2025年05月28日
第124回ダイヤモンドキッズカレッジ~ファミリーで強くなる~in石川県輪島市
4月13日、石川県輪島市にあります輪島中学校体育館で第124回ダイヤモンドキッズカレッジ(DKC)が開催されました。
輪島市は2024年の元日に起きた能登半島地震で大きな被害を受けて、今回DKCを開催する大きく立派な輪島中学校体育館も長く避難所となっていた場所です。髙田延彦はじめスタッフはイベント前日の4月12日に能登に到着し、中日新聞の小坂記者案内のもと地震で大きな被害を受けた輪島市と珠洲市を視察しました。
地震から1年以上が経過し、首都圏のテレビでは被災地のニュースが比較的少なくなっていますが、実際に現場を訪れると倒壊したままの家屋や屋根や壁にブルーシートを張ったままの家がたくさんあり、被害の大きさを感じると同時にまだまだ復興途中であることを実感しました。それと同時に、ちょうど桜の季節だったこともあり、桜や新緑がまぶしい景色を見て、早くこの美しい能登が元の姿に戻ることをスタッフ一同願わずにはいられませんでした。
そして翌日は13時から輪島市体育館でDKCがスタート。40組80人のファミリーが参加してくれました。イベントの冒頭、向井先生が「やっとここに来ることができました。能登はずっと来たかったんです」と挨拶。向井先生は長年、朝のテレビ旅番組に出演していたため、輪島は何度も取材で訪れた思い出の場所だそうです。
そのため恩返しの意味も込めて早く能登でDKCを開催したい思いがありましたが、復興途中ということもあり少し時間がかかってしまいましたが、今回はJAのと様、JA共済様のご協力のもと、ようやく開催することができました。この場を借りて、あらためて御礼申し上げます。
DKCは1回目の開催から数えて早20年、125回目を迎えました。「運動を通じてファミリーで強くなる」がコンセプトのDKC。子どもたちにはそれぞれ家族とともに1畳ほどのひとつのマットでたくさん体を動かしてもらいますが、運動を始める前にまず、リラックスするためにおとなと子どもでお互いの肩を揉み合います。そんなスキンシップから家族の仲が深まります。
髙田先生からは、運動を始める前に子どもたちに1個だけ約束してほしいお願いがありました。
「このイベントが終わった時に『来てよかったな』『もっとやりたかったな』と思ってもらうために、へたくそでも上手にできなくてもいいから、おもいっきり、全力でやってください。例えばジャンプと言ったら、天井に手が付くくらいに。走る時はかならず新幹線より早く走ってください」
そんな髙田先生のちょっと大袈裟な約束に子どもたちからは笑いが起こりながらも、「そのくらいの気持ちで全力でおもいっきり体を動かしてください。約束できる人?」と聞くと、輪島の子どもたちからは「はーい!」という大きな声が聞こえてきました。これには髙田先生も「その元気を最後まで続けて、みんなで最高の時間を作ろうね」とニッコリです。
いよいよ運動がスタート。最初はいつものようにお掃除体操から始まり、音楽に合わせてお掃除の動きを取り入れたユニークな体操に早くも子どもたちは笑顔です。
足ジャンケンを使ったゲーム性のある運動に続いて、徒競走が早くなる運動。走る前には必ず「大きな声で、次の人!」の掛け声に「はーい!」と答えるところから始まります。大きな声で返事をすると元気になり、力が出るんです。スキップから始まり、ももあげ、全速力のランニング。さらに真ん中まで走ったら設置してある小さなボールを別の場所に置き換えてまた走る練習。そして家族で手を取り合ってのカニ歩き。さらにじつはハードな雑巾掛け。大人だったらヘトヘトになるような運動でも子どもたちは元気いっぱい。みんな走るのが大好きなようです。
その後は学校の体力テストに出てくる種目にチャレンジ。立位体前屈、反復横跳び、立ち幅跳び、タオルを使っての綱引き。お家の人と協力しながら記録を伸ばすことで、子どもたちに達成感が生まれていきます。
