イベントレポート

DIAMOND KIDS COLLEGE - ダイヤモンド・キッズ・カレッジ

2013年03月02日

5年連続、年末恒例の埼玉開催! 『第43回DKC in 大宮』

【日時】2012年12月9日(日)《午前の部(小学校1年生~2年生のクラス)10:00~12:00/午後の部(小学校3年生~6年生のクラス)14:00~16:00》
【場所】埼玉県・さいたま市立桜木小学校
【参加キッズ数】小学校1年生~2年生のクラス 92人/小学校3年生~6年生のクラス 95人


2012年最後の高田道場ダイヤモンドキッズカレッジとなった、『第43回DKC in大宮』。

実はDKCは、ここ数年、年末最後の大会を埼玉県で締めくくるのが恒例となっていて、2008年の草加市大会から数えて5年連続となる12月の埼玉上陸です。つまり、この埼玉の地には、12月の寒さにも負けない熱い熱〜いキッズたちが、それだけたくさん待ってくれているということ。
もはや、埼玉はDKCの“聖地”なのです!

会場となったのは、2010年に続いて2度目となる、さいたま市立桜木小学校。大宮駅からもほど近い好立地のこの小学校の体育館に、この日集まってくれた元気なキッズたちは、午前の部・午後の部を合わせて187名。その中には、地元のサッカーチームに所属する身体能力の高いのキッズたちも数多く参加してくれるということで、開始前から先生たちの期待も大いに高まっていました。

さて、今回の『第43回DKC in大宮』を担当する先生たちは、DKC主宰者であり高田道場代表の高田延彦先生、メインMCを務める向井亜紀先生、岩見谷智義先生をはじめとする高田道場キッズレスリングのコーチ、「救護班」のノリ先生&ミホ先生というレギュラー陣。

さらに、“DKCの聖地”埼玉開催には欠かせない存在といえば、地元のレスリング名門校・埼玉栄高等学校&中学校のレスリング部員のみなさん。10月の駒沢大会に続き、レスリング部員のお兄さんやお姉さんはもちろん、父母会のお父さんたちまで駆けつけてお手伝いをしてくれました。

イベント開始の前に、その埼玉栄レスリング部を代表して、野口篤史監督から、
「全国の子供たちに比べて、埼玉の子供たちは元気がないなぁ? なんて言われないように、力を振り絞って頑張ってください!」
と熱いエールがキッズたちに送られると、すかさず髙田先生も、
「さっき体育館の前を通ったら、中から子供たちの大きな声が聞こえてきて。今日はいつもの会場より少し人数が少ないんだけど、埼玉の子供たちはそれを感じさせないぐらい元気があるようだから、期待してます!」
と盛り上げてくれました。

そして、さらに高田先生からはキッズたちに、ふたつの約束のお願い。
「みんなに二つだけ守ってほしいことがあります。ひとつ目は、最初から最後まで、大きな声で返事や挨拶をすること。ふたつ目は、下手くそでもいいから、全力で、思いっきり体を動かすこと。いいですか?」
すると、キッズたちから
「ハ~イ!!」
という元気なお返事が返ってきました。



さあ、いよいよメニューのスタートです。
まずは、EXILEの『Choo Choo TRAIN』に合わせて恒例の準備体操。首、肩、肘、手首、足首、腰、膝の順番に回したら、屈伸運動とストレッチ運動。身体があたたまってきたところでボクシング、水泳、重量挙げ、卓球、サッカー、ハンマー投げの動きをして、最後は曲の終わりに合わせて決めポーズ。
楽しく、しっかり体をほぐしました。

続いてはウォーミングアップ。大きなマットの端から端までをダッシュします。
「次の人!」と先生に言われたら、「ハ~イ!」と元気よく返事して、マットの反対側に待ち構える先生たちのところへ全力でダッシュ。途中で紐を飛んだり、くぐったり、カエル跳びジャンプ、クマ歩き、カニ歩きなどのバリエーションも加えてチャレンジ。
運動神経やバランス感覚を養う運動です。

そして、ここからはレスリングの基本練習に入ります。
「構え」「タックル」「トリプルバランス(マジックテープ取りゲーム)」と、レスリングのために必要な動きを、何度も何度もやってみます。ほとんどのキッズがレスリングは未経験なので、先生たちがわかりやすくゆっくりと丁寧に説明。マジックテープ取りゲームの見本では、先生同士の対戦に応援するキッズたちも大盛り上がりでした。

この頃になると、最初は緊張気味だったキッズたちの表情にも笑顔が多く見られるようになります。
「先生に3回勝った〜!」
「俺は4回!」
と、楽しそうに報告してくれました。



「よ〜し、じゃあ、そろそろ試合をしよう」
基本をしっかりやったあとは、髙田先生の掛け声で、今度は強い先生たちを相手にタックルを使ってのスパーリング。
先生たちの見本をよ〜く見てから、初めての本格的なレスリングに挑戦です。髙田道場の強い先生たちや、高校や中学でチャンピオンにもなっている埼玉栄の先生たちに、みんなガンガン当たっていきます。

ほとんどのキッズがレスリング未経験のはずが、まるで本物のレスラーのような動きをしているキッズが何人もいて。先生たちもビックリしながらタックルを受けていました。

すっかりレスリングの動きが身についたところで、仕上げは一分間の「サーキットトレーニング」。
先生が指示する4つの運動、「背筋」「腕立て」「腹筋」「脚の交差」を休みなくランダムに行います。筋力量を増やしたり、スピードをアップさせる効果がある運動ですが、これが、思っている以上に過酷なトレーニング。ところが、この日のキッズたちは、そのキツいトレーニングもなんなくこなしていました。先生たちは、さらにビックリです。

ちなみ、キッズたちのあとに「番外編」としてギャラリーのパパ・ママたちにも、このサーキットトレーニングにトライしてもらったのですが、結果は…。運動不足のパパ・ママたち、子供たちを見習ってくださいね。

そして、いよいよ最後のメニューは、DKC恒例の「全員スクワット」です。
キッズ全員が手をつなぎ、マット全体にひとつの大きな輪を作ります。今回の目標回数は、午前の部は50回。午後の部は100回に設定されました。
「みんなで手をつないで、パワーを分け与えながら、元気よく数を数えよう!」
高田先生の号令で始まった最後のスクワットも、ここまで優秀な動きを見せていた埼玉のキッズたちは、もちろん、ひとりも脱落することなく目標を達成。本当に素晴らしいキッズたちが集まってくれた一日でした。

すべてのメニューを完璧にこなし、最後は整理体操。
これでイベントは終了です。

終了後の挨拶では、髙田先生も、
「今日は午前も午後も、予定の時間を大幅にオーバーしてしまったんです。子供たちのパワーに引っ張られて、ついつい『もういっちょいこう!』『もっとやってみよう!』となってしまいました。それも、みなさんが最初の約束を守って、元気よく、一生懸命にやってくれたからだと思います」
と、とても嬉しそうに話してくれました。

そうして、43回目のDKCは、いつもよりも少し少ない参加人数ながら、いつも以上に元気に、そして見事にメニューをこなしてくれたこの日のキッズたちのおかげで、大成功のうちに幕を閉じました。

2013年も、DKCは埼玉に戻ってきます!
また会える日を、楽しみに!