2025年11月17日
第126回ダイヤモンドキッズカレッジ~ファミリーで強くなる~in石川県珠洲市
2025年10月19日(日)、髙田道場主催「第126回 ダイヤモンドキッズカレッジ」が石川県珠洲市の緑丘中学校で開催されました。
当日は30組60名の親子が参加し、笑顔と活気に満ちた一日となりました。
今回の開催は、能登半島地震から1年10か月。まだ震災の爪あとが残る珠洲の皆さんに、少しでも元気を届けたい――。そんな思いから、地元関係者のご協力のもと実現した特別な開催です。
スタッフ一行はのと里山空港に降り立ち、バスで会場へ向かう途中、津波の被害で傾いた電柱や更地のままの土地を目にしました。
珠洲市職員の方から「能登の被災状況はあまり報じられなくなっていますが、ご覧の通り復興の道のりはまだまだ長い。地元の人たちは忘れられてしまうことが何よりつらいんです」との言葉が印象的でした。
今回のDKCは、まさに“忘れない”という気持ちと、地域へ寄り添う心を込めた開催となりました。
イベントの冒頭、JAのと専務理事・中島正明様よりご挨拶をいただきました。
「今日はたくさんの皆さんにお集まりいただきありがとうございます。昨年は地震と豪雨の被害に見舞われました。皆さんの中にも仮設住宅で暮らしている方もたくさんいらっしゃると思います。子どもにとっても施設が利用制限されたり、運動場に仮設住宅がたくさん建っているという状況で、日々ストレスを抱えながら生活されていると思います。今日はこの機会にストレスを発散できるように、少しでも元気になるように髙田道場の皆さんにお越しいただいております」
続いて登壇した髙田延彦先生は、力強く語りました。
「今日は期待感でワクワクしながら来ました。きつい運動もあるかもしれませんが、うまくできなくても叱らない。親子は“チーム”です。力を合わせて乗り切りましょう!」
向井亜紀先生も笑顔で応えます。
「学校の勉強とは違います。真面目じゃなくてもOK、笑っててもOK! でも、本気でやってくださいね」
その言葉に「はーい!」と元気な声が体育館いっぱいに響き、珠洲大会がスタートしました。
まずは向井先生考案の「おそうじ体操」でウォーミングアップ。音楽に合わせて楽しく体を動かすうちに、緊張していた子どもたちの表情もどんどん和らいでいきます。
続いて、スキップやダッシュで徒競走のスピードアップを目指す練習へ。
他県のキッズにも負けないスピード感で、珠洲の子どもたちは全力疾走!
高田先生も「珠洲っ子はすごいね! 気持ちが乗るとどんどん速くなるねぇ」と目を細めて見守りました。
立位体前屈・反復横跳び・立ち幅跳びなど学校の体力測定にもつながる運動では、記録を伸ばすコツを伝授しました。子どもたちは夢中でチャレンジし、保護者からも「こんなに楽しそうに運動する姿は久しぶり」と笑顔がこぼれました。
中盤は、運動会でも人気の「タオル綱引き」。向井先生がコツを伝授すると、体格差のある大人相手にも勝てる子が続出しました。「勝ったー!」とガッツポーズを決める子どもたちの目は輝いていました。
続いて行われた二人組の運動では、親子のボディコンタクトがより深まります。うつ伏せの相手をひっくり返す「お好み焼き」や、マットを挟んでの鬼ごっこなど、笑い声と歓声が絶えません。運動が終わったあとは「やったー!」「イエーイ!」と抱き合う親子の姿が印象的でした。
終盤は、前受身・後ろ受身で転倒時のケガを防ぐ練習。向井先生は「人生100年時代、子供だけじゃなく、大人にとってもいざという時のために受け身は大事ですよ」と語ります。
そして最後は恒例の1分間サーキットトレーニング! 腕立て、ジャンプ、バタ足などを次々とこなし、会場は大きな熱気に包まれました。倒れ込むほど頑張る親子の姿に、スタッフからも自然と拍手が湧き起こりました。
イベントを締めくくる挨拶で、髙田先生は静かに語りました。
「珠洲の皆さんと一緒に時間を共有できて、本当に幸せでした。この3時間で何かを感じてくれたらと思います。『来てよかった』と思ってもらえたら何よりです」
子どもたちからは次々と挙手してイベントの感想が寄せられました。
「意外と難しかったので、毎日続けたいと思いました。」
「受け身はこれからも練習したいです。」
「お父さんと一緒に全部楽しくできました!」
どの言葉にも、親子がともに挑み、心を通わせた充実感がにじんでいました。
震災の記憶を風化させず、地域の絆を再確認する一日となった珠洲大会。
