イベントレポート

DIAMOND KIDS COLLEGE - ダイヤモンド・キッズ・カレッジ

2012年04月05日

桜島を眺めながら元気いっぱいに開催! 『第35回DKC in 鹿児島』イベントレポート

【日時】2011年11月20日(日)《4歳〜小学1年生の部10:30〜12:30/小学2年生〜6年生の部14:00〜16:00》
【場所】鹿児島県・樟南高等学校 体育館
【参加キッズ数】4歳〜小学1年生の部102人/小学2年生〜6年生の部88人

(本文)
「みんなー! お待たせしました! ダイヤモンド・キッズ・カレッジが鹿児島にやってきたよー!」

そんな向井先生のあいさつで『第35回DKC in 鹿児島』はスタートしました。
じつは、この鹿児島でのDKC開催は当初5月末に予定されていたのですが、あいにくの台風到来で泣く泣く延期となってしまい、半年越しの“リベンジ”だったのです。そんなわけで「お待たせ」をさせていただいていたのです。

まず、はじめに。
2011年、DKCはさまざな地域で開催をさせていただきました。3・11の震災以降、その開催した地域ごとに駅前などで「東北復興支援」の募金活動を行わせていただきました。その集まったたくさんの義援金を、前回開催の福島県・相馬市でのDKCにて現地の子どもたちに「相馬市震災孤児等支援金」として直接お渡しをさせていただきましたが、当然、活動はそれで終わりではありません! 今後も微力ながら、東日本大震災により被災された皆様を応援するため、DKCおよび高田道場スタッフ一同はずっとこの募金活動を続けてまいります。

今回の鹿児島DKCにおきましても、前日の19日(土)には鹿児島中央駅前にて、当日も会場である樟南高等学校にて募金活動を行ないました。今回集まった募金は「東日本震災孤児等支援金」だけでなく、2010年10月〜2011年のあいだに豪雨により大変な被害を受けられた鹿児島県・奄美大島龍郷町の方々への「奄美大島北部(龍郷町)豪雨災害義援金」にも充てさせていただき、寄付をさせていただきました。ぜひ、現地にいる子ども達の明るい未来のために、お役立ていただけたらと思います。募金活動にご協力いただいた皆様、大変ありがとうございました!



さあ、イベントのレポートにまいりましょう。

毎回、DKCに参加するキッズたちにとっては、初めて入った体育館で、初めて会うお友達と、初めて会う先生たち、初めて体験するレスリングと、いろんなことが初めてなことだらけです。だから、なかには最初はちょっとだけプレッシャーを感じて心細いお友達もいるかもしれません。でも、キッズたちにはそのプレッシャーをどれだけはね飛ばすことができるか、どれだけがんばることができるかにチャレンジしてほしいと思っています。初めてなことだらけの空間で、一生懸命がんばって最後までチャレンジをして、そこから達成感を感じ、そしてその達成感を自分の自信として、素敵な笑顔で家路についてほしい。それはレスリングの技を覚えることよりもずっと大事なことですから、先生たちはいつもそう願ってキッズたちと触れ合っています。お父さん、お母さんたちの温かい応援とともに、大人たちみんなでキッズが楽しくがんばれる素晴らしい空間を作っていきたい、そう考えています。

さて、今回の『第35回DKC in 鹿児島』を担当する先生たちは、DKC主宰者であり高田道場代表の高田延彦先生、メインMCを務める向井亜紀先生、岩見谷智義先生をはじめとする高田道場キッズレスリングのコーチ、「救護班」のノリ先生&ミホ先生というレギュラー陣。そして、今回快く会場の使用を許諾してくださった地元・樟南高等学校レスリング部の皆さんです!
先生たちは、すべてにおいてキッズたちの見本となる指導者ですから、あいさつ、声だし、振る舞い、そのすべてを全力の元気で行ないます。ましてや、DKCに参加のキッズはほとんどがレスリング未経験者。やさしく、丁寧にわかりやすく指導を行なっていきます。


