2018年06月01日
高田延彦先生の故郷!!『第90回DKCin鹿島台』
【日時】2018年5月13日(日)
《小学校3年生~6年生のクラス》9:30~12:30
《小学校1年生~2年生のクラス》14:00~17:00
【場所】宮城・大崎市立鹿島台第二小学校 体育館
【参加人数】
《小学校3年生~6年生のクラス》80人
《小学校1年生~2年生のクラス》78人
高田道場が主催する第90回目のダイヤモンドキッズカレッジ(DKC)は、宮城県で6年連続6回目、鹿島台第二小学校では初の開催となりました。今回も芦野茂美監督率いる山形商業高校レスリング部、Future Dream Wrestling Clubの加藤英之代表による手厚いサポートをいただきました。会場設営からキッズへのレスリング指導までお手伝いをいただき、無事に開催することができました。また、今回のDKC開催にあたり多大なるご尽力をいただいております各社の皆様、地元のボランティアの皆様、関係者の皆様にはこの場を借りて厚く御礼を申し上げます。
今回、DKCが開催された鹿島台は高田延彦先生の母親の故郷ということで、高田先生も子供の頃に何度か訪ねたことがある思い出深い地でした。地元有志の皆様による歓迎も非常に熱烈で、大崎市の伊藤康志市長も会場に足を運んでいただき、イベント開始前にはご挨拶もいただきました。
「この大崎市立鹿島台第二小学校は少子化の影響で、2年前に鹿島台小学校と統合して以来、子どもたちがこなくなっていました。ときどきイベントで活用していますが、今日は久しぶりに元気になります。元気にしていただいたのは高田延彦先生です。鹿島台、大崎を元気にしていただく素敵な企画をしていただきました高田延彦先生、向井亜紀先生、高田道場の皆様に御礼の拍手をお願いいたします。この教室を通じてスポーツ、レスリングで皆さんが自分の可能性や夢を大いに広げてください」
市長の挨拶の後は、会場の全員で大崎市民歌を合唱してイベントがスタートしました。最初はおなじみの向井亜紀先生によるお掃除体操です。斉藤和義さんの「歩いて帰ろう」に乗せて、お掃除の動きで全身をくまなく動かします。舞台上の向井先生の動きを見ながら、キッズたちはその場で動きを真似して習得してしまいます。
続いてはマットの上を全力で走るダッシュです。最初はキッズたちの走りを見て「パワーが伝わってこないなぁ。自分の100%の本気を出そうよ」と語りかけた高田先生。それからキッズたちの動きは見違えるように良くなりました。そのまま次の運動の雑巾がけ。水で濡らした雑巾でマットの上を駆け抜けていくのですが、雑巾を持つ手がブレーキになってしまい、なかなか前に進みません。これが下半身と体幹強化につながるのです。
キッズだけでなく大人の雑巾がけも行われましたが、ズバリ言って大人はボロボロで子供よりも下手! フラフラになりながら雑巾がけをした大人たちの姿は、キッズたちの目にはどう映ったでしょうか? そんな大人たちの姿を見た向井先生は「いまご覧いただいたように今日は子どもたちは、大人ができないことをやっています。大人から『なんであんな運動ができないの?』とかダメ出しするのはなしにしてくださいね」とお願いしました。
続いてクマ歩きとカエル跳びジャンプで思いっきり全身を動かしたキッズたちに、一人一本ずつアクエリアスが配布されます。ここまででかなりの強度の運動を行っており、長丁場のイベントを乗り切るために給水タイムの休憩が取られました。この休憩時間には地元のケーブルテレビ局や新聞社からの取材に、高田先生が応対します。DKCの理念と活動を丁寧に説明しました。
休憩明けは二人一組で行う運動です。全身の筋肉を極限まで使う運動なのですが、この運動の後には「ヤッター! イェーイ!」とハイタッチとハグでお互いを称え合います。「お手本をやってもらいましょう」と指名されたのは、強面の芦野茂美監督とムキムキボディの加藤英之代表。ど迫力の二人が子どもたちを前に、少し照れながら披露した友情の「ヤッター! イェーイ!」に向井先生は感動で目をうるませていました。