後半は、元レスリング全日本学生チャンピオンの亮太先生指導によるレスリングの動きを取り入れたトレーニング。基本の構えから、正しい力の使い方を学びました。仰向けや、うつ伏せから、合図と同時に立ち上がって構える動きでは、大人より速く立ち上がる子どももたくさんいました。
ラストはサーキットトレーニング。オリンピックなどに出場するトップアスリートなども取り入れている運動にチャレンジです。もう2時間以上も体を動かして疲れているはずの子どもたちですが、最後の最後まで一生懸命頑張ってくれました。
すべての運動が終わったあと、髙田先生が最初に交わした約束「『へたっぴでもいいから、全力でやる』ということができた人?」と聞くと、「はーい!」という大きな返事が返ってきました。この全力でがんばった経験が、きっと今後の力になってくれると思います。
最後に髙田先生が「今日の感想を発表したい人はいるかな?」と聞くと、すぐに次々と手があがります。
「じゃんけんがたのしかった」
「雑巾掛けが楽しかったです」
「かけっこで走ったことです」
「じゃんけんが楽しかった」
みんな、それぞれが楽しかった運動を発表してくれました。
また、発表しきれなかった子どもたちのために、今回は会場出口でスタッフがビデオカメラを構えて帰り際に感想を残してもらうと、そこでも「たのしかった」「また来てください」という声をたくさんいただきました。
イベント終了間際には、この前日、63回目の誕生日を迎えた髙田先生のお祝いをサプライズで行うなど、とてもアットホームな雰囲気で終えることができた今回のDKC。スタッフ一同、「能登の子どもたちを元気にしたい」という思いで輪島にやってきましたが、子どもたちからもたくさん元気をいただきました。
石川県でのDKCは、次は年内にも珠洲市で行うことがすでに決定しています。また、すぐに能登に戻って来られること、そして元気な子どもたちとお会いできることをスタッフ一同、楽しみにしています。
輪島市は2024年の元日に起きた能登半島地震で大きな被害を受けて、今回DKCを開催する大きく立派な輪島中学校体育館も長く避難所となっていた場所です。髙田延彦はじめスタッフはイベント前日の4月12日に能登に到着し、中日新聞の小坂記者案内のもと地震で大きな被害を受けた輪島市と珠洲市を視察しました。
地震から1年以上が経過し、首都圏のテレビでは被災地のニュースが比較的少なくなっていますが、実際に現場を訪れると倒壊したままの家屋や屋根や壁にブルーシートを張ったままの家がたくさんあり、被害の大きさを感じると同時にまだまだ復興途中であることを実感しました。それと同時に、ちょうど桜の季節だったこともあり、桜や新緑がまぶしい景色を見て、早くこの美しい能登が元の姿に戻ることをスタッフ一同願わずにはいられませんでした。
そして翌日は13時から輪島市体育館でDKCがスタート。40組80人のファミリーが参加してくれました。イベントの冒頭、向井先生が「やっとここに来ることができました。能登はずっと来たかったんです」と挨拶。向井先生は長年、朝のテレビ旅番組に出演していたため、輪島は何度も取材で訪れた思い出の場所だそうです。
そのため恩返しの意味も込めて早く能登でDKCを開催したい思いがありましたが、復興途中ということもあり少し時間がかかってしまいましたが、今回はJAのと様、JA共済様のご協力のもと、ようやく開催することができました。この場を借りて、あらためて御礼申し上げます。
DKCは1回目の開催から数えて早20年、125回目を迎えました。「運動を通じてファミリーで強くなる」がコンセプトのDKC。子どもたちにはそれぞれ家族とともに1畳ほどのひとつのマットでたくさん体を動かしてもらいますが、運動を始める前にまず、リラックスするためにおとなと子どもでお互いの肩を揉み合います。そんなスキンシップから家族の仲が深まります。