髙田先生と向井先生の願いどおり、「強く、優しく、あたたかいファミリーの力」を感じさせる時間となりました。
当日は30組60名の親子が参加し、笑顔と活気に満ちた一日となりました。
今回の開催は、能登半島地震から1年10か月。まだ震災の爪あとが残る珠洲の皆さんに、少しでも元気を届けたい――。そんな思いから、地元関係者のご協力のもと実現した特別な開催です。
スタッフ一行はのと里山空港に降り立ち、バスで会場へ向かう途中、津波の被害で傾いた電柱や更地のままの土地を目にしました。
珠洲市職員の方から「能登の被災状況はあまり報じられなくなっていますが、ご覧の通り復興の道のりはまだまだ長い。地元の人たちは忘れられてしまうことが何よりつらいんです」との言葉が印象的でした。
今回のDKCは、まさに“忘れない”という気持ちと、地域へ寄り添う心を込めた開催となりました。
イベントの冒頭、JAのと専務理事・中島正明様よりご挨拶をいただきました。
「今日はたくさんの皆さんにお集まりいただきありがとうございます。昨年は地震と豪雨の被害に見舞われました。皆さんの中にも仮設住宅で暮らしている方もたくさんいらっしゃると思います。子どもにとっても施設が利用制限されたり、運動場に仮設住宅がたくさん建っているという状況で、日々ストレスを抱えながら生活されていると思います。今日はこの機会にストレスを発散できるように、少しでも元気になるように髙田道場の皆さんにお越しいただいております」
続いて登壇した髙田延彦先生は、力強く語りました。
「今日は期待感でワクワクしながら来ました。きつい運動もあるかもしれませんが、うまくできなくても叱らない。親子は“チーム”です。力を合わせて乗り切りましょう!」
向井亜紀先生も笑顔で応えます。
「学校の勉強とは違います。真面目じゃなくてもOK、笑っててもOK! でも、本気でやってくださいね」
その言葉に「はーい!」と元気な声が体育館いっぱいに響き、珠洲大会がスタートしました。
まずは向井先生考案の「おそうじ体操」でウォーミングアップ。音楽に合わせて楽しく体を動かすうちに、緊張していた子どもたちの表情もどんどん和らいでいきます。
続いて、スキップやダッシュで徒競走のスピードアップを目指す練習へ。
他県のキッズにも負けないスピード感で、珠洲の子どもたちは全力疾走!
高田先生も「珠洲っ子はすごいね! 気持ちが乗るとどんどん速くなるねぇ」と目を細めて見守りました。
立位体前屈・反復横跳び・立ち幅跳びなど学校の体力測定にもつながる運動では、記録を伸ばすコツを伝授しました。子どもたちは夢中でチャレンジし、保護者からも「こんなに楽しそうに運動する姿は久しぶり」と笑顔がこぼれました。
中盤は、運動会でも人気の「タオル綱引き」。向井先生がコツを伝授すると、体格差のある大人相手にも勝てる子が続出しました。「勝ったー!」とガッツポーズを決める子どもたちの目は輝いていました。
続いて行われた二人組の運動では、親子のボディコンタクトがより深まります。うつ伏せの相手をひっくり返す「お好み焼き」や、マットを挟んでの鬼ごっこなど、笑い声と歓声が絶えません。運動が終わったあとは「やったー!」「イエーイ!」と抱き合う親子の姿が印象的でした。
終盤は、前受身・後ろ受身で転倒時のケガを防ぐ練習。向井先生は「人生100年時代、子供だけじゃなく、大人にとってもいざという時のために受け身は大事ですよ」と語ります。
そして最後は恒例の1分間サーキットトレーニング! 腕立て、ジャンプ、バタ足などを次々とこなし、会場は大きな熱気に包まれました。倒れ込むほど頑張る親子の姿に、スタッフからも自然と拍手が湧き起こりました。
イベントを締めくくる挨拶で、髙田先生は静かに語りました。
「珠洲の皆さんと一緒に時間を共有できて、本当に幸せでした。この3時間で何かを感じてくれたらと思います。『来てよかった』と思ってもらえたら何よりです」
子どもたちからは次々と挙手してイベントの感想が寄せられました。
「意外と難しかったので、毎日続けたいと思いました。」
「受け身はこれからも練習したいです。」
「お父さんと一緒に全部楽しくできました!」
どの言葉にも、親子がともに挑み、心を通わせた充実感がにじんでいました。
震災の記憶を風化させず、地域の絆を再確認する一日となった珠洲大会。
髙田先生と向井先生の願いどおり、「強く、優しく、あたたかいファミリーの力」を感じさせる時間となりました。