スクワットをしながらつま先と手の先を交互にタッチする運動やサイドステップで汗を流した後は、お互いが交互にジャンプする運動で、この二人一組の運動の中でも最もタフな運動です。笛が鳴り終わった瞬間に、疲労でマットに倒れ込むキッズたちが続出しますが、そんなときに高田先生が明るい声で「天井に手がつくイメージで! 今日一番高く飛んでみようよ」と檄を飛ばすと、元気にまた飛び始めるからキッズたちの元気は底なしです。
レスリングに必要な引く力を鍛えるための、タオル綱引きでは高田先生もキッズたちに胸を貸しました。「もっと引っ張れ!」と声をかけながら全身の力を込めるキッズたちを片手だけで相手しますが、キッズたちの元気に「ヤバかったね。もう腕がパンパンだよ」とタジタジ。大人たちもボロボロになるくらい、積極的に綱引きに参加して、順番待ちの間もテンションが高いままのキッズたちは、そのままレスリングの技術練習に突入していきます。
まずは正しい構え方を教わります。レスリング経験者の高田道場・中野先生(山形商業出身)と、お笑い芸人の森一弥先生が、広すぎる足幅や狭すぎる足幅の誤った構えを実演してみせます。どちらもバランスが悪く、ドテッと倒れてしまい、キッズたちに笑いが広がりました。この他にも新体操出身の石郷先生が構えのポーズからバク宙5連続回転を披露すると、保護者を含めて全員の目が釘付けに。
続いてタックルの基礎を教わります。相手の腰に頬をつけて、膝の裏を抱え込み、体当たりで倒します。一連の動作がスムーズにできるように、言葉による説明とそれを実際にやってみせることでキッズたちはまたたく間に自分の技術にしてしまいます。タックルの練習では、山形商業レスリング部の皆さんがキッズたちのやる気を奮い立たせるように、楽しい指導をしてくださいました。
レスリングはコンタクトスポーツでもあるのでキッズ同士でのタックルの練習は厳禁です。向井先生はキッズたちに「タックルを受ける先生たちは受け身の練習を何千回、何万回もやっていて倒れても痛くない倒れ方を身につけているのからおもいっきりぶつかっても大丈夫。でも、お友達同士では絶対にやらないでください」と釘を刺すことも忘れません。安全第一でケガをしないで運動を楽しめるように注意喚起は怠りません。
そして、本日のメインイベント。先生たちとキッズたちの試合が始まります。レスリングの正式なルールにのっとって、相手をフォールして1秒間マットに肩をつければ勝ちです。イベントの進行とともに、どんどん集中力が研ぎ澄まされていったキッズたちは、全力のタックルで先生を倒して次々とフォールを奪っていきます。高田先生もキッズと試合を行ない、強烈な全力タックルで倒されていました。
とにかく元気いっぱいのキッズたちの中には、先生に勝てなくて悔しさのあまり泣いてしまう子もいました。それだけ気持ちも乗っていたということでしょう。そんなキッズたちの本気に触れて、向井先生は目を細めて喜んでいました。DKCの醍醐味と言ってもいいでしょう。
最後は全員で手を繋いで50回のスクワットを行ない、体力を残り一滴までしぼりとって大団円を迎えました。
「今日のイベントを『短いなぁ』と感じてくれれば成功だったと思います。君たちの年代で一番やらなきゃいけないのは、健康な体と健康な心を作ること。たくさん体を動かして、ご飯をいっぱい食べて、いい睡眠を取れば、素敵なお兄ちゃん、お姉ちゃんになれるはず。それを伝えるためにダイヤモンドキッズカレッジをやっています」高田先生はキッズたちの澄んだ目を見て語りかけました。
「これだけは言っておきたいということはある?」という質問に手を上げた女の子は「先生たちが強かったけど、勝ててよかったです」とにっこり。他のキッズたちも「疲れたけど楽しかったです」「レスリングで体が強くなった気がする」「難しいかと思ったけど、やってみたら楽しかった」と口々に感想を語りました。
そんなキッズたちを指導した山形商業レスリング部のたくみ先生も「自分は大して強くはありません。それでも色んな人から教えてもらっていることもあって、こうやって小さい皆さんに教えること、スタッフの皆さんや保護者の皆さんから支援をいただいてこういった機会を得られたことを大切にして今後も取り組んでいきたいと思います。皆さんからいろんなものをいただきました。ありがとうございました」と素晴らしい挨拶でイベントを締めくくってくれました。
