イベントレポート

DIAMOND KIDS COLLEGE - ダイヤモンド・キッズ・カレッジ

2025年04月02日

第123回ダイヤモンドキッズカレッジ~ファミリーで強くなる~in沖縄県那覇市~

2025年3月8日(土)、第123回目となるダイヤモンドキッズカレッジ(DKC)が、那覇市の奥武山公園内にある沖縄県立武道館で開催されました。沖縄での開催は今回で4回目。県内外から集まった60組120名の親子が笑顔いっぱいの時間を過ごしました。

今回のMCはおなじみ、髙田延彦先生と向井亜紀先生。向井先生からは「1メートルのマット2枚のスペースで、親子でできる運動を覚えて帰ってもらいますからね」との言葉があり、会場は早くも期待感に包まれていました。

このイベントには、沖縄県・沖縄県教育委員会・那覇市・那覇市教育委員会からの後援をいただき、なんと玉城デニー沖縄県知事がDKCオリジナルTシャツを着て登場するというサプライズもありました。じつはスタッフは誰も知らされていない完全サプライズだったのですが、知事は明るい笑顔で参加者に向けてエールを送ってくださいました。

「県として今まで後援はしてきましたが、実際にDKCの様子を見たのは初めて。今日は皆さんがどのように触れ合い、体を動かすのか、見たくて来ました」と語り、「ストレッチを日課にしている」と、ご自身の健康習慣についても、軽やかな動きとともにユーモアを交えて話してくださいました。「子どもが全力で動く姿についていくのは本当に大変(笑)。だからこそ、親子でこうして一緒に体を動かすことの大切さを感じています」と、お孫さんとの微笑ましいエピソードも披露してくださいました。

向井先生が「大活躍の知事ですが、今日は“おじいちゃん”としての一面も垣間見せてくれましたね」と笑顔で紹介すると、会場からは温かい拍手が送られました。

また、今回も地元のプロハンドボールチームから、男子の琉球コラソン、女子のザ・テラスホテルズ ラティーダ琉球の選手たちが参加。スポーツの魅力を存分に伝えてくれる頼もしい存在でした。

イベントはまず、徒競走が速くなるための運動からスタート。スキップ、もも上げ、ダッシュ、雑巾がけ、カニステップと続き、親子で息を合わせた動きに挑戦していきます。これには向井先生も「親子がだんだんいいチームになってきましたね」とにっこり。

続いては、学校の体力測定に出てくる種目に対応した練習。立位体前屈、反復横跳び、立ち幅跳びに加え、綱引きにもチャレンジしました。やればやるほど目に見えて記録が伸びていく様子は、子どもたちにとっても大人にとっても大きな達成感につながっていたようです。

終盤は、レスリングの動きを取り入れた実践的なトレーニングへ。正しい構えから始まり、腰押し、胸をつけての押し合い、さらには受け身の練習も行い、心も体も使いながら、親子で強くなるを実践していました。

ラストは恒例のサーキットトレーニング。腕立て、もも上げ、ジャンプ、バタ足といった運動をリズムよく切り替える運動を2セット連続で行い、琉球コラソンとラティーダ琉球の選手たちがステージでお手本を見せてくれました。その圧倒的な動きに、子どもたちからは「すごい!」という声が上がります。

この日のイベント中に髙田先生が「“夢”の“中”と書いて“夢中”。どれだけ夢中になれる時間を重ねられるかが大事」と子どもたちに呼びかけていましたが、その言葉どおり、会場は全員が夢中になって動き続ける素敵な時間となりました。

運動の強度が高い場面では、保護者に代わってDKCスタッフが一緒に動いてくれることもあり、親は我が子の成長をしっかりと目に焼きつけていました。これはまさに、親子の濃密なコミュニケーションの時間です。

最後の総括では、向井先生から「DKCを通して自己肯定感、ひいては“家族肯定感”を育んでほしい。『この家族でよかったな』と、心の拠り所になってくれるような時間になっていたら嬉しいです」と温かいメッセージが贈られました。

髙田先生が「なんでもいいよ。今日、感じたことを話してくれる人~?」と問いかけると、小さな手がたくさん挙がり、マイクを通して次々と感想が発表されました。

「いろいろな運動を教えてもらって楽しかったです」
「走るのが楽しかったです」

それぞれが違う楽しさを見つけ、それぞれの形で運動と向き合った時間。会場は、笑顔と拍手に包まれて、心地よい疲労と達成感を胸にイベントを終えました。

沖縄の皆さん、またお会いできる日を楽しみにしています!