まず、念入りな「準備体操」、「スキップ」、「ダッシュ」、「クマ歩き」、「カエル跳びジャンプ」でメニューはスタート。徐々に身体を動かしていきます。
カエル跳びのときは高田先生が「ゲロゲロ、ゲロゲロ!」と可愛くカエルのモノマネをしながら、キッズたちを盛り上げます。
つぎに補強運動。キッズが二人一組になり、「股の中をくぐって手と手をタッチ」、「サイドステップしてほっぺたつけてクルクル」、「手と足をタッチしてほっぺたつけてクルクル」というメニューを行ないます。これらはカンタンで、いっけんレスリングとは関係のない動きのように見えますが、すべてちゃんとレスリングに応用することができるメニューです。
それぞれが終わったあとには「ヤッター!」「イエーイ!」と大きな声でパートナーとハイタッチをします。これは、がんばった自分を認め、自分自身を褒めてあげる行為ですので、とても大事なことです。 

そして、レスリングの基本練習に入ります。
かまえ/タックル/トリプルバランス(マジックテープ取りゲーム)。
未知なる体験となるため、先生たちはキッズひとりひとりにわかりやすく、ゆっくりと丁寧に指導を行なっていきます。

レスリングの基本をしっかりやったら、今度は強い先生たちを相手にグラウンドなしのスパーリング。
とってもやさしい先生たちも、この時だけはカンタンに倒れたりしないから思いっきりぶつかっていこう。
もちろん、高田先生もキッズと対決します! 
練習の成果が感じられる、いいタックルが入ったときは、どんなに強い先生もひとたまりもありません。
いいタックルを決めるコツは、「押す」のではなく、「ぶつかる」こと。
思いっきりぶつかって、高田先生や他の強い先生たちを倒してみよう。


そして仕上げは一分間の「サーキットトレーニング」。
これは一分間のあいだに「ももあげ」、「ジャンプ」といった数種類の種目を休みなくランダムに行なうもので、筋力量を増やしたり、スピードをアップさせる効果があります。より高く、より速く、がんばればがんばっただけの成果が得られます。
また、「番外編」としてギャラリーのパパ・ママたちの中からも、このサーキットトレーニングにトライしてみます。
ふだん運動不足のパパ・ママたちはわずか1分間の運動で、ヘトヘトになります。

さらに総仕上げのDKC恒例、「スクワット」です!
キッズ全員が手をつなぎ、マット全体にひとつの大きな輪を作ります。
今回の目標回数は、午前の部は50回。午後の部は100回に設定されました。
「みんなで手をつないで大きな声を数をかぞえたら、それが大きなパワーになるからきっと最後までできるはずだよ!」
と、高田先生。
その言葉の通り、ひとりの脱落者もなく全員が目標を達成しました!

すべてのメニューを完璧にこなし、最後は整理体操。
これでイベントのすべてのメニューが終了しました。

向井先生
「今日、ここに来るまでのみんなと、いまのみんなはまったく違う人間になっています。一生懸命練習をしたから、とっても強くなっています。これから自分自身に対していままで以上に自信を持ってください。がんばったら誰でもすごい人間になれるんだということを忘れずに、明日からの生活を過ごしてください。そして強くなったぶん、自分より弱いお友達のことを助けてあげられる人間になってくださいね」

最後に、高田先生がキッズたちにイベントの感想を聞きます。
みんなからの「楽しかった!」「スクワットがんばった!」という声に高田先生もニッコリです。

高田先生
「みんなが集中して元気よくがんばったから、先生たちも最高の時間でした! おうちに帰ったらいっぱいごはんを食べて、あしたからもがんばるんだよ!」

33回目となったDKCも、みんなの笑顔と元気が大集合をした素敵なイベントとなり、大成功のうちに幕を閉じました。
鹿児島のキッズたち、また2012年に再会しましょう!