次回のDKCは6月10日、大分県別府市で開催します。
《小学校3年生~6年生のクラス》9:30~12:30
《小学校1年生~2年生のクラス》14:00~17:00
【場所】宮城・大崎市立鹿島台第二小学校 体育館
【参加人数】
《小学校3年生~6年生のクラス》80人
《小学校1年生~2年生のクラス》78人
高田道場が主催する第90回目のダイヤモンドキッズカレッジ(DKC)は、宮城県で6年連続6回目、鹿島台第二小学校では初の開催となりました。今回も芦野茂美監督率いる山形商業高校レスリング部、Future Dream Wrestling Clubの加藤英之代表による手厚いサポートをいただきました。会場設営からキッズへのレスリング指導までお手伝いをいただき、無事に開催することができました。また、今回のDKC開催にあたり多大なるご尽力をいただいております各社の皆様、地元のボランティアの皆様、関係者の皆様にはこの場を借りて厚く御礼を申し上げます。
今回、DKCが開催された鹿島台は高田延彦先生の母親の故郷ということで、高田先生も子供の頃に何度か訪ねたことがある思い出深い地でした。地元有志の皆様による歓迎も非常に熱烈で、大崎市の伊藤康志市長も会場に足を運んでいただき、イベント開始前にはご挨拶もいただきました。
「この大崎市立鹿島台第二小学校は少子化の影響で、2年前に鹿島台小学校と統合して以来、子どもたちがこなくなっていました。ときどきイベントで活用していますが、今日は久しぶりに元気になります。元気にしていただいたのは高田延彦先生です。鹿島台、大崎を元気にしていただく素敵な企画をしていただきました高田延彦先生、向井亜紀先生、高田道場の皆様に御礼の拍手をお願いいたします。この教室を通じてスポーツ、レスリングで皆さんが自分の可能性や夢を大いに広げてください」
市長の挨拶の後は、会場の全員で大崎市民歌を合唱してイベントがスタートしました。最初はおなじみの向井亜紀先生によるお掃除体操です。斉藤和義さんの「歩いて帰ろう」に乗せて、お掃除の動きで全身をくまなく動かします。舞台上の向井先生の動きを見ながら、キッズたちはその場で動きを真似して習得してしまいます。
続いてはマットの上を全力で走るダッシュです。最初はキッズたちの走りを見て「パワーが伝わってこないなぁ。自分の100%の本気を出そうよ」と語りかけた高田先生。それからキッズたちの動きは見違えるように良くなりました。そのまま次の運動の雑巾がけ。水で濡らした雑巾でマットの上を駆け抜けていくのですが、雑巾を持つ手がブレーキになってしまい、なかなか前に進みません。これが下半身と体幹強化につながるのです。
キッズだけでなく大人の雑巾がけも行われましたが、ズバリ言って大人はボロボロで子供よりも下手! フラフラになりながら雑巾がけをした大人たちの姿は、キッズたちの目にはどう映ったでしょうか? そんな大人たちの姿を見た向井先生は「いまご覧いただいたように今日は子どもたちは、大人ができないことをやっています。大人から『なんであんな運動ができないの?』とかダメ出しするのはなしにしてくださいね」とお願いしました。
続いてクマ歩きとカエル跳びジャンプで思いっきり全身を動かしたキッズたちに、一人一本ずつアクエリアスが配布されます。ここまででかなりの強度の運動を行っており、長丁場のイベントを乗り切るために給水タイムの休憩が取られました。この休憩時間には地元のケーブルテレビ局や新聞社からの取材に、高田先生が応対します。DKCの理念と活動を丁寧に説明しました。
休憩明けは二人一組で行う運動です。全身の筋肉を極限まで使う運動なのですが、この運動の後には「ヤッター! イェーイ!」とハイタッチとハグでお互いを称え合います。「お手本をやってもらいましょう」と指名されたのは、強面の芦野茂美監督とムキムキボディの加藤英之代表。ど迫力の二人が子どもたちを前に、少し照れながら披露した友情の「ヤッター! イェーイ!」に向井先生は感動で目をうるませていました。