髙田先生からは、運動を始める前に子どもたちに1個だけ約束してほしいお願いがありました。
「このイベントが終わった時に『来てよかったな』『もっとやりたかったな』と思ってもらうために、へたくそでも上手にできなくてもいいから、おもいっきり、全力でやってください。例えばジャンプと言ったら、天井に手が付くくらいに。走る時はかならず新幹線より早く走ってください」
そんな髙田先生のちょっと大袈裟な約束に子どもたちからは笑いが起こりながらも、「そのくらいの気持ちで全力でおもいっきり体を動かしてください。約束できる人?」と聞くと、輪島の子どもたちからは「はーい!」という大きな声が聞こえてきました。これには髙田先生も「その元気を最後まで続けて、みんなで最高の時間を作ろうね」とニッコリです。
いよいよ運動がスタート。最初はいつものようにお掃除体操から始まり、音楽に合わせてお掃除の動きを取り入れたユニークな体操に早くも子どもたちは笑顔です。
足ジャンケンを使ったゲーム性のある運動に続いて、徒競走が早くなる運動。走る前には必ず「大きな声で、次の人!」の掛け声に「はーい!」と答えるところから始まります。大きな声で返事をすると元気になり、力が出るんです。スキップから始まり、ももあげ、全速力のランニング。さらに真ん中まで走ったら設置してある小さなボールを別の場所に置き換えてまた走る練習。そして家族で手を取り合ってのカニ歩き。さらにじつはハードな雑巾掛け。大人だったらヘトヘトになるような運動でも子どもたちは元気いっぱい。みんな走るのが大好きなようです。
その後は学校の体力テストに出てくる種目にチャレンジ。立位体前屈、反復横跳び、立ち幅跳び、タオルを使っての綱引き。お家の人と協力しながら記録を伸ばすことで、子どもたちに達成感が生まれていきます。
後半は、元レスリング全日本学生チャンピオンの亮太先生指導によるレスリングの動きを取り入れたトレーニング。基本の構えから、正しい力の使い方を学びました。仰向けや、うつ伏せから、合図と同時に立ち上がって構える動きでは、大人より速く立ち上がる子どももたくさんいました。
ラストはサーキットトレーニング。オリンピックなどに出場するトップアスリートなども取り入れている運動にチャレンジです。もう2時間以上も体を動かして疲れているはずの子どもたちですが、最後の最後まで一生懸命頑張ってくれました。
すべての運動が終わったあと、髙田先生が最初に交わした約束「『へたっぴでもいいから、全力でやる』ということができた人?」と聞くと、「はーい!」という大きな返事が返ってきました。この全力でがんばった経験が、きっと今後の力になってくれると思います。
最後に髙田先生が「今日の感想を発表したい人はいるかな?」と聞くと、すぐに次々と手があがります。
「じゃんけんがたのしかった」
「雑巾掛けが楽しかったです」
「かけっこで走ったことです」
「じゃんけんが楽しかった」
みんな、それぞれが楽しかった運動を発表してくれました。
また、発表しきれなかった子どもたちのために、今回は会場出口でスタッフがビデオカメラを構えて帰り際に感想を残してもらうと、そこでも「たのしかった」「また来てください」という声をたくさんいただきました。
イベント終了間際には、この前日、63回目の誕生日を迎えた髙田先生のお祝いをサプライズで行うなど、とてもアットホームな雰囲気で終えることができた今回のDKC。スタッフ一同、「能登の子どもたちを元気にしたい」という思いで輪島にやってきましたが、子どもたちからもたくさん元気をいただきました。
石川県でのDKCは、次は年内にも珠洲市で行うことがすでに決定しています。また、すぐに能登に戻って来られること、そして元気な子どもたちとお会いできることをスタッフ一同、楽しみにしています。