わったタックルで先生を倒したあと、さらに押さえ込んで両肩をマットに1秒間つける。これでレスリングはフォール勝ちとなります。キッズたちは、高田先生から繰り返し教わった「ほっぺた」「ハグ」「体当たり」を守り、果敢に先生に向かっていき、大きな先生を倒すまでになりました。これにはキッズたちはもちろん、周囲で見ていたお父さん、お母さんたちも大いに盛り上がりました。こうして全力を出し切って、レスリングの試合は終了。
そしてすべての運動が終わり、最後は体育座りで整列して、先生たちのお話を聞きます。DKCのイベントが始まるときは、おしゃべりをしていた子供たちもいましたが、最後はみんな真剣な表情でお話を聞きます。
向井先生からは「レスリングをやったことがある子も初めての子も、今日はみんなすごい試合をしました。これは誰かより強くなる必要はなくて、昨日の自分より少しでも強くなっていたら大成功です。みんなには、これからまだまだパワーが出てくる。自信を持って力を伸ばしていってください」と、キッズたちへの期待の言葉が送られました。
そして高田先生からも子供たちへのメッセージです。
「主役は君たち。大人がいくら頑張っても、君たちが本気になってないと素敵な3時間はつくれませんでした。今日のDKCを体験して、みんながどういう感想を持ったか、『来てよかった』『もっとやりたかった』『もうおわっちゃうの?』という感想を持ったのかどうかは、ここでは聞きません。でも、3時間身体を動かしたあと、しっかりと大人の話を聞く。その集中力が素晴らしいです。そして『あいさつをしっかりする』『上手にやらなくてもいいから、一生懸命やる』、今日はその二つの約束を守ってくれたので、来てよかったなと思います。
僕たちが、なぜDKCを続けてるか。小学生時代、一番大事なのは、毎日外に出て仲間と体全体を使って遊び、たくさんご飯を食べて、宿題してお風呂にはいる。疲れてるからいい睡眠をとる。それを毎日繰り返すのが重要なんです。素敵なお兄さん、お姉さんになる土台、基礎になるんです。これから世の中、苦しいことも楽しいこともたくさんあります。苦しいことでめそめそ、へこむのはもったいない。その基礎があれば、何回つらいことがあっても立ち上がって前に進んでいく力になるんです。そういうことを知ってもらいたくて、DKCを続けてるんです。また来年もみんなと会いたいな。最高の時間をすごせました。ありがとう!」
こうして7年連続7回目となる宮古市でのDKCは、今年も元気と笑顔いっぱいで、大盛況のうちに終了。先生たちとキッズが、また来年の再会を約束しました。
イベント終了後、地元のテレビ局の取材を受けた高田先生は、次のような感想を残しています。
「最初は、おしゃべりをしている子もいて、最後までみんなで力を合わせてできるのか、少し心配だったんですよ。でも、それが時間が経つにつれて、みんなの目がどんどん変わってきて、声の大きさもどんどん変わってきた。気づいたら、大人たちがみんなに引っ張られてた。すごいパワーだね。最高の時間でした。そして最後、つかれきった子供達が、キラキラした目で私たちの話を聞いてくれるのを見て、ああ来てよかったなと思いましたね。いい時間をすごせたなと思います」
では、次もまたみんなで素晴らしい時間をすごしましょう。次回のDKCは11月4日に神戸で行われます。