スクワットをしながらつま先と手の先を交互にタッチする運動やサイドステップで汗を流した後は、お互いが交互にジャンプする運動で、この二人一組の運動の中でも最もタフな運動です。笛が鳴り終わった瞬間に、疲労でマットに倒れ込むキッズたちが続出しますが、そんなときに高田先生が明るい声で「天井に手がつくイメージで! 今日一番高く飛んでみようよ」と檄を飛ばすと、元気にまた飛び始めるからキッズたちの元気は底なしです。
レスリングに必要な引く力を鍛えるための、タオル綱引きでは高田先生もキッズたちに胸を貸しました。「もっと引っ張れ!」と声をかけながら全身の力を込めるキッズたちを片手だけで相手しますが、キッズたちの元気に「ヤバかったね。もう腕がパンパンだよ」とタジタジ。大人たちもボロボロになるくらい、積極的に綱引きに参加して、順番待ちの間もテンションが高いままのキッズたちは、そのままレスリングの技術練習に突入していきます。
まずは正しい構え方を教わります。レスリング経験者の高田道場・中野先生(山形商業出身)と、お笑い芸人の森一弥先生が、広すぎる足幅や狭すぎる足幅の誤った構えを実演してみせます。どちらもバランスが悪く、ドテッと倒れてしまい、キッズたちに笑いが広がりました。この他にも新体操出身の石郷先生が構えのポーズからバク宙5連続回転を披露すると、保護者を含めて全員の目が釘付けに。
続いてタックルの基礎を教わります。相手の腰に頬をつけて、膝の裏を抱え込み、体当たりで倒します。一連の動作がスムーズにできるように、言葉による説明とそれを実際にやってみせることでキッズたちはまたたく間に自分の技術にしてしまいます。タックルの練習では、山形商業レスリング部の皆さんがキッズたちのやる気を奮い立たせるように、楽しい指導をしてくださいました。
レスリングはコンタクトスポーツでもあるのでキッズ同士でのタックルの練習は厳禁です。向井先生はキッズたちに「タックルを受ける先生たちは受け身の練習を何千回、何万回もやっていて倒れても痛くない倒れ方を身につけているのからおもいっきりぶつかっても大丈夫。でも、お友達同士では絶対にやらないでください」と釘を刺すことも忘れません。安全第一でケガをしないで運動を楽しめるように注意喚起は怠りません。
そして、本日のメインイベント。先生たちとキッズたちの試合が始まります。レスリングの正式なルールにのっとって、相手をフォールして1秒間マットに肩をつければ勝ちです。イベントの進行とともに、どんどん集中力が研ぎ澄まされていったキッズたちは、全力のタックルで先生を倒して次々とフォールを奪っていきます。高田先生もキッズと試合を行ない、強烈な全力タックルで倒されていました。
とにかく元気いっぱいのキッズたちの中には、先生に勝てなくて悔しさのあまり泣いてしまう子もいました。それだけ気持ちも乗っていたということでしょう。そんなキッズたちの本気に触れて、向井先生は目を細めて喜んでいました。DKCの醍醐味と言ってもいいでしょう。
最後は全員で手を繋いで50回のスクワットを行ない、体力を残り一滴までしぼりとって大団円を迎えました。
「今日のイベントを『短いなぁ』と感じてくれれば成功だったと思います。君たちの年代で一番やらなきゃいけないのは、健康な体と健康な心を作ること。たくさん体を動かして、ご飯をいっぱい食べて、いい睡眠を取れば、素敵なお兄ちゃん、お姉ちゃんになれるはず。それを伝えるためにダイヤモンドキッズカレッジをやっています」高田先生はキッズたちの澄んだ目を見て語りかけました。
「これだけは言っておきたいということはある?」という質問に手を上げた女の子は「先生たちが強かったけど、勝ててよかったです」とにっこり。他のキッズたちも「疲れたけど楽しかったです」「レスリングで体が強くなった気がする」「難しいかと思ったけど、やってみたら楽しかった」と口々に感想を語りました。
そんなキッズたちを指導した山形商業レスリング部のたくみ先生も「自分は大して強くはありません。それでも色んな人から教えてもらっていることもあって、こうやって小さい皆さんに教えること、スタッフの皆さんや保護者の皆さんから支援をいただいてこういった機会を得られたことを大切にして今後も取り組んでいきたいと思います。皆さんからいろんなものをいただきました。ありがとうございました」と素晴らしい挨拶でイベントを締めくくってくれました。
次回のDKCは6月10日、大分県別府市で開催します。